ナミビア北西部、クネネ州にある「化石の森(Petrified Forest)」は、
約2億8000万年前の巨木化石が残る国立記念物です。
世界遺産トゥエイフェルフォンテンから車で約1時間。
エトーシャ国立公園やダマラランドを巡る周遊ルート上に位置しているものの、
日本のガイドブックではほとんど紹介されていない穴場スポットです。
私自身もツアー行程には含まれていませんでしたが、
現地ガイドの提案で立ち寄ることができました。
実際に訪れてみると、太古の地球を感じられる非常に興味深い場所でした。
自然保護区「化石の森」(Versteende woud,Xhorixas)
営業時間や営業日などは不明です。

2億8000万年前の巨木化石
保護区最大の見どころが巨大な木の化石です。
見た目は倒木そのものですが、実際には完全に石へと変化しています。
長さは最大30メートルを超えるものもあり、年輪のような模様も確認できます。
ガイドによると、現在の中央アフリカ付近で育っていた巨木が、
古代の洪水によってこの地まで運ばれてきたと考えられているそうです。
学術的には約2億8000万年前のペルム紀後期に形成されたものとされています。
当時はまだ超大陸パンゲアの時代で、現在のアフリカ大陸も今とはまったく異なる姿でした。
こうした地球規模の歴史を目の前で感じられるのが、この場所の魅力です。





ウェルウィッチア・ミラビリスも見られる
化石だけでなく、ナミビアを代表する植物
ウェルウィッチア・ミラビリス(Welwitschia Mirabilis)も観察できます。
現地では「生きた化石」と呼ばれることもある植物で、寿命は1000年以上とも言われています。
一生の間に葉を2枚しか出さず、その葉が裂けながら成長を続ける非常に珍しい植物です。
ナミブ砂漠周辺の限られた地域にしか自生していません。
太古の化石と生きた化石を同時に見られるのも、この保護区ならではです。

保護区内はガイドと一緒に徒歩で見学します。
荒涼とした大地に巨木化石が点在しており、ナミビアらしい独特の景観が広がっていました。
動画で見る化石の森
写真だけでは伝わりにくいかもしれませんが、実際の化石の森は想像以上に広大です。
乾いた大地の中に横たわる巨木化石や、周囲に広がるダマラランド特有の荒涼とした風景は、
動画の方が雰囲気を感じやすいと思います。
現地の様子を動画にまとめていますので、ぜひご覧ください。
正直なところ、訪れる前は「ただの石化した木だろう」と思っていました。
しかし実際に目の前で見ると、その大きさに驚かされます。
巨大な倒木がそのまま石になっている姿は想像以上の迫力でした。
また、周囲にはほとんど人工物がなく、乾いた大地がどこまでも続いています。
その景色を見ていると、数億年前の地球と現在がつながっているような不思議な感覚になります。
案内してくれたガイドさんは非常に陽気で説明も分かりやすく、短時間ながら楽しく見学できました。
観光地として大規模な施設ではありませんが、こうした地元の人との触れ合いも旅の思い出の一つになりました。
アクセス
化石の森はダマラランド地方のXhorixas近郊にあります。
- トゥエイフェルフォンテンから約60km
- 車で約1時間
- エトーシャ国立公園方面への移動途中に立ち寄り可能
公共交通機関での訪問は難しく、レンタカーまたは現地ツアー利用が一般的です。
旅の終わりに
ナミビアの化石の森(Petrified Forest)は、
約2億8000万年前の巨木化石が残る貴重な自然保護区です。
世界遺産トゥエイフェルフォンテンほど知名度は高くありませんが、
- 巨木の化石
- ウェルウィッチア・ミラビリス
- パンゲア時代の地球史
- ダマラランドの荒涼とした景観
を一度に体験できる隠れた名所でした。
数億年前の地球の歴史を実感できる場所は、世界でもそう多くありません。
トゥエイフェルフォンテンを訪れるなら、ぜひあわせて立ち寄ってみてください。
世界遺産とはまた違った、ナミビアの奥深い魅力に出会えるはずです。



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