ホアンキエム湖とゴックソン祠を散策|還剣伝説が残るハノイ旧市街の中心地を歩く

ハノイの観光
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ハノイ旧市街の南側。
観光・食事・ショッピングの中心として、多くの旅行者が集まるのが
「ホアンキエム湖(Hoàn Kiếm Lake)」周辺です。

バイクとクラクションに包まれたハノイ中心部にありながら、
湖の周囲だけは少し空気が変わり、朝は散歩や太極拳をする地元の人々、
夜はライトアップされた遊歩道を歩く観光客で賑わいます。

特に週末は歩行者天国となり、
路上ライブや伝統遊戯、屋台なども集まり、ハノイらしい
街の熱気を最も感じやすいエリアのひとつです。

今回は、ハノイ観光の中心とも言えるホアンキエム湖と、
湖上に浮かぶ歴史寺院「ゴックソン祠(玉山祠)」を中心に詳しく紹介します。

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ホアンキエム湖(Hoàn Kiếm Lake)

住所:1-8 P. Lê Thái Tổ, Hàng Trống, Hoàn Kiếm, Hà Nội, ベトナム

ホアンキエム湖は、ハノイ旧市街の中心部に位置する湖で、
別名「ホーグオム(還剣湖・剣湖)」とも呼ばれています。

湖の成り立ちには諸説ありますが、
紅河(ホン川)の流路変化によって形成された三日月湖とも言われています。

16世紀頃には、現在よりも大きな湖で、
左望湖・右望湖という二つの湖に分かれていたとも伝えられています。
現在、右望湖は消滅し、現在のホアンキエム湖だけが残っています。

湖周辺は、ハノイ市民にとって単なる観光地ではありません。

朝には散歩やジョギングをする人々。
夕方にはベンチで語り合う若者。
夜には家族連れやカップルが集まり、まさにハノイの日常が凝縮されたような空間になっています。

特に毎週金曜19:00〜日曜24:00頃までは、湖周辺道路が歩行者天国になります。

車やバイクが規制され、大道芸・音楽演奏・ダンスイベントなども行われるため、
初めてハノイを訪れる旅行者にも非常に歩きやすいエリアになります。

ゴックソン祠(玉山祠)(Ngọc Sơn Temple)

住所:P. Đinh Tiên Hoàng, Hàng Trống, Hoàn Kiếm, Hà Nội 100000 ベトナム

時間 7:00~18:00
定休日 無休
料金 30,000ドン(170円程度)

下記が入場チケットです。

ホアンキエム湖の北側。
赤い橋の先に浮かぶ小島「ゴックソン島」に建てられているのが、
ゴックソン祠(玉山祠)です。

13世紀の陳朝時代に創建されたとされ、
現在の建物は19世紀半ばの1865年頃に再建されたものです。

湖の景観と一体化した寺院であり、ハノイを代表する歴史建築のひとつとして知られています。

棲旭橋(The Huc Bridge)

ゴックソン祠へ向かう際、最初に目に入るのが鮮やかな赤色の木橋「棲旭橋」です。
朝日の宿る橋という意味を持つ橋で、湖面に映る赤い橋の景色は、ホアンキエム湖を代表する風景として知られています。

観光客の撮影スポットとしても非常に人気が高く、朝・夕方・夜でまったく違う雰囲気になります。

得月楼(Đắc Nguyệt Lâu)

橋を渡る前に建つのが、ゴックソン祠の正門「得月楼」です。
月を得る楼閣という意味を持ち、湖上信仰と儒教思想が融合した独特の建築様式を見ることができます。

入口の門柱には、著名な儒学者グエン・ヴァン・ズーによる「福」と「禄」の文字も刻まれており、
幸福と繁栄への願いが込められています。

正殿

祠の内部には、中国・ベトナム文化圏で信仰される複数の聖人が祀られています。

主な祭神は、

・文昌帝君(学問の神)
・関聖帝君(関羽)
・呂洞賓(道教の仙人)

寺院内部は線香の香りが漂い、観光地でありながらも、現在進行形で信仰が続いている空気を感じられます。

特にベトナム民族英雄として知られる陳興道(チャン・フン・ダオ)は、
13世紀にモンゴル軍(元軍)を撃退した英雄として現在でも強く崇敬されています。

伝説の亀

正殿横の展示室には、巨大な亀の剥製が展示されています。

1968年に湖で発見されたもので、推定年齢100年以上、甲羅の長さは2mを超えていたとも言われています。
当時、この巨大亀は、ホアンキエム湖に伝わる還剣伝説の神亀ではないかと大きな話題になりました。

ホアンキエム湖の還剣伝説

ホアンキエム湖最大の特徴が、ベトナム建国神話にも近い「還剣伝説」です。

15世紀。黎朝の始祖レ・ロイは、湖に現れた神亀から授かった宝剣によって明軍を撃退し、
中国支配からベトナムを解放したと伝えられています。

その後、平和が訪れた頃、再び湖に神亀が現れ、「剣を返す時が来た」と告げました。

レ・ロイは湖中央の小島で剣を返還し、
それ以来、この湖は「還剣湖(ホアンキエム湖)」と呼ばれるようになったと言われています。

現在、湖中央に建つ「亀の塔(タップルア)」は、その伝説の舞台として知られています。

夜のホアンキエム湖

ホアンキエム湖周辺は、夜になるとさらに雰囲気が変わります。

湖畔のライトアップ。
赤く浮かび上がる棲旭橋。
屋台やストリートパフォーマンス。
そして、深夜近くまで続く人の流れ。

ハノイは交通量の多い都市ですが、この湖周辺だけは比較的ゆっくり歩きやすく、
「東南アジア巨大都市の夜散歩」を楽しめるエリアでもあります。

特に週末の歩行者天国は、旅行者にとってかなり歩きやすく、初めてのハノイ観光にもおすすめです。

近くには「タンロン水上人形劇場(Thang Long Water Puppet Theatre)」もあり、
セットで夜に散策すると、ハノイらしい文化と街の空気をまとめて体験できます。

ハノイのタンロン水上人形劇場完全ガイド|ベトナム伝統芸能「水上人形劇」を体験
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ホアンキエム湖は、単なる観光名所というより、ハノイという街そのものを体感できる場所でした。

朝と夜で空気が変わり、観光客と地元住民の生活が自然に混ざり合っている景色は、
巨大都市ハノイの魅力を非常に分かりやすく感じさせてくれます。

旧市街観光の合間に立ち寄るだけでも十分楽しめますが、ぜひ時間帯を変えて何度か歩いてみてください。

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