南アメリカ最大の国・ブラジルは、広大なアマゾンの熱帯雨林から大西洋沿岸の歴史都市、
近代建築、世界有数の絶景まで、多彩な魅力を持つ世界遺産大国です。
世界最大の熱帯雨林アマゾンや世界三大瀑布の一つイグアスの滝、
世界最大級の湿地パンタナルなど、雄大な自然が広がる一方、
16世紀以降のポルトガル植民地時代に築かれた歴史都市や教会群、
近代建築の傑作、先史時代の岩絵が残る考古学遺跡など、
文化的にも見どころが数多くあります。
広大な国土には地域ごとに異なる自然や歴史、文化が息づいており、
一度の旅行では巡りきれないほど多彩な景色に出会えることが、ブラジルならではの魅力です。
2026年現在、ブラジルにはユネスコ世界遺産が24件登録されています。
- 文化遺産:15件
- 自然遺産:8件
- 複合遺産:1件
私はこれまでに、次の4件のブラジル世界遺産を訪れました。
- リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群
- イグアス国立公園
- サン・ルイス歴史地区
- レンソイス・マラニャンセス国立公園
世界三大瀑布の一つに数えられるイグアスの滝、
白砂とエメラルドブルーのラグーンが広がるレンソイス・マラニャンセス、
ポルトガル植民地時代の街並みが美しく残るサン・ルイス、
そして山と海が調和したリオデジャネイロの景観は、
それぞれ異なるブラジルの魅力を体感できる世界遺産でした。
この記事では、実際に訪れた4件の世界遺産の見どころや旅行情報に加え、
まだ訪れていない世界遺産も含め、
ブラジルに登録されているユネスコ世界遺産全24件を紹介します。
記事後半では、世界遺産へのアクセス方法やモデルコース、
ベストシーズン、ブラジル世界遺産マップも紹介していますので、旅行計画を立てる際の参考にしてください。
- ブラジルの世界遺産一覧
- ブラジルの世界遺産はどこにある?
- 実際に訪れたブラジルの世界遺産
- まだ訪れたことのないブラジルの世界遺産
- オウロ・プレト歴史地区(Historic Town of Ouro Preto)
- オリンダ歴史地区(Historic Centre of the Town of Olinda)
- サン・ミゲル・ダス・ミソンイス遺跡 (Jesuit Missions of the Guaranis: São Miguel das Missões)
- サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区 (Historic Centre of Salvador de Bahia)
- ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャス聖域 (Sanctuary of Bom Jesus do Congonhas)
- ブラジリア(Brasília)
- セラ・ダ・カピバラ国立公園 (Serra da Capivara National Park)
- ディアマンティーナ歴史地区 (Historic Centre of Diamantina)
- ゴイアス歴史地区 (Historic Centre of the Town of Goiás)
- サン・クリストヴァンのサン・フランシスコ広場 (São Francisco Square in the Town of São Cristóvão)
- パンプーリャ近代建築群(Pampulha Modern Ensemble)
- 大西洋岸森林保護区(Atlantic Forest South-East Reserves)
- ディスカバリー・コースト大西洋岸森林保護区 (Discovery Coast Atlantic Forest Reserves)
- 中央アマゾン保全地域群 (Central Amazon Conservation Complex)
- パンタナル保全地域(Pantanal Conservation Area)
- セラード保護地域(Cerrado Protected Areas)
- フェルナンド・デ・ノローニャ諸島・ロカス環礁保護区 (Brazilian Atlantic Islands: Fernando de Noronha and Atol das Rocas Reserves)
- ヴァロンゴ埠頭考古学地区 (Valongo Wharf Archaeological Site)
- パラチーとイルヤ・グランデ―文化と生物多様性 (Paraty and Ilha Grande – Culture and Biodiversity)
- ロベルト・ブルレ・マルクス邸(Roberto Burle Marx Site)
- ブラジル世界遺産へのアクセス
- ブラジル世界遺産モデルコース
- ブラジル世界遺産を巡るベストシーズン
- 旅の終わりに
ブラジルの世界遺産一覧
| 世界遺産 | 登録年 | 種別 |
|---|---|---|
| オウロ・プレト歴史地区 | 1980年 | 文化遺産 |
| オリンダ歴史地区 | 1982年 | 文化遺産 |
| サン・ミゲル・ダス・ミソンイス遺跡(グアラニーのイエズス会伝道所群) | 1983年 | 文化遺産 |
| サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区 | 1985年 | 文化遺産 |
| ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャス聖域 | 1985年 | 文化遺産 |
| イグアス国立公園 | 1986年 | 自然遺産 |
| ブラジリア | 1987年 | 文化遺産 |
| セラ・ダ・カピバラ国立公園 | 1991年 | 文化遺産 |
| サン・ルイス歴史地区 | 1997年 | 文化遺産 |
| 大西洋岸森林保護区(南東部) | 1999年 | 自然遺産 |
| ディスカバリー・コースト大西洋岸森林保護区 | 1999年 | 自然遺産 |
| ディアマンティーナ歴史地区 | 1999年 | 文化遺産 |
| 中央アマゾン保全地域群 | 2000年(2003・2008年拡張) | 自然遺産 |
| パンタナル保全地域 | 2000年 | 自然遺産 |
| ゴイアス歴史地区 | 2001年 | 文化遺産 |
| セラード保護地域(シャパーダ・ドス・ヴェアデイロス国立公園とエマス国立公園) | 2001年 | 自然遺産 |
| フェルナンド・デ・ノローニャ諸島・ロカス環礁保護区 | 2001年 | 自然遺産 |
| サン・クリストヴァンのサン・フランシスコ広場 | 2010年 | 文化遺産 |
| リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群 | 2012年 | 文化遺産 |
| パンプーリャ近代建築群 | 2016年 | 文化遺産 |
| ヴァロンゴ埠頭考古学地区 | 2017年 | 文化遺産 |
| パラチーとイルヤ・グランデ―文化と生物多様性 | 2019年 | 複合遺産 |
| ロベルト・ブルレ・マルクス邸 | 2021年 | 文化遺産 |
| レンソイス・マラニャンセス国立公園 | 2024年 | 自然遺産 |
ブラジルの世界遺産はどこにある?
ブラジルの世界遺産は、広大な国土の各地に点在しています。
北部にはアマゾンの熱帯雨林や世界最大級の湿地が広がり、
北東部にはポルトガル植民地時代の歴史都市や近年登録されたレンソイス・マラニャンセス国立公園があります。
一方、南東部にはリオデジャネイロやブラジリア、オウロ・プレトなど
ブラジルを代表する文化遺産が集中しており、
南部ではイグアスの滝やイエズス会伝道所跡など、隣国との歴史や雄大な自然を楽しめます。
地域ごとに世界遺産の特徴が大きく異なるため
旅の日数や目的に合わせて周遊ルートを組むのがおすすめです。
北部
ブラジル北部には、世界最大の熱帯雨林アマゾンを保護する中央アマゾン保全地域群があり、
ジャガーやピンクイルカなど多くの野生動物が生息しています。
また、ブラジル北部沖にはフェルナンド・デ・ノローニャ諸島・ロカス環礁保護区があり、
透明度の高い海と豊かな海洋生態系で知られています。
北東部
北東部には、植民地時代の面影を残すサン・ルイス歴史地区やサルヴァドール・デ・バイーア歴史地区、
オリンダ歴史地区などの歴史都市が点在しています。
また、白砂とラグーンが織りなす絶景で知られるレンソイス・マラニャンセス国立公園や、
先史時代の岩絵が残るセラ・ダ・カピバラ国立公園、サン・クリストヴァンのサン・フランシスコ広場もこの地域にあります。
中西部
ブラジル中央部には、計画都市として建設された首都ブラジリアや、
世界有数の湿地を保護するパンタナル保全地域、サバンナ地帯を保護するセラード保護地域があります。
近代都市と雄大な自然が共存するエリアです。
南東部
南東部はブラジルで最も世界遺産が集中する地域です。
リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群をはじめ、オウロ・プレト歴史地区、
ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャス聖域、ディアマンティーナ歴史地区、ゴイアス歴史地区、
パンプーリャ近代建築群、ヴァロンゴ埠頭考古学地区、ロベルト・ブルレ・マルクス邸、
さらに文化と自然が融合した複合遺産パラチーとイルヤ・グランデ―文化と生物多様性が点在しています。
近代建築からコロニアル都市まで、多彩な世界遺産を巡ることができます。
南部
ブラジル南部には、世界三大瀑布の一つイグアス国立公園や、アルゼンチンと共同登録されている
サン・ミゲル・ダス・ミソンイス遺跡があります。
また、大西洋岸森林保護区やディスカバリー・コースト大西洋岸森林保護区では、
豊かな生物多様性を育む貴重な森林を見ることができます。
地域ごとに特色が大きく異なるため、歴史都市を巡る旅、雄大な自然を満喫する旅など、
テーマを決めて周遊するとブラジルの魅力をより深く楽しめます。










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