チリの世界遺産一覧|全7件を紹介【2026年最新版】イースター島と港町を巡る完全ガイド

南北アメリカの世界遺産
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南米の西海岸に細長く延びるチリは、
アンデス山脈と太平洋に挟まれた南北約4,300kmの国土を持つ国です。

広大なアタカマ砂漠や氷河が広がるパタゴニアなど雄大な自然で知られる一方、
古代文明の遺跡や植民地時代の港町、
近代産業を支えた鉱山都市など、多彩な歴史や文化も受け継がれています。

約1,000体ものモアイが残るラパ・ヌイ国立公園(イースター島)をはじめ、
バルパライソの海港都市歴史地区やチロエの教会群など、チリならではの個性あふれる世界遺産が点在しています。

2026年現在、チリにはユネスコ世界遺産が7件登録されており、
その内訳は文化遺産7件、自然遺産0件、複合遺産0件です。

私も実際にチリを訪れ、ラパ・ヌイ国立公園(イースター島)
とバルパライソの海港都市歴史地区を巡りました。

巨大なモアイが立ち並ぶ神秘的な景色と、色鮮やかな街並みが続く港町は、
それぞれ異なる歴史や文化を持ち、チリという国の奥深さを感じさせてくれました。

この記事では、チリに登録されているユネスコ世界遺産全7件を一覧で紹介するとともに、
実際に訪れた世界遺産は旅行記への内部リンクを交えながら詳しく紹介します。

▶︎ 南米の世界遺産一覧

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チリの世界遺産一覧

世界遺産 登録年 種別
ラパ・ヌイ国立公園(Rapa Nui National Park) 1995年 文化
チロエの教会群(Churches of Chiloé) 2000年 文化
バルパライソの海港都市歴史地区(Historic Quarter of the Seaport City of Valparaíso) 2003年 文化
ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群(Humberstone and Santa Laura Saltpeter Works) 2005年 文化
セウェル鉱山都市(Sewell Mining Town) 2006年 文化
カパック・ニャン―アンデスの道路網(Qhapaq Ñan, Andean Road System) 2014年 文化
アリカ・イ・パリナコータ州におけるチンチョロ文化の集落と人工ミイラの製法
(Settlement and Artificial Mummification of the Chinchorro Culture in the Arica and Parinacota Region)
2021年 文化

チリの世界遺産はどこにある?

北部

チリ北部には、世界有数の乾燥地帯であるアタカマ砂漠が広がり、
産業遺産や考古学遺跡が点在しています。

ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群やチンチョロ文化の集落と人工ミイラの製法、
さらにカパック・ニャン(アンデスの道路網)の一部が登録されており、
古代から近代まで続くチリの歴史に触れることができます。

中部

首都サンティアゴ周辺には、バルパライソの海港都市歴史地区とセウェル鉱山都市があります。

19世紀に太平洋貿易で栄えた港町や、世界最大級の銅鉱山開発を支えた鉱山都市など、
チリ近代史を象徴する世界遺産が集まっています。

南部

南部のチロエ島には、チロエの教会群があります。

17〜19世紀に建てられた16棟の木造教会は、
ヨーロッパの宗教建築とチロエ島独自の木造建築技術が融合した貴重な文化遺産です。
美しい島々の景観とともに、チロエならではの文化を感じることができます。

島しょ部

チリ本土から約3,700km離れた太平洋上には、ラパ・ヌイ(イースター島)があります。

島全体が世界遺産「ラパ・ヌイ国立公園」となっており、
約1,000体ものモアイや祭壇(アフ)、採石場、儀式村などが残されています。
独自の文明が築いた歴史や文化を今に伝える、チリを代表する世界遺産です。

地域ごとに歴史や文化、景観が大きく異なるため、
旅の日数や目的に合わせて周遊ルートを組むのがおすすめです。

実際に訪れたチリの世界遺産

現在、私が実際に訪れたチリの世界遺産は2件です。

太平洋に浮かぶラパ・ヌイ(イースター島)と、太平洋貿易で栄えた港町バルパライソは、
時代も景観も大きく異なります。しかし、
どちらもチリを代表する世界遺産として、多くの旅行者を魅了しています。

私自身も実際に歩いてみることで、巨大なモアイが残る古代文明の神秘や、
カラフルな街並みに息づく港町の歴史を体感することができました。

ここでは、実際に訪れた2つの世界遺産を紹介します。

ラパ・ヌイ国立公園(Rapa Nui National Park)

登録年:1995年

約1,000体ものモアイが残るラパ・ヌイ国立公園は、チリを代表する世界文化遺産です。

一般的には「イースター島」の名称で知られていますが、
正式にはラパ・ヌイと呼ばれ、現在も先住民の文化や伝統が受け継がれています。

島内には15体のモアイが並ぶアフ・トンガリキをはじめ、
モアイの採石場であるラノ・ララク、王族ゆかりのアナケナ・ビーチ、
鳥人儀礼が行われたオロンゴ儀式村など、多くの歴史遺跡が点在しています。

私も実際に島を一周しましたが、エリアごとに異なる歴史や文化に触れることで、
モアイだけでは語れないラパ・ヌイ文明の奥深さを感じることができました。

▶︎ ラパ・ヌイ(イースター島)完全ガイド|世界遺産・モアイ・観光スポットを徹底解説

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バルパライソの海港都市歴史地区(Historic Quarter of the Seaport City of Valparaíso)

登録年:2003年

チリ中部の港町バルパライソは、
19世紀に太平洋貿易の拠点として発展した歴史都市です。

急斜面に建ち並ぶカラフルな家々や歴史あるケーブルカー、
街中を彩るストリートアートが特徴で、「南米でもっとも美しい港町」のひとつとして知られています。

細い坂道を歩くたびに異なる景色が広がり、
港を見下ろす展望台や色鮮やかな壁画など、街全体がまるで屋外美術館のような雰囲気でした。

私も実際に旧市街を散策しましたが、観光名所を巡るだけでなく、
何気ない路地を歩くだけでもバルパライソらしい魅力を存分に感じることができました。

▶︎ バルパライソ歴史地区完全ガイド|世界遺産の港町を歩く

チリ・バルパライソ完全ガイド|世界遺産の港町で丘とアセンソールを歩く旅
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まだ訪れていないチリの世界遺産

チリには、私がまだ訪れていない世界遺産が5件登録されています。

19世紀の硝石産業を今に伝える産業遺産や、アンデス山脈を縦断するインカ道、
世界最古級の人工ミイラが発見された遺跡など、
歴史や文化の異なる世界遺産が各地に点在しています。

今後チリを再訪する際には、これらの世界遺産もぜひ巡ってみたいと考えています。

まだ訪れていないチリの世界遺産(5件)を見る

チロエの教会群(Churches of Chiloé)

登録年:2000年

チリ南部のチロエ島と周辺の島々に点在する16棟の木造教会群です。

17〜19世紀にイエズス会やフランシスコ会の宣教師によって建設され、
ヨーロッパの教会建築とチロエ島の伝統的な木造建築技術が融合した独特の様式が特徴です。
島々の自然と調和した景観も高く評価され、世界文化遺産に登録されています。

ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群 (Humberstone and Santa Laura Saltpeter Works)

登録年:2005年

チリ北部アタカマ砂漠に残る硝石工場跡です。

19世紀後半から20世紀初頭にかけて天然硝石の採掘で栄え、
多くの労働者が暮らす企業城下町が築かれました。
現在も工場や住宅、学校、劇場などが保存され、近代産業の発展と当時の人々の暮らしを知ることができます。

セウェル鉱山都市(Sewell Mining Town)

登録年:2006年

アンデス山脈の標高約2,000mに築かれた鉱山都市です。

世界最大級の銅鉱山「エル・テニエンテ鉱山」の開発拠点として20世紀初頭に整備され、
急斜面に住宅や公共施設が階段状に並ぶ独特の景観から
「階段の街」とも呼ばれています。チリの鉱業発展を象徴する産業遺産です。

カパック・ニャン―アンデスの道路網 (Qhapaq Ñan, Andean Road System)

登録年:2014年

カパック・ニャンは、インカ帝国が築いた総延長約3万kmに及ぶ道路網です。

現在のチリを含む6か国にまたがる世界遺産で、険しいアンデス山脈を結び、
交易や行政、文化交流を支えました。チリ国内にも当時の道路や関連遺構が残され、
インカ帝国の高度な土木技術を今に伝えています。

アリカ・イ・パリナコータ州におけるチンチョロ文化の集落と人工ミイラの製法 (Settlement and Artificial Mummification of the Chinchorro Culture in the Arica and Parinacota Region)

登録年:2021年

チリ北部アリカ・イ・パリナコータ州に残る考古学遺跡群です。

約7,000年前までさかのぼる人工ミイラが発見されており、古代エジプトよりも古い人工ミイラ文化として知られています。チンチョロ文化の人々の精神文化や葬送文化を知るうえで極めて重要な世界遺産です。

チリ世界遺産へのアクセス

チリは南北約4,300kmにわたる細長い国のため、
世界遺産同士の距離が非常に離れています。

サンティアゴを拠点に訪れる世界遺産もあれば、
国内線でイースター島やチリ北部・南部へ移動する必要がある場所もあります。
旅行日数に合わせてエリアを絞ると効率よく巡ることができます。

世界遺産 拠点 アクセス 所要時間
ラパ・ヌイ国立公園 サンティアゴ 国内線 約5時間30分
バルパライソの海港都市歴史地区 サンティアゴ 長距離バス・レンタカー 約1時間30分
チロエの教会群 プエルトモント バス・フェリー・レンタカー 約3〜4時間
ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群 イキケ レンタカー・ツアー 約1時間
セウェル鉱山都市 サンティアゴ ツアー・車 約2時間
カパック・ニャン サン・ペドロ・デ・アタカマなど レンタカー・ツアー 地域による
チンチョロ文化遺跡 アリカ 車・タクシー 約20〜30分

サンティアゴ周辺

バルパライソやセウェル鉱山都市は、首都サンティアゴからアクセスしやすく、
日帰りまたは1泊2日で訪れることができます。

チリ北部

ハンバーストーン硝石工場群やチンチョロ文化遺跡は、
イキケやアリカを拠点に巡るのがおすすめです。サンティアゴからは国内線を利用すると効率的です。

チリ南部

チロエの教会群はプエルトモントからフェリーでチロエ島へ渡り、レンタカーやバスで巡るのが一般的です。

ラパ・ヌイ(イースター島)

ラパ・ヌイへはサンティアゴからの直行便を利用します。島内の見どころは広範囲に点在しているため、
レンタカーやレンタサイクル、ガイドツアーを利用すると効率よく観光できます。

チリ世界遺産を巡るおすすめモデルコース

チリは南北約4,300kmにわたる細長い国のため、
一度の旅行ですべての世界遺産を巡るのは簡単ではありません。

初めて訪れる場合は、サンティアゴを起点に
バルパライソやラパ・ヌイ(イースター島)を組み合わせるのがおすすめです。
旅行日数に余裕があれば、北部のアタカマ砂漠や南部のチロエ島まで足を延ばすことで、
チリの多彩な魅力をより深く楽しめます。

5〜6日間コース(定番ルート)

ルート

サンティアゴ → バルパライソ → ラパ・ヌイ(イースター島)→ サンティアゴ

モデルプラン

  • 1日目 サンティアゴ到着・市内観光
  • 2日目 バルパライソの海港都市歴史地区
  • 3〜5日目 ラパ・ヌイ国立公園
  • 6日目 サンティアゴから帰国

チリを代表する2つの世界遺産を効率よく巡る、初めてのチリ旅行におすすめのコースです。

7〜8日間コース(チリの定番世界遺産を満喫)

ルート

サンティアゴ → バルパライソ → ラパ・ヌイ(イースター島)→ セウェル鉱山都市 → サンティアゴ

モデルプラン

  • 1日目 サンティアゴ到着・市内観光
  • 2日目 バルパライソの海港都市歴史地区
  • 3〜5日目 ラパ・ヌイ国立公園
  • 6日目 サンティアゴへ戻る
  • 7日目 セウェル鉱山都市
  • 8日目 帰国

チリを代表する世界遺産に加え、近代鉱業の発展を伝えるセウェル鉱山都市まで巡ることができます。
チリの歴史や文化をより深く知りたい方におすすめのモデルコースです。

9〜10日間コース(チリ周遊)

ルート

サンティアゴ → バルパライソ → ラパ・ヌイ → プエルトモント → チロエ島

モデルプラン

  • 1〜2日目 サンティアゴ・バルパライソ
  • 3〜5日目 ラパ・ヌイ
  • 6日目 サンティアゴ経由でプエルトモント
  • 7〜9日目 チロエの教会群
  • 10日目 帰国

チリを代表する歴史遺産をバランスよく巡ることができます。

2週間以上(チリ世界遺産満喫コース)

ルート

サンティアゴ → バルパライソ → セウェル → イキケ → アリカ → ラパ・ヌイ → プエルトモント → チロエ島

時間に余裕があれば、チリ国内に点在する世界遺産を広く巡ることができます。

国内線を活用すれば、北部・中部・南部・島しょ部それぞれの異なる歴史や文化に触れられ、
チリの魅力を存分に体感できるでしょう。

チリ世界遺産を巡るベストシーズン

チリは南北に長く、地域によって気候が大きく異なります。
そのため、訪れる世界遺産に合わせて旅行時期を選ぶことが大切です。

春(9〜11月)

気候が穏やかで、サンティアゴやバルパライソを散策するのに適した季節です。
観光客も比較的少なく、快適に世界遺産を巡ることができます。

夏(12〜2月)

ラパ・ヌイ(イースター島)やチロエ島を訪れるならおすすめのシーズンです。
晴天の日が多く、南部も過ごしやすくなります。ただし、観光シーズンのため航空券やホテルは早めの予約がおすすめです。

秋(3〜5月)

暑さが落ち着き、バルパライソやアタカマ砂漠などを巡るのに快適な季節です。
比較的混雑も少なく、ゆっくり観光を楽しめます。

冬(6〜8月)

サンティアゴ周辺は冷え込みますが、観光は可能です。
一方、南部では雨や雪の日が増えるため、旅行前に天候を確認しておくと安心です。

世界遺産を中心に巡るなら、気候が安定している春(9〜11月)と秋(3〜5月)が特におすすめです。

旅の終わりに

チリの世界遺産は、約1,000体ものモアイが残るラパ・ヌイ国立公園をはじめ、
太平洋貿易で栄えた港町バルパライソ、木造建築が美しいチロエの教会群、
そして鉱山都市や硝石工場跡など、多彩な歴史や文化に触れられるのが大きな魅力です。

私自身もラパ・ヌイ国立公園とバルパライソを実際に訪れましたが、
それぞれがまったく異なる歴史や文化を持ち、チリという国の奥深さを実感しました。

世界的に知られるモアイだけでなく、街並みや人々の暮らしにも、
この国ならではの魅力が息づいていることが印象に残っています。

まだ訪れることができていないチロエ島やアタカマ砂漠、
セウェル鉱山都市なども、次回はぜひ時間をかけて巡ってみたいと思っています。

これからチリ旅行を計画している方は、ぜひ世界遺産を巡りながら、
この国ならではの歴史や文化、そして壮大な景色を体感してみてください。

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