ピサック遺跡観光ガイド|聖なる谷に残るインカ帝国の絶景遺跡

クスコの観光
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クスコの北側にはウルバンバ川が流れる渓谷が広がっており、
かつてインカ帝国では「聖なる谷(Valle Sagrado)」と呼ばれていました。

この地域は肥沃な農地に恵まれ、
インカ帝国の食料供給を支える重要なエリアだったと考えられています。

その聖なる谷を代表する遺跡のひとつが、
今回紹介するピサック遺跡(Pisaq)です。

ピサック村を見下ろす山の斜面に築かれた巨大な遺跡で、
美しい段々畑と精巧な石造建築が現在も残されています。

私も聖なる谷を巡るツアーの途中で訪れましたが、
山全体を利用して築かれた壮大な遺跡に驚かされました。

マチュピチュほど有名ではありませんが、
インカ帝国の高度な土木技術や農業技術を知ることができる見応え十分の遺跡です。

今回は、聖なる谷を代表するインカ遺跡、ピサック遺跡を紹介します。

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ピサック遺跡 (Pisaq)

住所:Pisac 08105 ペルー

基本情報 内容
営業時間 7:00~18:00
定休日 無休
入場料金 クスコ観光周遊券(Boleto Turístico)利用
周遊券Ⅲ 70ソル・2日間有効
周遊券全券 130ソル・10日間有効

 

周遊券Ⅲ対象施設

  • ピサック遺跡
  • オリャンタイタンボ遺跡
  • チンチェーロ遺跡
  • モライ遺跡

周遊券全券対象施設

  • サクサイワマン遺跡
  • ケンコー遺跡
  • タンボ・マチャイ遺跡
  • プカプカラ遺跡

  • 州立歴史博物館
  • クスコ市庁宮殿・現代美術博物館
  • 庶民美術博物館
  • コリカンチャ博物館
  • セントロ・クスコ・アルテ・ナティーボ劇場
  • インカ・パチャクテック記念塔・博物館
  • ティポン遺跡
  • ピキヤクタ遺跡

  • ピサック遺跡
  • オリャンタイタンボ遺跡
  • チンチェーロ遺跡
  • モライ遺跡

※料金は訪問時点のものです。

ピサック遺跡とは

ピサック遺跡は、クスコから約33km離れたピサック村の背後に
そびえる山の斜面に築かれたインカ時代の遺跡です。

標高約3,400m前後の山腹に築かれています。

現在の村から見上げるような場所にあり、
聖なる谷全体を見渡せる立地となっています。

遺跡が築かれたのは15世紀頃と考えられており、
インカ帝国第9代皇帝パチャクテクの時代に整備されたとされています。

軍事的な監視拠点としてだけでなく、
宗教施設や農業施設としても重要な役割を担っていました。

特にピサック周辺は良質なトウモロコシの産地として知られ、
インカ帝国において重要な農業地域だったと考えられています。

山の斜面を埋め尽くす段々畑

ピサック遺跡最大の見どころは、山の斜面に広がる壮大な段々畑です。

急峻な斜面を削りながら整然と築かれた段々畑は、
遠くから見ると巨大な階段のようにも見えます。

インカ人は農地を確保するだけでなく、
土砂崩れを防ぐ役割も持たせていたと考えられています。

実際に訪れると、その規模の大きさに圧倒されます。

ピサック周辺は古くから良質なトウモロコシの産地として知られており、
これらの段々畑も農業生産に利用されていたと考えられています。

現在でもピサック村の市場では大粒のトウモロコシを見ることができます。

ミニマチュピチュとも呼ばれる遺跡群

ピサック遺跡は「ミニマチュピチュ」と呼ばれることがあります。

もちろん規模や知名度ではマチュピチュに及びませんが、
山岳地帯に築かれたインカ都市という点で共通点が多くあります。

遺跡内には、

  • 神殿跡
  • 見張り台
  • 居住区
  • 倉庫跡
  • 墓地

などが残されています。

特に崖に無数に並ぶ墓穴跡はピサック遺跡ならではの特徴です。
険しい岩壁に造られた墓地からは、当時の埋葬文化を知ることができます。

インティワタナ(日時計)

遺跡の高台には、インカ文明を代表する宗教施設「インティワタナ」があります。
インティワタナとは「太陽をつなぎとめる場所」という意味を持つ石造物です。

太陽の動きを観測するために使われたと考えられており、
農耕暦や宗教儀式と深く関わっていたとされています。

マチュピチュ遺跡にも同様の施設が存在しており、
インカ人の高度な天文学知識を示す遺構として知られています。

精巧な石積みと水路

ピサック遺跡では、インカ建築特有の精巧な石積みを見ることができます。
大きさの異なる石が隙間なく組み合わされており、インカ建築の高い石材加工技術を見ることができます。

また、インティワタナ周辺には現在も残る石造りの水路があります。

アンデスの山から引かれた水を効率よく流すための施設であり、
宗教儀式や生活用水として利用されていたと考えられています。

インカ帝国の高度な土木技術を感じられる場所のひとつです。

アクセス

ピサック遺跡はクスコから約33kmの場所にあります。

ツアー利用

最も一般的なのは聖なる谷ツアーです。

  • 所要時間:約1日
  • 訪問地:ピサック、オリャンタイタンボ、チンチェーロ、モライなど

効率よく複数の遺跡を巡ることができます。

個人で行く場合

クスコ市内からピサック村行きの乗合バス(コレクティーボ)が運行しています。

  • 所要時間:約1時間
  • 料金:数ソル程度

ピサック村から遺跡まではタクシーを利用するのが一般的です。

旅の終わりに

ピサック遺跡はマチュピチュほど知名度は高くありませんが、
インカ帝国の農業技術や建築技術、宗教文化を知ることができる非常に魅力的な遺跡です。

特に山肌を埋め尽くす段々畑は圧巻で、聖なる谷の雄大な景色とともに強く印象に残りました。

実際に訪れてみると、
なぜインカ人がこの地を重要視していたのかがよく分かります。

これからマチュピチュを訪れる予定の方は、
ぜひその前にピサック遺跡にも足を運んでみてください。

インカ文明への理解が深まり、マチュピチュ観光がさらに感動的なものになるはずです。


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