天壇とは、明、新両王朝の皇帝が天を祀り、五穀豊穣の祈りをささげた場所で
まさに、故宮と並んで、北京を代表するシンボル的な建造物です。
中国は、世界遺産の宝庫で、世界遺産の数では、イタリアに次いで第2位の55ヵ所の世界遺産があります。
そして、北京市内で言うと7ヵ所の世界遺産があります。
- 天壇
- 明、清朝の皇家陵墓
- 万里の長城
- 故宮(北京と瀋陽の明・清朝の皇宮群)
- 頤和園
- 周口店の北京原人遺跡
- 京杭大運河
天壇公園 (Temple of Heaven)
住所:1 Tiantan E Rd, Dongcheng, 中国 100061
*1998年 ユネスコ文化遺産に登録
基本情報
時間 | 6:00~21:00 |
定休日 | 不明 |
料金 | 4~10月:入場料15元、共通券34元( 11~3月:入場料10元、共通券28元( ※共通券で圜丘、皇穹宇、祈年殿を参観できる |
*10人民元=168円相当
1420年に天地を祀る天地檀として造られましたが、1530年に故宮の北に地檀、東西に日檀、月檀が造られたため
以後はここを天壇と呼ぶようになったそうです。
そして、総面積は、273万㎡と中国の建造物としては、最も大きく広大な敷地に中には
北から祈念殿、皇穹宇、圜丘が一直線に配置されています。
圜丘には、大理石を3層に積み重ねた円檀で、ここでは毎年冬至に、石壇中央の丸い石板の上に
立ち皇帝が一年の出来事を天に報告したそうです。
当時は、ここは天に通じる大地の中心と考えていたそうです。
祈念殿
天壇の中心的な建造物で、大理石の3層上の基壇上に藍色の瑠璃瓦を葺いた3層の円錐形の屋根を頂く円錐形の
屋根を頂く円形の建造物が建っています。
ここでは、皇帝は、毎年正月に、五穀豊穣を祈願する儀式を行っていました。
高さ38m、直径30mの建築物の外壁や軒下には、金箔や藍、緑の彩色が施されています。
祈念殿は、1889年に落雷で焼失したが、その後、再建されて、1970年の改修を得て今に至っています。
色鮮やかなファサードが青空に映えます。
天を治める天帝から天命を受ける神聖な場所であった天壇。
現在では、公園として一般の人も立ち寄れる場所となっていますので、聖なるパワースポットを体験してみてください。
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