エトワール凱旋門観光ガイド|ナポレオンが築いたパリの象徴と絶景展望台

パリの観光
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パリを代表するランドマークといえばエッフェル塔を思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし、フランスの歴史を語るうえで欠かせない建造物が、
シャンゼリゼ通り西端にそびえるエトワール凱旋門(Arc de Triomphe)です。

ナポレオン・ボナパルトの命によって建設が始まり、
現在ではフランスの栄光と戦没者追悼の象徴として親しまれています。

また、パリの街並みを一望できる展望スポットとしても人気があり、多くの観光客が訪れています。

私も実際に訪れましたが、間近で見上げる巨大なアーチは想像以上の迫力でした。
展望台から眺めるシャンゼリゼ通りやエッフェル塔の景色も素晴らしく、パリ観光ではぜひ立ち寄りたい場所のひとつです。

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エトワール凱旋門(Arc de Triomphe)

住所:Place Charles de Gaulle, 75008 Paris, フランス

時間 10時~23時(10/1~3/31は22時30分までの営業)
定休日 1/1(祝)、5/1(祝)、5/8(祝)午前、7/14(祝)午前、11/11(祝)午前、12/25(祝)は休み
料金 大人(18歳以上):13€(約1700円) 子供:(18歳未満):無料
公式URL Arc de triomphe (paris-arc-de-triomphe.fr)

※料金や営業時間は変更される場合があります。

エトワール凱旋門とは?

エトワール凱旋門は、
パリ8区のシャルル・ド・ゴール広場に建つ高さ約50m、幅約45mの巨大な凱旋門です。

古代ローマ帝国の凱旋門をモデルとして建設され、フランスを代表する記念建造物として知られています。

正式名称は「Arc de Triomphe de l’Étoile(エトワール広場の凱旋門)」。

現在の広場名はシャルル・ド・ゴール広場ですが、
かつては12本の大通りが放射状に伸びる様子が星(Étoile)のように見えたことから「エトワール広場」と呼ばれていました。

凱旋門の周囲には、

  • シャンゼリゼ通り
  • グランド・アルメ通り
  • クレベール通り
  • ヴァグラム通り

など12本の大通りが集まっており、パリの都市計画を象徴する景観となっています。

エトワール凱旋門の歴史

エトワール凱旋門の建設が始まったのは1806年。

前年のアウステルリッツの戦いでオーストリア・ロシア連合軍に勝利したナポレオンが、

「我が兵士たちは凱旋門をくぐって祖国へ帰還するだろう」

と語り、その栄光を後世に伝えるため建設を命じました。
実はナポレオンは、その少し前にルーヴル宮殿近くにカルーゼル凱旋門を建設しています。

カルーゼル凱旋門よりもさらに壮大な記念建造物として、エトワール凱旋門の建設が進められました。

ところが建設途中でナポレオンは失脚。

その後の王政復古や七月革命などフランス国内の激動を経て、
ルイ・フィリップ王の時代である1836年に完成しました。

完成までに実に30年の歳月を要したことになります。

当初はナポレオンの栄光を称えるための建造物でしたが、
完成時にはフランス革命軍や帝政軍全体の栄誉を称える記念碑へと意味合いが変化していました。

ナポレオンが門をくぐったのは死後だった

皮肉なことに、ナポレオンは完成した凱旋門を見ることなく1821年にセントヘレナ島で亡くなりました。

しかし1840年、ナポレオンの遺骸がフランスへ戻された際、
その棺はエトワール凱旋門の下を通過しています。

自ら建設を命じた凱旋門をくぐったのは、死後19年後のことでした。

その後も凱旋門はフランス史を彩る重要な舞台となります。

  • 1885年 ヴィクトル・ユーゴー国葬
  • 1919年 第一次世界大戦戦勝パレード
  • 1944年 パリ解放記念行進

など、数々の国家的行事がここで執り行われてきました。

無名戦士の墓と追悼の炎

凱旋門の下には第一次世界大戦で戦死した無名戦士の墓があります。
これはフランス全国の戦没者を象徴する墓として設置されたものです。

現在でも毎日夕方に献花や追悼式典が行われており、多くの人々が足を止めて祈りを捧げています。

周辺には、

  • 1870年共和国宣言記念プレート
  • アルザス・ロレーヌ地方復帰記念プレート
  • 第二次世界大戦戦没者追悼プレート
  • シャルル・ド・ゴール将軍演説記念プレート
  • インドシナ戦争追悼プレート
  • アルジェリア戦争追悼プレート
  • 朝鮮戦争追悼プレート

などが設置されており、フランス近現代史を感じることができます。

ian kelsallによるPixabayからの画像

凱旋門の展望台へ登る

エトワール凱旋門の大きな魅力が展望台です。
約280段の階段を上る必要がありますが、その先にはパリ屈指の絶景が広がっています。

展望台からは、

  • シャンゼリゼ通り
  • エッフェル塔
  • モンマルトルの丘
  • ラ・デファンス地区
  • ルーヴル方面

などを一望できます。

エッフェル塔から見るパリの景色も素晴らしいですが、
凱旋門からはエッフェル塔そのものを眺められるため、また違った魅力があります。

私が訪れた時も多くの観光客で賑わっていましたが、
展望台から見下ろす放射状の街路は非常に美しく、パリらしさを感じる景色でした。

NakNakNakによるPixabayからの画像

Anton LovászによるPixabayからの画像

カルーゼル凱旋門との違い

実はパリには凱旋門がもうひとつあります。
それがルーヴル美術館近くにあるカルーゼル凱旋門(Arc de Triomphe du Carrousel)です。

こちらは1806年から1808年にかけて建設された凱旋門で、
ナポレオンの軍事的勝利を記念して造られました。

高さは約19mと比較的小規模ですが、彫刻や装飾が非常に美しいことで知られています。

またカルーゼル凱旋門は世界遺産

「パリのセーヌ河岸(Paris, Banks of the Seine)」

の構成資産に含まれています。

一方、エトワール凱旋門は世界遺産の登録範囲には含まれていません。
しかし観光地としての知名度や人気はエトワール凱旋門の方が圧倒的に高いといえるでしょう。

DEZALBによるPixabayからの画像

アクセス

メトロ

1号線・2号線・6号線
RER A線

「Charles de Gaulle – Étoile(シャルル・ド・ゴール=エトワール駅)」下車すぐ

バス

パリ市内各方面から多数の路線が運行しています。

徒歩

シャンゼリゼ通り西端から徒歩約10分。

※凱旋門へは車道横断禁止です。
地下通路を利用してアクセスしてください。

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旅の終わりに

エトワール凱旋門は単なる観光名所ではありません。

ナポレオンの栄光、フランス革命後の激動の歴史、二度の世界大戦、
そして現在も続く追悼の祈りが刻まれたフランスの象徴です。

巨大なアーチを見上げながら歴史に思いを馳せ、
展望台からパリの街並みを眺めれば、この都市が歩んできた長い歴史をより深く感じられるでしょう。

エッフェル塔やルーヴル美術館と並び、
パリ観光ではぜひ訪れておきたい名所です。

シャンゼリゼ通りを歩きながら凱旋門へ向かう時間も含めて、
パリらしい景色と歴史を存分に楽しんでみてください。



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