シンガポールの成長に影響を与えた世界遺産「シンガポール・ボタニック・ガーデン」を散策してみた。

シンガポールの観光
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南北に細長い52ヘクタールの広さは、ひと回りすると3~4時間かかります。
熱帯固有の木々が生い茂り、中でも47本が国が保護するヘリテージツリーに指定されています。
ガーデン内には、ナショナルオーキッドガーデンやジンジャーガーデンなど見どころ充分です。
このガーデンは、シンガポール唯一の世界遺産に登録されています。

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シンガポール・ボタニック・ガーデン(Singapore Botanic Gardens)

2015年に世界文化遺産に登録

シンガポール植物園では1800年代後半にゴムの研究がされ、ゴムの木から樹液を効率よく採取する方法が
確率され、東南アジアのゴム産業の基礎が作られました。
これによりこのゴム産業は自動車産業のタイヤの生産と相乗効果で近代産業を促進させた発展していき、
世界の自動車産業に影響をあたたことが評価されました。
また、歴史的建築物や英国式庭園、ヘリテージツリーがあること、絶滅に瀕している植物の保護・育成などが挙げられています。

シンガポール植物園の敷地は東京ドーム13個分にあたる63.7ヘクタールもの広さを擁しています。

シンガポール植物園(Singapore Botanic Gardens)

住所:1 Cluny Rd, Singapore 259569

時間 5:00~24:00
定休日 無休
料金 無料(ナショナル・オーキッド・ガーデンは、15SDG)
公式URL http://www.sbg.org.sg/

ナショナル・オーキッド・ガーデンのチケットです。

園内は「ブキット・ティマ・エリア」、「中央エリア」、「タングリン・エリア」の3つに分かれています。
各ゲートの徒歩所要時間は、下記のとおりです。

  • タンブリンゲート~ナショナル・オーキッド・ガーデン(約12分、800m)
  • タンブリンゲート~ナッシム・ゲート(約20分、1.6㎞)
  • ナッシムゲート~ナショナル・オーキッド・ガーデン(約8分、660m)
  • ナッシムゲート~MRTボタニック・ガーデン駅(約10分、1.1㎞)

私は、MRYボタニック・ガーデン駅~ナショナル・オーキッド・ガーデン~ジンジャー・ガーデン
経由タングリンゲートまで歩きました。
なかなかの距離ですが、景色がいいので、天候によっては快適に散策できます。

MRTボタニック・ガーデン駅のすぐ近くに世界遺産の標識がありました。

タングリンゲート

タングリンゲートからナショナル・オーキッドガーデンの道沿いが世界遺産登録の決め手になりました。

スワンレイクのガゼボ

白鳥が泳ぐ側に建てられたビクトリア様式の展望停で、1850年に別の場所に建造されたものが、1969年に移築されました。

目の前にスワン池には、白鳥のモニュメントがあります。

5SGD紙幣の木

シンガポールの5ドルに描かれたテンブスの大木があり、木の下の方の枝が、地を這うように横に伸びていて、その特異な
姿が昔か有名です。

丸い石の噴水

水の上でクルクル回る石があり、手で押すと回転方向が変わります。

幸せを招くサガの実

サガのヘリテージツリーで、赤い小さい木の実は、昔から幸せを呼ぶ実と言われ、100個集めると願いが叶うなど様々な
言い伝えがあります。
ちなみに、実は、1~2月になるそうです。

世界最大のラン

タイガーオーキッドランというランの中で、一株の大きさが世界一です。
昔は、シンガポールに自生していましたが、現在は、ガーデン内に2ヵ所残るのみとなっています。

プラントハウスのレンガの階段

日本統治時代に外国人捕虜によって造られたもので、レンガの表面に彫られた無数の矢印は、抵抗の証を刻んだものと言われています。

プルメリアの群落

1893年に、アグネスジョアキムが、発見した新種の自然交配種のランで、当時の園長によって彼女の名前をを冠した
「パンダ・ミス・ジョアキム」と名付けられました。

ナショナル・オーキッド・ガーデン

世界のラン展示場の中で、最大規模を誇り、1000を超える原種と約2000の交配種のランが約6万株も展示されています。

ロケーションMAPです。

やはりここは、ランの花が綺麗です。

センブコープ・クールハウス (Sembcorp Cool House)

高度1000m~2000m、気温16~23度で高山林を再現した設計で、そこで生育するオーキッドを展示しています。

ユーエン・ペン・マックニース・ブロムニアッドコレクション (Yuen Peng McNeice Bromeliad Collection)

カリビアン、中央・南アメリカの高度650m~1000m新熱帯雨林で生育するコレクションを展示しています。

シンジャー・ガーデン

中南米から東南アジアまでの熱帯地方に分布する250種ものショウガ科とその近縁種を栽培しています。
ここで、1859年からジンジャーの研究が行われていたのが、名前の由来になっています。

ヒーリング・ガーデン

主に東南アジアで伝統的に薬として使われる植物を約400種類、説明文とともに展示をしています。

熱帯雨林の森

ナッシムゲートの近くに約6ヘクタールの熱帯雨林の森があり、原生林も部分的に残っています。
高木からシダやハーブまで約300種類の植物が生い茂っています。

ヘリテージミュージアム

シンガポールの植物園と言えばガーデンズ・バイ・ザ・ベイを連想する人が多いのですが、こちらが世界遺産なんです。
ただ、観光地というよりもシンガポール市民の憩いの場所という感じが強いです。
それでも見ごたえ十分なので、ボタニック・ガーデンも合わせていくことを御勧めします。

【Oooh(ウー)】

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