ベトナム南部最大都市・ホーチミンの玄関口となるのが、
「タンソンニャット国際空港(Tan Son Nhat International Airport)」です。
ベトナム国内でも利用者数が非常に多い空港で、
ホーチミン旅行では、多くの人が最初に利用する空港になります。
空港から市内中心部までは約6〜8km前後。
距離だけを見るとかなり近いですが、ホーチミン市内は慢性的な渋滞があり、
時間帯によっては想像以上に移動時間がかかることもあります。
主な移動手段は、
・タクシー
・Grab(配車アプリ)
・公共バス
・ホテル送迎
の4種類です。
実際に利用してみると、
「料金重視」「安全性重視」「荷物の多さ」などによって、
向いている移動方法がかなり変わると感じました。
今回は、タンソンニャット国際空港からホーチミン市内への移動方法を、
実体験ベースで詳しく紹介します。
タンソンニャット国際空港(Tan Son Nhat International Airport)
住所:Trường Sơn, Phường 2, Tân Bình, Thành phố Hồ Chí Minh, ベトナム
空港からホーチミン1区中心部までは、車で約20〜40分前後が目安です。
ただし、朝夕ラッシュ時は1時間近くかかることもあります。
特にベンタイン市場周辺、ブイビエン通り周辺、
ドンコイ通り周辺へ向かう場合は渋滞の影響を受けやすいです。
空港から市内への主な移動手段
| 移動手段 | 特徴 |
|---|---|
| Grab | 料金が明確。旅行者人気が高い |
| タクシー | 深夜到着でも利用しやすい |
| 公共バス | 最安クラス。ローカル感が強い |
| ホテル送迎 | 荷物が多い人向け |
個人的には、初めてのホーチミン旅行ならGrabが最も使いやすいと感じました。
一方で、荷物が少なく、ローカル移動も楽しみたい人には市バスもかなり面白い選択肢です。
タクシー利用の場合
タンソンニャット国際空港からタクシーを利用する場合、
ホーチミン1区中心部までは、おおよそ150,000〜250,000ドン前後が目安です。
時間帯や渋滞状況によって大きく変動します。
ベトナムのタクシーは、
以前からぼったくりや遠回りトラブルが多いことで有名でした。
現在はかなり改善されていますが、
旅行者を狙った声掛けドライバーも依然として存在します。
そのため、利用する場合は、下記の大手タクシー会社を選ぶのが比較的安全です。
VINASUN TAXI(ビナサンタクシー)
白い車体が特徴。
ホーチミンでは特に有名な大手タクシー会社です。
比較的メーター利用も安定しており、旅行者利用も非常に多く見かけます。

MAILINH TAXI(マイリンタクシー)
緑色の車体で有名な大手会社。
ベトナム全国で展開しており、地方都市でも比較的見かけやすい会社です。

VINA TAXI(ビナタクシー)
黄色系の車体が特徴。
ホーチミン市内でも比較的よく見かけます。
なお、空港到着ロビーでは、「タクシー?タクシー?」と声をかけてくる客引きも多いです。
個人的には、正規タクシー乗り場から乗車する方が安心だと感じました。
Grab利用
現在、ホーチミン旅行で最も利用されている移動方法のひとつが、「Grab(グラブ)」です。
Grabは東南アジア全域で利用されている配車アプリで、日本のUberに近いサービスです。
タイ、ベトナム、マレーシア、フィリピンなどでも利用できるため、東南アジア周遊旅行ではかなり便利でした。
Grabのメリット
・料金が事前確定
・現金払い/カード払い両対応
・行き先説明不要
・タクシーより安いことが多い
特にホーチミンでは、英語が通じにくい場面もあるため、
アプリ上で目的地設定できるのはかなり便利です。
Grabのデメリット
一方で、
空港周辺はGrab乗車場所がやや分かりづらいです。
また、時間帯によっては配車待ちが長くなったり、
渋滞時に料金が高騰することもあります。
さらに、ドライバーによっては、
指定場所とは別の場所で待機していることもありました。
ただ、総合的には、旅行者に最もおすすめしやすい移動方法だと思います。

Grab vs タクシー比較
参考までに、Grabとタクシの比較表を作成してみました。
| 項目 | Grab | タクシー |
|---|---|---|
| 料金 | 安め | やや高め |
| 料金確定 | 〇 | △ |
| ぼったくりリスク | 低 | やや注意 |
| 深夜利用 | 〇 | 〇 |
| 使いやすさ | 非常に高い | 普通 |
バス利用
最も安くホーチミン市内へ向かえる方法が、公共バス利用です。
ローカル感はかなり強いですが、料金は非常に安く、節約旅行にはかなり相性が良い移動方法でした。
バス乗り場はどこ?
国際線ターミナル到着後、出口を出て左方向へ進むと、
タクシー・バスエリアがあります。
「XE TAXI」の看板周辺が目印です。
私が訪れた2022年8月当時は、コロナ影響で観光客が非常に少なく、
空港シャトルバスがほぼ停止状態でした。
そのため、
最終的には青色の市バス「152系統」を利用しました。
現在は運行状況が変わっている可能性があるため、最新情報は現地で確認することをおすすめします。

152系統(市バス)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 路線 | タンソンニャット国際空港〜9月23日公園 |
| 運行時間 | 5:30〜18:00前後 |
| 料金 | 5,000ドン前後 |
| 荷物料金 | 大型荷物は追加5,000ドン前後 |
青色のローカルバスです。
旅行者より、地元利用客の方が圧倒的に多い印象でした。
車内はかなりローカル感がありますが、とにかく安い。
2022年当時でも、実質数十円レベルで市内へ移動できました。
109系統(空港シャトルバス)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 路線 | タンソンニャット国際空港〜9月23日公園 |
| 運行時間 | 5:00〜24:30前後 |
| 料金 | 10,000〜20,000ドン前後 |
黄色の車体が特徴。
こちらは旅行者向け要素が強く、スーツケース置き場も比較的広めです。
市バスより快適ですが、運行状況は時期によって変わることがあります。
旅行者は、「シャトルバス」を利用した方がいいと思います。
受付には、黄色のシャツを着たスタッフがいるのでわかりやすいと思います。
私が訪れた2022年8月当時は、運休しているように見えました。
現在の運行状況は変更されている可能性があります。
バスの乗り方
152系統は、
車体前面に「152」と大きく表示されているため比較的分かりやすいです。
乗車後、車掌のようなスタッフが料金回収に来ます。
大型スーツケースがある場合は、荷物料金込みで2人分支払うケースもあります。


こちらが、バスのチケットです。

私は事前にGoogle Mapで降車地点を確認しておき、
近くになったタイミングで合図して降りました。
ローカルバス利用時は、事前に地図アプリを確認しておくとかなり安心です。

Bus Mapアプリが便利
ホーチミン市内バスは、
「BusMap」というアプリでルート確認できます。
ローカルバスは停留所名が分かりづらいことも多いため、事前にインストールしておくとかなり便利でした。

途中、国内線の入口でも止まります。

ルート上で、私が泊るホテルに一番近い停留所で降ろしてくれました。

実際に使って感じたこと
個人的には、
・初めてのベトナム旅行
・深夜到着
・荷物が多い
ならGrab利用が最も安心だと思います。
一方で、
・節約重視
・東南アジアのローカル感を楽しみたい
・荷物が少ない
なら152系統の市バスはかなり面白い移動方法でした。
実際、空港から数十円レベルで市内へ移動できるのは、
東南アジアらしい旅感がかなり強かったです。
そこからGrabへ乗り継げば、費用をかなり抑えながら移動できます。
ホーチミンは、
東南アジアの中でも特にバイク交通量が多く、
最初は街のエネルギーに圧倒されるかもしれません。
ただ、空港から市内への移動方法さえ理解してしまえば、
観光・グルメ・街歩きはかなりしやすい都市です。
特にGrabは旅行者との相性が非常に良く、
ベトナム旅行初心者でも移動難易度はそこまで高くありません。
一方で、市バスにはローカル都市らしい空気も色濃く残っており、
東南アジアを移動している感覚を強く味わえる移動方法でもありました。

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