ネパールと言えば、世界遺産の街並みや寺院群も大きな魅力ですが、
やはり最大の目玉は、ヒマラヤ山脈の絶景です。
エベレストをはじめとした8000m級の山々。
本格的なトレッキングに挑戦する旅行者も多い一方で、
「日程的に山奥までは行けない」「高山トレッキングは厳しい」
という人でも、気軽にヒマラヤを体感できる方法があります。
それが、カトマンズ発の「マウンテンフライト(遊覧飛行)」です。
今回は、実際に体験したエベレスト&ヒマラヤ遊覧飛行ツアーについて、
空港での流れ、座席のコツ、天候リスク、実際の景色まで詳しく紹介します。
エベレスト&ヒマラヤ遊覧飛行(Everest Mountain Flight)
出発地:トリブバン国際空港 国内線ターミナル(Tribhuvan International Airport Domestic Terminal)
所要時間:約1時間
運航会社:Yeti Airlines/Buddha Air など
ネパールのマウンテンフライトとは?
ネパールのマウンテンフライトは、
カトマンズから小型プロペラ機でヒマラヤ山脈沿いを飛行し、
上空からエベレストを含む世界最高峰クラスの山々を眺める人気アクティビティです。
通常、エベレストを間近で見るには、
ルクラ空港へ飛び、数日間のトレッキングを行う必要があります。
しかし、この遊覧飛行なら、
たった1時間程度でヒマラヤの核心部まで空からアクセス可能。
短期旅行者でも、「世界最高峰を自分の目で見る」という体験ができます。
特に乾季シーズンの朝は空気が澄みやすく、雪山が朝日に照らされる景色は圧巻です。
今回利用したツアー
今回、私が利用したのは、ベルトラ経由の下記ツアーです。
「エベレスト&ヒマラヤ遊覧飛行ツアー☆マウンテンフライト<早朝/ホテル送迎/カトマンズ発>」
ツアーには、ホテル送迎が含まれており、早朝でも比較的安心して参加できます。
ただし、注意点として、
空港内でのチェックインや搭乗手続きは基本的に自分で行います。
ガイド同行型ツアーではないため、空港では自力で動く必要があります。
そして、下記がツアースケジュールです。
| 5:30 | お客様ご宿泊ホテルお迎え後、空港へ
※※注意事項※※
当ツアーは混載となりますため、他の参加者様がいらっしゃった場合はいくつかホテルを |
| 6:00 |
カトマンズ空港国内線にてチェックイン
※当日の状況により、フライト時間に変更がある場合がございます。 |
| 7:00 | 遊覧飛行 世界最高峰のエベレスト、ヒマラヤ山脈に空からアクセス!下から眺めるのとは一 味ちがった大パノラマを堪能いただけます。荘厳な山々が間近に迫ってくる 臨場感をお楽しみください! コックピットから雄大な景色を望むというレアな体験もお楽しみのひとつです♪ |
| 8:00 |
フライト終了後、ドライバーと合流
ドライバーは出発エリアのATMブース付近にてお客様をお待ちしております。
|
| 8:30 | お客様ご宿泊ホテルへ送迎 |
下が地図がエベレスト、そしてヒマラヤ山脈です。
ツアー体験記
早朝のカトマンズから国内線ターミナルへ
私が参加した日は、混載ツアーだったため、
朝4:50頃にホテルへ迎えが来ました。
まだ真っ暗なカトマンズ市内を走りながら、
他のホテルにも立ち寄って参加者をピックアップしていきます。
ネパールの朝はかなり冷え込むこともあるため、上着は必須です。
その後、トリブバン国際空港の国内線ターミナルへ向かいます。
ここで簡単な説明がありますが、
基本的には、「ホテル送迎のみ」というイメージに近く、空港内では各自で動く形でした。
入口でパスポートを提示し、国内線エリアへ入場します。
イエティ航空でチェックイン
今回利用したのは、イエティ航空(Yeti Airlines)。
ネパールのマウンテンフライトは、
主に以下の2社が運航しています。
・Yeti Airlines
・Buddha Air
チェックインカウンターへ向かうと、
行き先表示がまさかの「Mountain」。
通常の路線便ではない、
完全に“遊覧飛行専用便”という雰囲気があります。
ちなみに搭乗券上は、「KTM → KTM」となっていました。
つまり、カトマンズを出発し、再びカトマンズへ戻る周遊飛行です。


最大の敵は「天候」
ここで重要なのが、「チェックインできても飛ぶとは限らない」という点です。
ヒマラヤ遊覧飛行は、天候に極端に左右されます。
実際、私の時も30分ほど遅延しました。
さらに、待った末に欠航となるケースも珍しくありません。
現地では、「2日連続で飛べなかった」という旅行者にも遭遇しました。
特に雨季や冬場は、雲が多く、山が見えないこともあります。
また、同じ時間帯でも、Buddha Airは飛んでいるのに、Yeti Airlinesは待機状態、
というケースもありました。
航空会社ごとの安全判断もあるようです。
つまり、最後は本当に天候運です。

待合所にある電光掲示板に案内がでます。

待合室でひたすら待機
手荷物検査を通過した後は、待合室で搭乗案内を待ちます。
電光掲示板を見ながら、「OPEN」の表示が出るまで待機。
この時間がかなり落ち着きません。
飛ぶのか、飛ばないのか、ギリギリまで分からないからです。
ただ、この緊張感も含めて、ヒマラヤフライトらしい体験だった気がします。

ゲートがOPENしたらバスに乗り、飛行機の手前まで行きます。

小型プロペラ機でヒマラヤへ
搭乗が始まると、バスで飛行機近くまで移動します。
機体は小型のプロペラ機。
座席配置の特徴として、原則ほぼ全員が窓側席になります。
つまり、「景色が見えない席」はほぼありません。
写真撮影もしやすく、これはかなりありがたいポイントでした。
座席のおすすめは「右側」
ここで非常に重要なのが座席位置です。
エベレスト遊覧では、
・行き → 左側に山が見える
・帰り → Uターン後は右側に山が見える
という流れになります。
そして、実際により近く迫力を感じたのは、帰路側でした。
つまり、もし座席指定やリクエストができるなら、
おすすめは「右側席」です。
帰りのほうが、エベレストへかなり接近する感覚があり、写真撮影にも向いていました。

機内の様子とヒマラヤ絶景
プロペラ機なので、機内はかなり騒音があります。
イエティ航空では、耳栓代わりの綿と飴が配られました。
離陸後しばらくすると、窓の外に巨大な雪山群が現れます。
そこから先は、本当に圧巻でした。
白く連なるヒマラヤ山脈。
鋭く尖った岩峰。
朝日に照らされる雪面。
「世界の屋根」という表現を、視覚的に理解できる景色です。
しかも、想像以上に近い。
ただ遠くに山を見るのではなく、
巨大な岩壁が機体のすぐ横に迫ってくる感覚があります。
登山家たちが、この山々へ挑んでいくことを考えると、その凄さを改めて実感しました。

CAによる山の解説も面白い
フライト中、CAさんが一人ずつ乗客のところへ来て、
今見えている山の説明をしてくれます。
搭乗時には、ヒマラヤ山脈のパンフレットも配布されました。
山の名称だけでなく、標高まで記載されています。
エベレスト(8848m)をはじめ、ローツェ、チョ・オユー、シシャパンマなど、
世界最高峰クラスの山々が並びます。
パンフレットを見ながら景色を追うと、理解度がかなり上がります。

高さまで記載しているので、これを見ながら窓の外を眺めます。

そして、絶景のヒマラヤの風景が眼前に広がっています。

かなり近寄ってくれるので迫力十分です。
そして、ここを登っていく登山家のすごさを痛感します。

約1時間弱のフライトですが、乗客は常にハイテンションで上空からエベレストを眺めていました。

搭乗記念証明書ももらえる
フライト終盤になると、搭乗記念証明書のようなものが配られました。
観光地らしい演出ですが、やはり記念になります。
「エベレストを空から見た」という体験は、かなり特別感があります。
動画撮影にもおすすめ
今回、機内から動画撮影も行いました。
特に、窓の外へ延々と続く雪山群や、機体が旋回する瞬間の迫力は、動画向きだと感じました。
マウンテンフライト参加時の注意点
マウンテンフライト最大の注意点は、やはり「天候」です。
欠航リスクはかなり高く、特に短期旅行では予定が崩れる可能性もあります。
そのため、ネパール滞在の前半に予約するのがおすすめです。
中止の場合、無料振替や返金対応になるケースも多いため、
日程に余裕があると成功率が上がります。
また、小型機なので揺れることもあります。
乗り物酔いしやすい人は、酔い止めを持参しておくと安心です。
さらに、朝はかなり冷え込むため、防寒対策も必要になります。
ヒマラヤは、想像以上に近かった
ヒマラヤというと、「遠い世界」というイメージを持っていました。
しかし、実際にネパールへ行ってみると、
カトマンズからたった1時間で、世界最高峰の山々を目の前に見ることができます。
もちろん、本格的なトレッキングには別の魅力があります。
ただ、短期旅行でも、ここまで本格的なヒマラヤ体験ができるのは驚きでした。
ネパール旅行の日程が限られている人でも、このマウンテンフライトなら、世界の屋根を十分体感できると思います。


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