ブラジル・レンソイス・マラニャンセス国立公園|白砂と青いラグーンが広がる世界遺産の絶景

バヘリーニャスの観光
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ブラジル北東部にあるレンソイス・マラニャンセス国立公園は、
実際に目の前に立つと「本当に地球なのか」と感じるほど不思議な風景が広がる場所でした。

白い砂丘がどこまでも続き、その谷間には青いラグーンが突然現れます。
砂漠のように見えるのに、水が存在する。
しかも、その水は雨季だけ現れる天然のラグーンです。

私自身、今まで見てきた世界の絶景の中でも、間違いなく最上位クラスに入る景色でした。

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レンソイス・マラニャンセス国立公園 (Lençóis Maranhenses National Park)

1981年ブラジル国立公園指定。
2024年世界自然遺産登録。

ブラジル北東部マラニョン州に位置し、面積は約1550㎢。
東京都23区が2つ入るほどの広さを持つ巨大な砂丘地帯です。

「レンソイス」はポルトガル語で「シーツ」という意味があり、
上空から見ると、白い砂丘が何枚もの白い布のように波打って見えることから、
この名前が付けられたと言われています。

この地域最大の特徴は、真っ白な砂丘の間に雨水によるラグーンが出現することです。

通常の砂漠とは違い、地下に硬い岩盤層があるため雨水が地中へ浸透しにくく、
雨季になると砂丘の谷間に水が溜まり、美しいラグーンになります。

白砂と青い水が作り出す景観は非常に独特で、ブラジルを代表する絶景として世界的にも知られるようになりました。

レンソイス・マラニャンセスの歴史背景

現在のレンソイス・マラニャンセスの砂丘は、長い年月をかけて形成されました。
砂丘を作っている砂は主に石英です。
透明な水晶成分を含む硬質な砂で、約100㎞南を流れる川の上流から海へ流れ着いたものが起源とされています。

泥などの軽い成分は海水に混ざって流れていきますが、石英は硬質なため海岸に残り、
そこから強い海風によって内陸へ運ばれ、現在の巨大砂丘になったそうです。

さらに、この地域は雨季と乾季がはっきり分かれています。

1〜6月頃に降った大量の雨が砂丘の谷間に溜まり、5〜10月頃に巨大ラグーンが形成されます。

逆に乾季になると水は徐々に消え、再び白い砂丘だけの世界へ戻ります。
毎年景色が変化するという点も、この場所の大きな魅力です。

住所:Barreirinhas – State of Maranhão, 65590-000 ブラジル

レンソイス・マラニャンセス国立公園は、基本的にツアー利用が前提になります。

観光の拠点となるのはバヘリーニャス(Barreirinhas)です。
町には多くの現地ツアー会社があり、内容は比較的似ています。

ただ、ブラジル北東部は英語が通じにくい場面もあるため、日本から事前予約しておくと安心感はかなりあります。
ベルトラでは、サン・ルイス発の日帰りツアーや1泊2日ツアーなども出ていました。

私は日帰りツアーを利用しました。

まずは4WDジープに乗って出発します。

レンソイス入口までの道は未舗装区間が多く、かなり激しく揺れます。
途中には橋のない川もあり、一度ジープから降りて船へ移動。
そのままジープごと船に積み込み、川を渡るという独特な流れでした。

再びジープへ戻ると、徐々に景色が変わっていきます。

最初は普通の道だったものが、途中から砂の色がどんどん白くなっていき、気付けば完全な砂地走行になります。
車体はかなり揺れるので、カメラやスマホ撮影時は注意が必要です。

そして約1時間後。
突然、視界いっぱいに白砂の世界が広がりました。

白砂とラグーンの絶景

レンソイス最大の魅力は、やはり白砂とラグーンの組み合わせです。
入口から先には、東京都23区が2つ入るほどの巨大な白砂地帯が広がっています。

ここは自然保護区のため、裸足で歩くルールになっています。

最初は『真夏の砂丘を裸足で歩くのか』と不安でした。
ただ、実際に歩いてみると、砂は驚くほど熱くありません。
少し掘ると湿り気も感じます。
まるで巨大な白いビーチの上を歩いている感覚でした。

しばらく歩くと、突然ラグーンが現れます。
真っ白な砂丘の中に、鮮やかな青い水が浮かび上がる景色は本当に幻想的でした。

このラグーンの正体は雨水です。
地下の硬い岩盤層によって水が浸透せず、砂丘の谷間に溜まることで形成されます。
特に7〜9月頃はラグーンが最大規模になり、大きなものでは幅2㎞近くになるそうです。

逆に乾季は水が消え、再び白砂だけの風景へ戻ります。
私が訪れた時は水量が少なめでしたが、それでも十分に感動しました。

見どころ

光で変わるラグーンの色

レンソイスでは、時間帯によって水の色がまったく変わります。
昼間は鮮やかなエメラルドブルー。

夕方になると金色の光を反射し、静かな鏡のようになります。
同じ場所でも、数十分で景色が変わっていくため、歩いていて飽きることがありませんでした。

まさに、白と青の世界です。

ラグーンによっては魚が泳いでいる場所もあります。
乾季には完全に干上がるのに不思議ですが、この魚は水が戻ると孵化する特殊な生態を持っているそうです。

とにかく、信じられないほどの絶景が広がります。

日本から一番遠い国。ブラジル
でも、ここに来ただけで十分元がとれそうです。

白砂を包み込む夕景

このツアー最大のハイライトが夕景でした。
昼間は「青と白」の世界だった風景が、夕方になると「オレンジと白」の世界へ変わっていきます。
白い砂丘の稜線に夕日が当たり始めると、砂の陰影が一気に強くなります。

風でできた曲線が浮かび上がり、景色全体が立体的に見えてきました。
観光客も多い場所ですが、夕方になると自然と静かになります。

みんな座り込み、沈んでいく夕日を眺めていました。
私自身、世界各地で夕景を見てきましたが、この場所の夕日はかなり特別でした。

人工物が何もない白い世界だからこそ、空の色の変化がそのまま景色全体へ映り込みます。

本当に幻想的でした。

そして日没後は、再び約2時間かけてバヘリーニャスへ戻ります。
帰り道はかなり疲れているはずですが、それでも車内ではずっと景色の余韻が残っていました。

今回のレンソイスツアーの模様を動画にまとめてみました。よければ覗いてみてください。

アクセス

レンソイス・マラニャンセス国立公園の玄関口は、マラニョン州の州都サン・ルイス(São Luís)です。
最寄り空港はマレシャウ・クーニャ・マシャド国際空港(SLZ)。

サン・ルイスからバヘリーニャスまでは車または長距離バスで約4〜5時間かかります。
バヘリーニャスからは4WDツアーに参加して国立公園へ向かいます。

レンソイス内部は個人で自由に移動するのが難しいため、現地ツアー利用が一般的です。

英語対応ツアーやサン・ルイス発着ツアーもあり、事前予約しておくとかなり安心です。

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白砂の世界で感じた、ブラジルのもうひとつの顔

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ただ、レンソイス・マラニャンセスは、それらとはまったく違う景色を見せてくれました。

巨大な白砂の世界。
そこに浮かぶ青いラグーン。
そして夕方にはオレンジ色へ変わる砂丘。

写真で見て知っていたつもりでしたが、実際に歩くと空気感がまったく違います。

日本からは本当に遠い場所です。
それでも「ここまで来てよかった」と心から思える絶景でした。

次回はベストシーズンに再訪し、小型機の遊覧飛行でこの広大な白い世界を見てみたいと思っています。

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