ネパール国内を移動するうえで、避けて通れないのが「国内線空港」の存在です。
ネパールは鉄道網がほとんど整備されておらず、
長距離移動はバスか飛行機が基本になります。
もちろん、ツーリストバスを利用すれば、
ポカラやルンビニなど主要観光地へ移動することは可能です。
ただ、実際にネパールを旅してみると、山岳地帯特有の道路事情や渋滞もあり、
「想像以上に移動時間が読めない国」だと感じました。
短期旅行の場合、丸1日を移動だけで消費してしまうことも珍しくありません。
そこで非常に便利なのが、カトマンズ・トリブバン国際空港の国内線ターミナルです。
ポカラ、ルンビニ、ジョムソンなどへの国内線はもちろん、
人気の「エベレスト遊覧飛行(マウンテンフライト)」も、この国内線ターミナルから出発します。
今回は、実際に利用した体験をもとに、
トリブバン国内線ターミナルの場所、行き方、内部の様子、注意点まで詳しく紹介します。
トリブバン国内線の場所はどこ?
多くの国際空港では、国際線と国内線が同じ建物内にあり、
乗り継ぎも比較的分かりやすい場合が多いです。
しかし、カトマンズのトリブバン国際空港は少し特殊で、
国際線ターミナルと国内線ターミナルが別エリアになっています。
国際線到着ロビーから外へ出たあと、空港建物を正面に見て左方向へ進みます。

徒歩で約5分ほどですが、途中では国内線ターミナルの建物が見えません。
案内看板もそこまで多くないため、初めて利用する場合は少し迷いやすいと思います。
特に夜間や早朝は人通りも少なく、「本当に空港へ向かっているのか?」という感覚になります。

途中には駐車場やタクシー待機エリアがあり、
国内線利用客らしき人の流れについて行くと比較的分かりやすいです。

しばらく歩くと、小規模な国内線ターミナルが見えてきます。

ネパール国内線らしい独特の空気感
実際に到着してまず感じたのは、「かなりローカル感が強い空港だな」ということでした。
巨大ハブ空港というより、地方空港をそのまま少し大きくしたような雰囲気です。

トリブバン国内空港内部
入口には警備員が立っており、
チケットや予約確認画面を提示して中へ入ります。
チケットをまだ購入していない場合は、
入口周辺の航空会社カウンターで手続きする流れになります。
内部はそこまで広くありません。
ブッダ航空(Buddha Air)やイエティ航空(Yeti Airlines)など、
ネパール主要国内線会社のカウンターが並んでいます。
エベレスト遊覧飛行の受付客も多く、早朝はかなり混雑していました。

チェックイン後は、荷物検査を通過して搭乗待合エリアへ向かいます。

搭乗ロビーの様子
搭乗待合エリアは非常にシンプルです。
座席数はそれほど多くなく、混雑時間帯だと座れない人も普通にいます。
空港全体として、日本やシンガポールのような整然とした空港とはかなり雰囲気が違います。
一方で、「これからヒマラヤへ向かう玄関口」という独特の高揚感があり、
旅好きにはかなり面白い空間でもありました。

待合ロビーにはウォーターサーバーのような設備もあり、
多くの利用客がボトルへ水を入れていました。

また、2階にはラウンジも用意されていました。
利用航空会社やチケット条件によっては入れる場合もあります。

ロビー内には売店もあり、水やコーヒー、軽食などを購入できます。
ネパールらしく、ミネラルウォーターを持っている人がかなり多かった印象です。

ブッダ航空のカウンターはこんな感じです。

搭乗方法はかなりアナログ
搭乗時間が近づくと、便名やフライト番号が英語でアナウンスされます。
その後、係員による簡単な確認を受け、バスで飛行機まで移動する流れになります。
地方空港感がかなり強く、「徒歩で機体へ向かう」ようなケースも普通にあります。
また、ネパール国内線で特に注意したいのが、天候による遅延・欠航です。
カトマンズは盆地地形かつ高地にあるため、
霧や雲の影響を受けやすく、
フライトが大幅に遅れることも珍しくありません。
特にポカラ、ルクラ、ジョムソン方面は、天候次第で欠航率がかなり高いです。
実際、
空港内でも「Delayed」の表示が大量に並ぶことがありました。
ネパール国内線を利用する場合は、スケジュールを詰め込みすぎない方が安心です。
ヒマラヤの景色は圧倒的
実際に飛び立ってしまえば、ネパール国内線はかなり特別な体験になります。
窓の外には、ヒマラヤ山脈の巨大な雪山が次々と現れます。
世界最高峰エベレストをはじめ、8000m級の山々を上空から眺める体験は、
他国ではなかなか味わえません。
単なる移動手段というより、「フライト自体が観光」になっている感覚です。
着陸時はかなり揺れることもありますが、
ネパールらしいダイナミックな旅を感じられる瞬間でもありました。

ネパールの国内線は、日本の感覚で考えるとかなりゆるい部分も多いです。
ただ、その不便さも含めて、ヒマラヤの国らしい旅情を強く感じられる場所でした。
時間通りに進まないこともありますが、窓の外に広がる雪山を見た瞬間、
「このために来たんだな」と思える景色があります。
ポカラ、ルンビニ、エベレスト遊覧飛行など、
ネパール国内を効率よく移動したい人にとって、
トリブバン国内線ターミナルは旅の重要拠点になるはずです。
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