ヨーロッパの中で最も古い歴史を持つギリシャ。
当然そこには、人類の至宝とも呼ばれる古代の遺産がたくさんあります。
そして、アテネには、有名な博物館として国立考古学博物館とアクロポリス博物館があります。
今回ご紹介するのは、世界的にも有名な国立考古学博物館を紹介します。
国立考古学博物館の最寄駅は、1号線Victoria駅になります。
- 国立考古学博物館 (National Archaeological Museum of Athens)
- 黄金のマスク(1F-4) (Gold funerary Mask)
- 戦士の壺(1F-4) (The Warrior Vase)
- クロース像(1F-13) (Statue of Kouros)
- アルテミオンのポセイドン像(1F-15) (Bronze statue of Poseidon)
- 馬上の少年像(1F-21 ) (Bronze statue of a horse and rider)
- アンティキセラの青年(1F-28)
- ミロス島のポセイドン像(1F-30) (Statue of Poseidon)
- アフロディーテと牧神パンとエロス像 (1F-30室) (Aprodite,Pan and Eros)
- バイアエのアフロディーテ像 (The temporary exhibition «The countless aspects of Beauty» )
- マトランの少年像
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国立考古学博物館 (National Archaeological Museum of Athens)
住所:28is Oktovriou 44, Athina 106 82 Greece
基本情報
電話番号 | 213-2144-800 |
料金 | 10€ |
時間 | 9:00~16:00(月曜日:13:00~20:00) 4・5月の火曜から金曜日:8:00~20:00 |
定休日 | なし |
クレタ島を除くギリシャ全土から出土品を収蔵する国内最大規模の考古学博物館です。
館内には、2階建てで56の展示室があります。
見所を中心にまとめてみました。
どれも歴史の教科書や本などで見たことあるものばかりで興奮します。
黄金のマスク(1F-4) (Gold funerary Mask)
国立考古学博物館のメインと言っても過言ではない、ミケーネの黄金マスクです。
この黄金のマスクは、ミケーネ遺跡の円形墓地で発掘され、ドイツのシュリーマンは、
アガメムノンのものであると主張したためアガメムノンのマスクと呼ばれていたそうです。
ただ、実際は、アガメムノン以前の時代のものだと後々判明しました。
戦士の壺(1F-4) (The Warrior Vase)
ミケーネ遺跡で出土した壺で、甲冑に身に包んで行軍する戦士の姿が描かれています。
トロイア戦争に出征するシーンと言われています。
クロース像(1F-13) (Statue of Kouros)
アルカイック期に作られた青年像。
共通してアルカイックスマイルと呼ばれている微笑んでいる表情が特徴的です。
アルテミオンのポセイドン像(1F-15) (Bronze statue of Poseidon)
1928年にエヴィア島北側のアルテミオンの海底から偶然に発見されたブロンズ像。
エギナ島の彫刻家オナタと言われています。
三又の矛を構えるポセイドンと言われていますがゼウスという説もあるそうです。
馬上の少年像(1F-21 ) (Bronze statue of a horse and rider)
ポセイドンのブロンズ像と同じく、アルテミオン沖の海底で発見された少年像。
ヘレニズム期の傑作として知られています。
アンティキセラの青年(1F-28)
1900年にアンティキセラの海から発見された青年像。
時代的には、古典期のもので紀元前340年の作品と言われています。
ミロス島のポセイドン像(1F-30) (Statue of Poseidon)
ミロス島で発見されたヘレニズム期の代表作。
紀元前130年頃の作品と言われいます。
右手には、海神ポセイドンの標章であるトライデント(三又の矛)が握られていたとされます。
足元のイルカも特徴的です。
アフロディーテと牧神パンとエロス像 (1F-30室) (Aprodite,Pan and Eros)
1904年にミロのヴィーナスで有名なミロス島で発見された。
言い寄るパン(牧羊神)を愛と女神アフロディーテがサンダルで叩こうとする姿が印象的。
弓矢を持った天使はアフロディーテの息子のエロス。
バイアエのアフロディーテ像 (The temporary exhibition «The countless aspects of Beauty» )
パロス島の大理石でアフロディーテ像で紀元前4世紀頃のものと言われています。
マトランの少年像
古代の有名な彫刻家プラタシテレスにより紀元前340年頃の作品と呼ばれえています。
アッティカ地方のマラトン沖で発見されました。
ギリシャに来たら絶対行くべきは博物館です。
教科書でみたことがある遺産がたくさんあり、時間がいくらあっても足りません。
私は、時間の関係で端折ってみましたが時間があれば、1日じっくり見てみたいです。
さて、ギリシャを旅するとギリシャ神々の話がいろいろな形で登場してきます。
そのため、事前にギリシャ神話を学んでから旅行すると非常に遺跡や博物館が楽しめます。
ただ、ギリシャ神話は非常にわかりづらく本を読んでも理解できない部分があります。
そこでご紹介するのは、里中満智子さんの漫画で全8巻ある「マンガ・ギリシャ神話」です。
漫画なので非常にわかりやすく体系的になっているので非常にお勧めです。
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