世界遺産のハノイ・タンロン王城遺跡中心地区にあるホアンジエウ18番遺跡。
最初に、タンロン王城を訪問した時に敷地内にあると思い探したけど見つかりませんでした。
まさか、タンロン城跡から道路を挟んで反対側にあるとは思いませでした。
この遺跡も世界遺産の一部として認定されています。
ハノイ・タンロン王城遺跡中心地区
2010年 ユネスコ文化遺産に登録
ハノイの都心に位置するタンロン城は、7世紀に中国が築いた支配拠点の跡に、大越国の独立を機に、
1010年に李朝により創建されました。
紅河デルタの低湿地を埋め立てて形成された不整形な都城域の一角に、宮殿群が計画的に配置された。
以降、陳朝、胡朝、黎朝と王朝は交代するものの遷都は行われず、阮朝がフエに王宮の建設を開始する
1805年までタンロンは都であり続けました。
近年発掘された李・陳朝期の考古学的遺構と黎朝期以降の地上遺構を含む皇城中枢部の遺跡は、
東アジアと東南・南アジアからの影響がこの地で融合して形成された特有の文化を反映しています。
ホアンジエウ18番遺跡
住所:18 Hoàng Diệu, Quán Thánh, Ba Đình, Hà Nội, ベトナム
時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 無休 |
料金 | 30,000ドン(約185円) |
下記が入場チケットです。
タンロン遺跡の中にあると思ったら、いったん道路を渡って入場します。
ちゃんと世界遺産のマークがありますね。
一度、タンロン遺跡を出てしまうので再入場は、原則できませんので中止してください。
チケットオフィス
チケットオフィスは、入口の左手にあります。
こちらでお金を支払います。
タンロン城跡とは、別で30,000ドンかかります。
こちらが遺跡の概要です。
発掘された文化層は、タンロン王都が約1300年に渡って政治の中心地であったことを示しています。
発掘調査もの結果、ダスラ時代(7世紀~丁王朝~前李王朝10世紀からハノイのシングロン城塞(11~18世紀)
まで遡ります。
遺物展示コーナー
当時の建築資材であるレンガやタイルなどを見ることができます。
李王朝時代の石材と基礎
考古学エリアA
この遺跡は、国会議事堂の移転計画で、2002年にこの地を調査した時に発見され、8世紀以降の様々な柱の土台や
基礎、井戸などが折り重なるように残っています。
当時に利用されていた井戸。
古代の川の跡
考古学エリアB
中心となるのは、李朝(1010年~)ち陳朝(1225年~)の物と考えれています。
他の時代の中国の陶器や伊万里焼なども発見されており、各王朝が他文化との交流が盛んだったことがわかっています。
敷地内には、展示コーナーもあります。
こちらには、当時の発掘の様子や発掘された展示物を見ることができます。
なかなか時間がないなかで訪れる場所ではありませんが、歴史的な価値がある遺跡なので時間に余裕がある方は
訪れてみてください。
コメント