世界遺産一覧|訪問した世界遺産ランキングと地域別ガイド

世界遺産ランキング
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ニュースでしか知らない地域。
教科書の中の遺跡。

しかし、実際に訪れてみると――
その多くは、驚くほど身近な場所になります。

文化も、宗教も、歴史も違う場所なのに、
現地に立つと、不思議と親しみを感じる。

世界遺産は、そのことを教えてくれる存在です。

私は、これまで世界55か国以上を訪問し、146件の世界遺産を実際に歩いて記録しています。

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このページについて

このページでは、実際に世界各地を歩いてきた筆者が、

✔ 世界遺産の意味
✔ 登録の仕組み
✔ 種類と特徴
✔ 国別・地域別の傾向
✔ 旅の視点での楽しみ方

を、できる限りわかりやすくまとめています。

世界遺産とは?|人類が共有する「記憶のアーカイブ」

世界遺産とは、地球の自然活動や人類の歴史によって生み出され、長い時間をかけて受け継がれてきた**「人類共通の財産」**です。

登録と保護の根拠は、1972年採択の世界遺産条約(World Heritage Convention)。
ここで定められているのは、単なる観光開発ではなく、

「価値ある場所を、国境を越えて守る」

という国際的な約束です。

つまり世界遺産とは、

  • 観光資源
  • 文化財/自然保護区
  • 未来世代への責任(保護の義務)

が一体になった場所、と言えます。

なぜ世界遺産は「価値が高い」とされるのか?

登録判断の核になるのが、顕著な普遍的価値(OUV:Outstanding Universal Value)です。

これは一言で言えば、

「国や地域を超えて、全人類にとって重要か」

という視点。

たとえば、対象になり得るのは――

  • 人類史の転換点を示す都市・遺跡
  • 文明の発展を象徴する建築・都市計画
  • 地球の進化を示す地形・地質
  • 希少生物の生息地や、生態系保全上きわめて重要な地域

単に「古い」「有名」「映える」だけでは登録されません。
守るべき理由が、国際基準で説明できるかが問われます。

世界遺産の3つの種類|文化・自然・複合(+危機遺産)

世界遺産は、不動産(建造物・遺跡・歴史地区・自然地域など)を対象に、基本は次の3分類です。

文化遺産(Cultural Heritage)

条約上の定義は「記念工作物・建造物群・遺跡」など。
旅の実感としては、人類の営みの結晶に近いジャンルです。

代表例:万里の長城(中国)、タージ・マハル (インド)など

タージ・マハル完全ガイド|世界一美しい墓とムガル帝国の愛の物語
インドには 2026年現在、文化遺産34件・自然遺産7件・複合遺産1件、合計42件 のユネスコ世界遺産が登録されています。▶︎アジア・オセアニアの世界遺産一覧広大な国土と数千年に及ぶ歴史を背景に、古代文明・仏教・ヒンドゥー教・イスラム王朝・...

自然遺産(Natural Heritage)

地形・地質・生態系・景観など、自然そのものの価値が対象。
「美しい」だけでなく、保護が主目的になるケースが多いのが特徴です。

代表例:カナイマ国立公園(ベネズエラ)、イグアスの滝(アルゼンチン/ブラジル) など

世界三大瀑布のひとつ 世界遺産「イグアスの滝」をアルゼンチン側を探索してみた。
イグアスの滝は、ブラジル側17万㌶、アルゼンチン側は22.5万㌶がそれぞれ2つの国またがっている国立公園となっています。また、全長約4㎞の中に大小300近くの滝があると言われていますがブラジル側で見られるのは数本で、ほとんどがアルゼンチン側...

複合遺産(Mixed Heritage)

文化と自然の両方でOUVを満たす遺産。
体験価値としては、自然と信仰・都市・歴史が一体化している場所が多い印象です。

代表例:メテオラ(ギリシャ)、ティカル(グァテマラ) など

マヤ文明最高の聖地 世界遺産「ティカル遺跡」を散策してみた。
グアテマラの世界遺産には、3か所あります。 アンティグア歴史地区(1979年) ティカル遺跡(1979年) キリグア遺跡(1979年)今回は、先スペインのマヤ遺跡として最大規模であり、マヤ文明の政治・経済の中心地として紀元前4~9世紀に繁栄...

危機遺産(World Heritage in Danger)

これは「文化・自然・複合」とは別枠のリストです。
戦争・開発・環境変化などで保存が難しくなっている遺産が掲載され、国際的支援や監視が強化されます。

旅の視点でもここは重要で、
「いつか」ではなく行けるうちに記録する価値が生まれやすい領域です。

世界遺産が登録されまでの過程

登録は「人気投票」ではなく、段階があります。流れは次のイメージです。

  1. 各国が暫定リスト(Tentative List)に載せる
    → “候補入り”の段階。ここに載っていないと原則推薦できません

  2. 推薦書(Nomination)を作成
    → OUV、保全状況、管理計画、境界、比較研究などを提出

  3. 諮問機関が審査

  • 文化遺産:ICOMOS
  • 自然遺産:IUCN
  • 保全・修復:ICCROM(主に支援)
  1. 世界遺産委員会が最終判断
    → 登録/情報照会/差し戻し/不登録 など

旅行者目線で大事なのは、
登録=ゴールではなく「守り続ける仕組みがある」ことです。
管理が弱いと、危機遺産に載ったり、評価が揺らぐこともあります。

下記が決定までのプロセス図

世界遺産登録数ランキング

 2025年時点(UNESCO公式)世界遺産の登録数

世界遺産の登録数は毎年更新されています。
UNESCO公式統計による現在の内訳は次の通りです。

  • 世界遺産総数:1325件
  • 文化遺産:1012件
  • 自然遺産:270件
  • 複合遺産:43件

文化遺産が全体の約8割を占め、
自然遺産は約2割、複合遺産は少数という構成になっています。

※毎年更新されるため、今後も増加予定です。

第一号世界遺産は?

現在は1000件を超える世界遺産がありますが、1978年の初回登録はわずか12件でした。
ちなみに、私は、どれも行ったことありません。

  1. ガラパゴス諸島(エクアドル)
  2. キト市街(エクアドル)
  3. イエローストーン(アメリカ)
  4. メサ・ヴェルデ国立公園 (アメリカ)
  5. ナハニ国立公園(カナダ)
  6. ランス・オ・メドー国定史跡(カナダ)
  7. クラクフ歴史地区(ポーランド)
  8. ヴィエリチカ岩塩坑(ポーランド)
  9. ラリベラの岩窟教会群(エチオピア)
  10. シミエン国立公園(エチオピア)
  11. アーヘン大聖堂(ドイツ)
  12. ゴレ島(セネガル)

世界遺産国別ランキングは?

世界遺産の数の多い国のランキングは下記になります。(2025年現在)
上位11までだと、ドイツ・ロシア・イランがまだ未訪問
現在、私の訪問数は、146ヵ所です。


順位 国名 合計 文化
遺産
自然
遺産
複合
遺産
私が訪れた世界遺産
1 1位 イタリア 60 54 6 0
2 2位 中国 59 40 15 4
3 3位 ドイツ 54 51 3 0 未訪問
4 4位 フランス 53 44 7 2
5 5位 スペイン 50 44 4 2
6 6位 インド 43 35 7 1
7 7位 メキシコ 35 27 6 2
8 8位 イギリス 35 29 5 1
9 9位 ロシア 32 21 11 0  未訪問
10 10位 イラン 28 26 2 0  未訪問
11 11位 日本 26 21 5 0
11位以降の国ランキングを見る
12 12位 アメリカ 25 12 12 1
13 13位 ブラジル 24 15 8 1
14 14位 カナダ 22 10 11 1
15 15位 トルコ 21 19 0 2
16 16位 オーストラリア 20 4 12 4
17 17位 ギリシャ 19 17 0 2
18 18位 ポーランド 17 15 2 0
19 18位 ポルトガル 17 16 1 0
20 18位 チェコ 17 16 1 0
21 21位 韓国 16 14 2 0
22 22位 スウェーデン 15 13 1 1
23 22位 ベルギー 15 14 1 0
24 24位 スイス 13 9 4 0
25 24位 ペルー 13 9 2 2
26 24位 オランダ 13 12 1 0
27 27位 アルゼンチン 12 7 5 0
28 27位 オーストリア 12 11 1 0
29 27位 南アフリカ 10 7 4 1
30 27位 エチオピア 12 10 2 0
31 31位 デンマーク 11 8 3 0
32 31位 ルーマニア 11 9 2 0
33 33位 ブルガリア 10 7 3 0
34 33位 クロアチア 10 8 2 0
35 33位 インドネシア 10 6 4 0
36 36位 キューバ 9 7 2 0
37 36位 モロッコ 9 9 0 0
38 36位 イスラエル 9 9 0 0
ヨルダン申請 0 0 0
39 36位 コロンビア 9 6 2 1
40 36位 チュニジア 9 8 1 0
41 41位 スリランカ 8 6 2 0
42 41位 ハンガリー 8 7 1 0
43 41位 ベトナム 8 5 2 1
44 41位 ウクライナ 8 7 1 0
45 41位 ノルウェー 8 7 1 0
46 41位 スロバキア 8 6 2 0
47 41位 タイ 8 5 3 0
48 41位 サウジアラビア 8 7 1 0
49 41位 ケニア 8 5 3 0
50 50位 アルジェリア 7 6 0 1
51 50位 エジプト 7 6 1 0
52 50位 セネガル 7 5 2 0
53 50位 タンザニア 7 3 3 1
54 50位 フィンランド 7 6 1 0
55 50位 ボリビア 7 6 1 0
56 47位 チリ 7 7 0 0
57 47位 ウズベキスタン 7 5 2 0
58 47位 ヨルダン 7 6 0 1
59 59位 シリア 6 6 0 0
60 59位 パキスタン 6 6 0 0
61 59位 フィリピン 6 3 3 0
62 59位 イラク 6 5 0 1
63 59位 カザフスタン 6 3 3 0
64 59位 モンゴル 6 4 2 0
65 59位 レバノン 6 6 0 0
66 66位 エクアドル 5 3 2 0
67 66位 オマーン 5 5 0 0
68 66位 コートジボワール 5 2 3 0
69 66位 コンゴ(旧ザイール) 5 0 5 0
70 66位 ジンバブエ 5 3 2 0
71 66位 スロベニア 5 3 2 0
72 66位 セルビア 5 5 0 0
73 66位 パナマ 5 2 3 0
74 66位 リビア 5 5 0 0
75 66位 リトアニア 5 5 0 0
76 66位 アゼルバイジャン 5 4 1 0
  • 城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔
  • ゴブスタンの岩絵の文化的景観
77 66位 イエメン 5 4 1 0
78 66位 トルクメニスタン 5 4 1 0
79 66位 パレスチナ 5 5 0 0
80 66位 マレーシア 5 3 2 0
  • キナバル自然公園
  • マラッカ海峡の歴史的都市群
81 66位 ボスニア・
ヘルツェゴビナ
5 3 2 0
82 82位 コスタリカ 4 1 3 0
83 82位 ジョージア 4 3 1 0
  • ムツヘタの歴史的建造物群
  • ゲラティ修道院
84 82位 ネパール 4 2 2 0
85 82位 ベラルーシ 4 3 1 0
86 82位 マリ 4 3 0 1
87 82位 ボスニア・
ヘルツェゴビナ
4 3 1 0
88 82位 モンテネグロ 4 3 1 0
89 82位 アルバニア 4 2 1 1
90 82位 グアテマラ 4 3 0 1
91 82位 カンボジア 4 4 0 0
92 82位 タジキスタン 4 2 2 0
93 93位 アルメニア 3 3 0 0
  • ゲガルド修道院とアザト川上流域
  • エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡
94 93位 ウガンダ 3 1 2 0
95 93位 キプロス 3 3 0 0
96 93位 キルギス 3 2 1 0
97 93位 スーダン 3 2 1 0
98 93位 ニジェール 3 1 2 0
99 93位 ニュージーランド 3 0 2 1
100 93位 バングラデシュ 3 2 1 0
101 93位 ベネズエラ 3 2 1 0
102 93位 ウルグアイ 3 3 0 0
103 93位 マダガスカル 3 1 2 0
104 93位 マルタ 3 3 0 0
105 93位 アイスランド 3 1 2 0
106 93位 ブルキナファソ 3 2 1 0
107 93位 バーレーン 3 3 0 0
108 93位 ラオス 3 3 0 0
109 93位 ベナン 3 2 1 0
110 93位 ラトビア 3 3 0 0
111 93位 スリナム 3 2 1 0
112 111位 アイルランド 2 2 0 0
113 111位 アフガニスタン 2 2 0 0
114 111位 エストニア 2 2 0 0
115 111位 カメルーン 2 0 2 0
116 111位 ガンビア 2 2 0 0
116 111位 ガーナ 2 2 0 0
117 111位 北マケドニア 2 0 1 1
118 111位 北朝鮮 2 2 0 0
119 111位 セーシェル 2 0 2 0
120 111位 チャド 2 0 1 1
121 111位 中央アフリカ 2 0 2 0
122 111位 ナイジェリア 2 2 0 0
123 111位 ナミビア 2 1 1 0
124 111位 ニカラグア 2 2 0 0
125 111位 バチカン 2 2 0 0
126 111位 ホンジュラス 2 1 1 0
127 111位 ボツワナ 2 1 1 0
128 111位 マラウイ 2 1 1 0
129 111位 モーリシャス 2 2 0 0
130 111位 モーリタニア 2 1 1 0
131 111位 ラトビア 2 2 0 0
132 111位 ベナン 2 1 1 0
133 111位 ミャンマー 2 2 0 0
134 111位 ガボン 2 0 1 1
135 111位 コンゴ共和国 0 2 0
136 135位 アラブ首長国連邦 1 1 0 0
137 135位 アンティグア・バーブーダ 1 1 0 0
137 135位 アンゴラ 1 1 0 0
138 135位 アンドラ 1 1 0 0
139 135位 エリトリア 1 1 0 0
140 135位 エルサルバドル 1 1 0 0
141 135位 カタール 1 1 0 0
142 135位 カーボベルデ 1 1 0 0
143 135位 キリバス 1 0 1 0
144 135位 ギニア 1 0 1 0
145 135位 コンゴ共和国 1 0 1 0
146 135位 サンマリノ 1 1 0 0
147 135位 ザンビア 1 0 1 0
148 135位 ジャマイカ 1 0 0 1
149 135位 シンガポール 1 1 0 0
150 135位 セントクリストファー・ネイヴィス 1 1 0 0
151 135位 セントルシア 1 0 1 0
152 135位 ソロモン諸島 1 0 1 0
153 135位 トーゴ 1 1 0 0
154 135位 ドミニカ共和国 1 1 0 0
155 135位 ドミニカ国 1 0 1 0
156 135位 ハイチ 1 1 0 0
157 135位 バヌアツ 1 1 0 0
158 135位 バルバドス 1 1 0 0
159 135位 パプアニューギニア 1 1 0 0
160 135位 パラオ 1 0 0 1
161 135位 パラグアイ 1 1 0 0
162 135位 フィジー 1 1 0 0
163 135位 ベリーズ 1 0 1 0
164 135位 マーシャル諸島 1 1 0 0
165 135位 ミクロネシア連邦 1 1 0 0
166 135位 モザンビーク 1 1 0 0
167 135位 モルドバ 1 1 0 0
168 135位 ルクセンブルク 1 1 0 0
169 135位 レソト 1 0 0 1
合計 1325 1012 270 43 146ヵ所

実際に訪問した遺産を随時更新しています。

私が訪れた世界遺産

これまで訪れた世界遺産を世界地図にまとめました。
古代遺跡、歴史都市、自然遺産など、実際に訪れて印象に残った場所を中心に掲載しています。
世界遺産は地域ごとに異なる歴史や文化を体感できる場所であり、旅行の大きな魅力の一つです。

実際に歩いて感じたこと、失敗したこと、驚いたこと。
すべて記事に残しています。

地域別に探す|世界遺産ガイド

旅の計画は「地域選び」で9割決まります。

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世界遺産旅行で失敗しない5つのコツ

① 事前に登録理由を調べる
② ベスト時間帯を確認
③ 混雑回避ルートを把握
④ 周辺遺産とセット化
⑤ 天候リスクを考慮


世界遺産は、
「集める場所」ではありません。

感じる場所です。

遠いと思っていた場所が、
いつの間にか、人生の一部になる。

それが世界遺産の旅です。

このブログでは今後も、
実体験をもとに記録を重ねていきます。

あなたの旅の参考になれば幸いです。


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