台北「国立故宮博物院」完全ガイド|翠玉白菜・肉形石など五大宝物を徹底紹介

台北の観光
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台湾・台北を代表する観光スポットのひとつが、
「国立故宮博物院(National Palace Museum)」です。

中国歴代皇帝の至宝を数多く収蔵する巨大博物館として知られており、
その規模と収蔵品の価値から、

・フランス「ルーブル美術館」
・アメリカ「メトロポリタン美術館」
・ロシア「エルミタージュ美術館」

と並び、「世界四大博物館」のひとつとして紹介されることもあります。

実際に訪れてみると、
単なる美術館というより、中国5000年文明を凝縮した巨大歴史空間という印象でした。

館内には、翡翠・青銅器・陶磁器・書画・仏像・玉器など、
約70万点もの収蔵品が保管されており、
展示替えを繰り返しながら常時6万〜8万点前後が公開されています。

特に有名なのが、

・翠玉白菜
・肉形石
・毛公鼎
・象牙透彫雲龍文套球
・雕橄欖核舟

などの「故宮五大宝物」。

台湾観光の定番スポットですが、
実際に歩いてみると、想像以上に見応えがあり、
半日〜1日かけても足りないほどの規模感でした。

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国立故宮博物館 (National Palace Museum)

住所:No. 221, Sec 2, Zhi Shan Rd, Shilin District, Taipei City, 台湾 111

時間 8:30~18:30(金、土曜日:21:00)*入場は、閉館の30分前まで
定休日 無休
料金 350NTD(1300円程度)*一般
470NTD(1800円程度)*音声ガイドレンタルサービス付き
75NTD (280円程度)*65歳以上の方で休日の場合
下記条件は、無料。

年齢が18歳未満の方(国籍を問わず)。
65歳以上の方(本国籍)平日無料。
お身体の不自由な方、及び付き添いの方一人(国籍は問わず)。
本国の学生(「教育部立案学校有效な学生證」を有する方)。
2017年9月1日~2020年12月31日まで、每日午後4時30分より、本国籍の方は証明書をご提示頂けば、本館を無料で参観できます。(第一展覧区)。
アメリカ博物館協会(AAM)・国際博物館会議(ICOM)会員
博物館学会の会員証を所有する方
ボランティアの方は中華民国発行の「志願服務栄誉カード」に依拠します。
公式URL https://www.npm.gov.tw/ja/

*100NTD=370円程度

下記がチケットです。


国立故宮博物院への行き方

台北MRT駅を利用し、バスを乗り替えて国立故宮博物館へ行き方を紹介します。

(国立故宮博物館HP参照)

  • MRT淡水信義(士林駅)R16
    士林駅の1番出口を出て公共バス乗り場から「紅30」、304」、「300」、「255」、「小19」、「小18」、
    「市民小型バス巴1」
    など路線バスを利用して15分程度で故宮に到着します。
  • MRT文湖線(剣南路站)BR15
    【剣南路駅BR15】に到着後、1番出口を出て、徒歩で北安路に向かい右折し、公共バス乗り場から、
    「棕20」、「藍7」など路線バスを利用して10分程度で故宮に到着します。

*バスに乗る際には悠遊カード(EasyCard)を用意しておくと便利です

国立故宮博物院とは?

国立故宮博物院のコレクションの多くは、
もともと中国・北京の「紫禁城(故宮)」にあった皇帝コレクションです。

清朝末期から中華民国成立、さらに国共内戦を経て、
貴重な文化財群が台湾へ移送されました。

現在では、
中国文明を代表する至宝を体系的に見られる世界有数の博物館となっています。

展示時代も非常に幅広く、

  • 約8000年前の玉器
  • 新石器時代の土器
  • 秦・漢時代の青銅器
  • 唐・宋・明・清の陶磁器
  • 皇帝書画コレクション

など、中国史そのものを辿るような構成になっています。

故宮博物院の五大宝物

301室 毛公鼎

西周時代の青銅器。

約2800年前に製作された礼器で、
内部には32行・約500文字もの銘文が刻まれています。

現存する青銅器銘文としては最長級で、
中国古代史研究でも極めて重要な文化財です。

302室 翠玉白菜

故宮博物院を代表する超有名展示。

翡翠原石の色の違いを利用して作られた白菜で、
白と緑の自然なグラデーションが非常に美しい作品です。

葉先には、

  • キリギリス
  • イナゴ

が彫られており、子孫繁栄を象徴しています。

サイズ自体は約19cmほどですが、実物は想像以上に繊細でした。

106室 象牙透彫雲龍文套球

1本の象牙から彫られた超絶技巧作品。

内部は21層構造になっており、
それぞれ独立して回転します。

継ぎ目なしで作られている点が驚異的で、
職人技術の凄まじさを実感できる展示でした。

302室 肉形石

まるで豚の角煮にしか見えない天然石。

表面の艶、
脂身の質感、
毛穴表現まで再現されており、
初見では本当に料理に見えます。

天然石をベースに加工された作品で、
中国の玉文化の中でも非常に異色の存在です。

ただし、人気展示のため、
貸出や展示替えで見られない場合もあります。

私が訪問した際も非公開でした。

304室 雕橄欖核舟

オリーブの種へ極小彫刻を施した作品。

船底には、
宋代文学「後赤壁賦」の全文300文字以上が彫られており、
さらに船上には8人もの人物表現があります。

サイズを考えると異常なレベルの精密彫刻です。

こちらも展示替え対象になりやすく、
訪問時は非公開でした。

収蔵品には、五大宝物以外にも多くの見どころがあります。

301室 宗周鐘

「宗周鐘」は「鐘」、「胡鐘」とも呼ばれ、
西周の厲王が製作した祖先の祭祀用の楽器で、銘文は123文字で、
鐘本体の中央から読み始め、左に進み、背面の右側に続くように彫られています。

308室 翡翠の屏風

48枚の翡翠を使用した巨大屏風。

両面から鑑賞できる構造になっており、
非常に豪華な展示でした。

昭和天皇ゆかりの品としても知られています。

仏教美術展示

306〜308室では、
仏教系展示も非常に充実しています。

「敬天格物」エリアでは、

  • 青銅鎏金南天王立像
  • 青銅鎏金佛塔

などの金銅仏が展示されていました

中国仏教美術の重厚感を感じられるエリアでした。

101室 青銅鎏金南天王立像

101室 青銅鎏金佛塔

音声ガイド利用がおすすめ

故宮博物院は、展示点数が非常に多いため、
事前知識なしだと少し難しく感じる場合もあります。

そのため、

  • 音声ガイド
  • 日本語ガイドツアー

を利用すると、
背景知識が一気に理解しやすくなります。

特に中国王朝史や青銅器文化に興味がある人は、
ガイド利用で満足度がかなり変わると思います。

所要時間は?

館内をざっくり見るだけでも2〜3時間ほど。

じっくり見る場合は、
半日〜1日必要なレベルです。

展示替えも頻繁に行われるため、
リピーターが多い理由もよく分かります。

台北観光では外せない巨大博物館

国立故宮博物院は、
単なる台湾観光スポットではなく、
中国文明そのものを体感できる世界屈指の博物館でした。

特に、

  • 中国歴代王朝文化
  • 皇帝コレクション
  • 玉器・青銅器
  • 仏教美術
  • 書画文化

に興味がある人なら、かなり満足度が高いと思います。

展示替えによって毎回見られる作品が変わるため、
何度訪れても新しい発見がある博物館です。

台北旅行では、ぜひ時間をしっかり確保して訪れてみてください。


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