グアテマラの世界遺産には、3か所あります。
- アンティグア歴史地区(1979年)
- ティカル遺跡(1979年)
- キリグア遺跡(1979年)
今回は、先スペインのマヤ遺跡として最大規模であり、マヤ文明の政治・経済の
中心地として紀元前4~9世紀に繁栄したティカル遺跡を紹介します。
- ティカル遺跡 (Tikal)
- 中央アクロポリス (Acropolis Central)
- 建造物 53 (Edificio53)
- 建造物49 (Edificio49)
- 建造物 46 (Edificio46)
- 建造物62 (Edificio62)
- 建造物55 (Edificio55)
- Ⅰ号神殿[大いなるジャガーの神殿] (Templo Ⅰ)
- Ⅱ号神殿[仮面の神殿] (Templo Ⅱ)
- 北アクロポリス (Acropolis Norte)
- グラン・プラザ (Gran Plaza)
- Ⅲ号神殿(偉大な司祭の神殿) (Temle Ⅲ)
- Ⅴ神殿 (Templo Ⅴ)
- 7つの神殿の広場 (Plaza de Los Stete Templos)
- 失われた世界 (Mundo Perdido)
- ピラミッド(5C-54) (Gran Pirámide)(5C-54)
- タルータブレロ寺院 (Talud-Tablero Templo)(5C-49)
- Ⅳ号神殿[Templo Ⅳ] (双頭の蛇の神殿)
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ティカル遺跡 (Tikal)
1979年 ユネスコ文化遺産に登録
紀元1世紀に王朝が成立し、都市が成立してから崩壊するまでの約800年間に33人の王が君臨し、
特に最盛期には、人口約6万人もいたと言われいます。
ただ、9世紀に以降になると人口が激減していきました。
マヤ文明の崩壊は、人口の増加による環境破壊と言われています。
基本情報
定休日 | 無休 |
時間 | 4:00~20:00 |
料金 | 150Q(4:00~6:00、18:00~20:00は、Q100加算) *現在は、遺跡に行く場合は、事前に ハンルラル銀行での支払いが必要になります。 |
*ティカル遺跡に行くには、複数の旅行会社がシャトルバスを出しています。
料金は、往復で、100Q。ガイド付きは、150Q
ティカル遺跡へは、フローレスが拠点となります。
ツアーに参加する人は、ホテルでピックアップされその後、空港へ向かいます。
そして、飛行機で来た人をピックアップしていく場合もあります。
まずは、車に乗り込みおよそ遺跡までは、60㎞もあるので到着までに1時間以上もかかります。
(車窓からのペテン・イツァ湖)
事前に休憩場&お土産物屋に立ち寄り、説明用の模型を見ながらガイドから事前の説明を受けます。
休憩場所は、カカオやブーゲンビリアなど咲いています。
ゴムの木の一種?
そして、いよいよティカル遺跡に足を踏み入れます。
中に入る前に、青い腕に巻く入館証が渡されます。
世界遺産の石碑です。
ティカルは、非常に大きい遺跡です。
これを見ればわかりますね。
古代文明と言えば、大河流域で栄えたことをイメージする人は多いと思います。
「エジプトはナイルの賜物」という言葉が一番それを表していると思います。
しかし、ティカル遺跡のまわりには大河が存在しません。
ティカル遺跡では、意図的に傾斜を作ることにより下に水が流れて貯まるようにして
自然の貯水槽を造っていました。
また、マヤ低地北部は石灰岩質の地形であるため、地表には雨水が貯まらないため
その性質も利用していたそうです。
しかし、人口が増加することにより貯水槽だけでは足りず、やがて水不足から滅亡へ向かったという説もあるそうです。
下の写真は、石灰岩と水路の跡です。
シンボルのセイバーの木とそれに共生するエアプランツ
中央アクロポリス (Acropolis Central)
45の建造物と6つの中庭を囲むように建てられた2~3階建ての細長い宮殿建築群が見られます。
建造物 53 (Edificio53)
建造物49 (Edificio49)
建造物 46 (Edificio46)
4世紀末からティカルの王の住居です。
建造物62 (Edificio62)
建造物55 (Edificio55)
建造物の内部は、マヤアーチと呼ばれ、装飾された梁で支えられ漆喰で塗り固めています。
Ⅰ号神殿[大いなるジャガーの神殿] (Templo Ⅰ)
高さ約47mの神殿で、現在の姿は、700年頃に、ハウサ・チャン・カウィル王を埋葬する神殿
として造られ、以前にあった建造物を覆って建っている。神殿内部は、3部屋に区切られ
天井には、礼装の王と神格ジャガーの姿が彫刻された部材が発見され、別名
「大いなるジャガーの神殿」と呼ばれている。
マヤ文明のシンボル的建物です。
Ⅱ号神殿[仮面の神殿] (Templo Ⅱ)
1号神殿と対峙する神殿で、飾り屋根に壮麗な仮面の浮彫りがあることから「仮面の神殿」と呼ばれている。
北アクロポリス (Acropolis Norte)
グランプラザの北面一体の広大な広場には、歴代王の王が、埋葬されるたびに増築されている。
グラン・プラザ (Gran Plaza)
ティカル遺跡の中心となる大広場で、800年に渡ってこの場所は、歴代の王が儀式を行う神聖な場所です。
グランプラザの中央に立って手をたたくと、周囲の建造物に反響して音が頭上から響きます。
Ⅲ号神殿(偉大な司祭の神殿) (Temle Ⅲ)
グランプラザの西側にあり、高さ55mあり内部の天井を支える部材の彫刻から「偉大な司祭の神殿」と言われている。
Ⅴ神殿 (Templo Ⅴ)
ティカル遺跡で2番目に、高いV号神殿は、7層が重なる外観は古典期前期の様式を引き継いでいる。
7つの神殿の広場 (Plaza de Los Stete Templos)
「失われた世界」の横にある広場で、現在見られる建物は、古典後期の建造物です。
神殿では、祭祀儀礼が行われていたと考えれている。
失われた世界 (Mundo Perdido)
ティカルで最も古い建築群の集まる先古典期の儀礼用のエリアです。
ピラミッド(5C-54) (Gran Pirámide)(5C-54)
「失われた世界」のエリアで一番高いピラミッド。
このピラミッドは、紀元前600年頃に建設され、31mの高さがあります。
西面の階段の両脇には、大きな仮面の彫刻が刻まれ、先古典期後期の建築物です。
現在は、階段が設置され、見晴台となっています。
階段を登っ行きます。
頂上からの眺望は、360度回りを見渡すことができます。
タルータブレロ寺院 (Talud-Tablero Templo)(5C-49)
Talud-Tablero templo(構造5C-49)は、タルー・タブレロ様式という
テオティワカンのと主に同義であるスタイルです。
この寺院は、高さ22mで、3つの部屋で構成された寺院です。
Ⅳ号神殿[Templo Ⅳ] (双頭の蛇の神殿)
ティカル遺跡でも最大の見どころで、基礎部分から飾り屋根の先端まで高さが64.6mもあり、
ピラミッドの基壇の頂上まで昇ることができます。
頂上からの眺めは、グランプラザを一望できます。
また、この神殿は、スターウォーズエピソードⅣの映像にも使われたことでも有名です。
階段は、かなり急ですがこの先に絶景が待っています。
基壇部分の頂上です。
スターウォーズⅣの映画で見た風景。
1号神殿・2号神殿・3号神殿が一度に見ることができます。
ティカル遺跡のピラミッドとⅣ号神殿からの眺めを動画編集してみました。
ここで、遺跡の説明は終了です。
下の写真は、アライグマの仲間のハナグマです。
結構いろいろば場所でみました。
帰りのゲートです。
今回のツアーの最大の目的地ティカル遺跡。
メキシコの古代都市テオティワカンに匹敵するほど見ごたえ十分です。
私は、半日程度でしたが、時間があれば2日くらいじっくり回ってみたいです。
世界遺産好きで、遺跡好きは絶対訪れるべき世界遺産です。
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