ナミビアの旅は、観光地を巡る旅であると同時に、移動そのものを楽しむ旅でもあります。
広大な赤褐色の大地を何時間も走り続ける――。
日本やヨーロッパではなかなか体験できないスケールのドライブが続きます。
ちなみにナミビアの大地が赤褐色に見えるのは、土壌に鉄分が多く含まれているためです。
土壌に含まれる鉄分が長い年月をかけて酸化し、独特の赤褐色の景観を生み出しています。
ナミブ砂漠周辺を移動していると、携帯電話の電波が届かない場所も少なくありません。
というより、人の気配そのものがほとんどありません。
観光地と観光地の間には町らしい町もなく、
ガソリンスタンドや集落が非常に少なく、長距離移動になることも珍しくありません。
そのため、トイレ休憩ができる場所は給油所に併設されたレストランや売店が中心です。
トイレは行ける時に必ず行っておくことをおすすめします。
ナミビアを周遊していて最も実感したのは、「移動も観光の一部」ということでした。

南回帰線(The Tropic of Capricorn)
住所:B1 Road, Namibia
スワコップムントからセスリエムへ向かう途中、突然道路脇に現れるのが南回帰線のモニュメントです。
南回帰線とは、南半球で太陽が真上に来る最南端の緯線で、南緯23度26分付近を通っています。
毎年12月頃の夏至には太陽が真上に来る場所として知られています。
ナミビア国内では主要道路沿いに標識が設置されており、多くの観光客が記念撮影のために立ち寄ります。
地球を旅していることを実感できる場所
周囲には建物もなければ商店もありません。
ただ一本の道路と広大な荒野が広がるのみです。
しかし、その何もなさこそがこの場所の魅力。
「今、自分は南半球の特別な場所に立っている」そんな感覚を味わうことができます。
空気が非常に澄んでいるため、昼間でも月が見えることがありました。
真っ青な空と白い月の組み合わせも印象的です。


アクセス
スワコップムントとセスリエムを結ぶルート上にあり、
多くのツアーやレンタカードライブで立ち寄る定番スポットです。
グラマドゥラス・マウンテン(Gramadulas Mountain)
南回帰線を過ぎると、景色は少しずつ変化していきます。
それまでの砂漠的な風景から、巨大な岩山が連なる山岳地帯へ。
その代表的な景観がグラマドゥラス・マウンテン周辺です。

どこまでも続く岩山の世界
丸みを帯びた巨大な岩山が地平線まで続きます。
日本の山岳風景とはまったく異なり、植物も少なく荒々しい景観です。
砂の大地から岩の大地へ。
車窓の景色が少しずつ変わっていく様子を見るのもナミビアドライブの醍醐味といえるでしょう。


ナミビアは「砂と岩の国」
ナミビアを旅していると何度も感じますが、この国はまさに砂と岩の国です。
ナミブ砂漠の巨大な砂丘。
ダマラランドの岩山。
そして荒涼とした高原地帯。
同じような風景が何時間も続くため、人によっては単調に感じるかもしれません。
しかし、そのスケール感は日本では決して味わえないものです。

ナミビアの移動は最高の観光地
ナミビア旅行では、
- デッドフレイ
- デューン45
- エトーシャ国立公園
- トゥエイフェルフォンテン
- スワコップムント
など有名観光地に注目が集まりがちです。
しかし実際に旅をしてみると、最も印象に残ったのは移動中の景色でした。
・何もない大地。
・どこまでも続く一本道。
・そして圧倒的な空の広さ。
長距離ドライブが続く国ですが、ぜひ車窓の景色にも注目してみてください。
ナミビアでは、目的地に到着するまでの時間さえも特別な旅の思い出になります。



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