世界遺産のプランバナン寺院群の周りには、ヒンドゥー教と仏教文化が色濃く
残っている魅力的な寺院がいくつもあります。
今回は、プランバナン寺院群周辺の寺院を紹介して行きます。
サンビ・サリ寺院
(Candi Sanbi Sari)
住所:Jl. Candi Sambisari, Sambisari, Purwomartani, Kec. Kalasan, Kabupaten Sleman, Daerah Istimewa Yogyakarta 55571 インドネシア
営業時間 | 7:00~17:00 |
休業日 | 無休 |
入場料金 | お布施程度 |
古マタラム王国で最後に建てられたヒンドゥー教寺院で、1966年に火山灰の中から発見されました。
特徴としては、周囲の地表よりも6mも下に建設されています。
これは、10世紀頃に起きたムラピ山の噴火の影響により周りの土地が盛り上がってしまったからだそうです。
そして、この天災により、古マタラム王国は、ジャワ島の東側へ都を移し、やがて滅んだそうです。
外壁には、ガネーシャ像が彫られています。
プラオサン寺院
(Candi Plaosan)
住所:Jl. Candi Plaosan, Plaosan Lor, Bugisan, Kec. Prambanan, Kabupaten Klaten, Jawa Tengah 57454 インドネシア
営業時間 | 7:00~18:00 |
定休日 | 無休 |
入場料金 | お布施程度 |
ロロ・ジョングラン寺院とぼぼ同時期建設された仏教寺院で、シャイレンドラ王朝へ嫁いだ姫のため建立されたものです。
現在、見学できるのは、本堂の2つのみです。
また、この寺院は、南北2つに分かれており、北側には、236基のストゥーパ(仏塔)と116基のペルワラ(小祠堂)が
南側には、69基のストゥーパ(仏塔)と16基のペルワラ(小祠堂)がありましたが、現在は、ほとんど石の残骸になっています。
下の写真は、北仏堂です。
北仏堂の仏像は、顔がありませんでした。
下の写真は、南仏堂です。この仏堂は、上下に3室ずつある2階建てになっています。
室内には、2体の仏像がありました。
外壁には、美しいレリーフがたくさん彫られています。
カラサン寺院
(Candi Kalasan)
住所:Jl. Raya Yogya – Solo, Suryatmajan, Danurejan, Daerah Istimewa Yogyakarta, インドネシア
営業時間 | 7:00~17:00 |
定休日 | 無休 |
入場料金 | 7:00~17:00 |
出土した「カラサン碑文」によると778年にこの地を支配していたサンジャ王朝と隣接するシャイレンドラ王朝
の王家同志の結婚を祝して創建されたものだそうです。
9世紀頃から改築を重ね、現存するようなヒンドゥー教的な装飾が加えられていきました。
また、内部が空洞だが、台座が残っているので、かつては大きな仏像が鎮座していたと考えられるそうです。
まだ、サリ寺院とか回りたかったのですが時間オーバーで観光終了です。
仏教国であるシャイレンドラ王朝とヒンドゥー教国であるサンジャヤ王朝が宗派の違いを超えて有効的な関係を
築き、その影響が建築物まで及んでいるのは非常に興味深いですね。
ジャワ島の世界遺産は、想像以上に魅力的でした。
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