ケニアでサファリというと、
マサイマラ国立保護区を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし実際に旅してみると、ナイロビから比較的アクセスしやすく、
しかも高確率でBIG5に出会える保護区も存在します。
それが、ケニア中央部・ナニュキ周辺に位置する
「オル・ペジェタ保護区(Ol Pejeta Conservancy)」です。
広大な草原とケニア山の絶景を背景に、
・ライオン
・ゾウ
・サイ
・ヒョウ
・バッファロー
といった大型野生動物を観察できるほか、
・東アフリカ最大級のクロサイ保護区
・ケニア唯一のチンパンジー保護区
・本格ナイトサファリ
など、他のサファリエリアとは異なる魅力を持っています。
さらに、保護区内には
「スウィートウォーターズ・セレナ・キャンプ(Sweetwaters Serena Camp)」を中心とした
宿泊施設も整備されており、宿泊型サファリも人気です。
今回は、実際に訪れた体験をもとに、
オル・ペジェタ保護区とスウィートウォーターズ動物保護区について詳しく紹介します。
スイートウォーターズ動物保護区 (Sweetwaters Game Reserve)
公式URL:https://africasafaridiscovery.com/sweetwaters-game-reserve/
オル・ペジェタ保護区とは?
オル・ペジェタ保護区は、ケニア中央部・ラ・イキピア地方に位置する
約90,000エーカー(約360平方km)の巨大私営保護区です。
現在は「オル・ペジェタ保護区」という名称が正式ですが、
日本語圏では旧称やロッジ名由来で
「スウィートウォーターズ動物保護区」と紹介されることもあります。
赤道直下の町「ナニュキ(Nanyuki)」近郊にあり、
天気が良ければ、背後にはアフリカ第2の高峰「ケニア山(Mount Kenya)」も望めます。
もともとは牧場だった土地を、
野生動物保護とエコツーリズム目的で再整備した保護区で、
現在は非営利組織によって運営されています。
特に有名なのが、
・東アフリカ最大級のクロサイ保護区
・ケニア唯一のチンパンジー保護施設
・高密度の野生動物
・夜間ゲームドライブ
です。
一般的な国立公園とは少し異なり、
「保護活動」と「観光」が強く結びついた保護区という印象でした。
スウィートウォーターズ動物保護区(Sweetwaters Game Reserve)
公式URL:https://africasafaridiscovery.com/sweetwaters-game-reserve/
スウィートウォーターズという名称は、
オル・ペジェタ保護区内のサファリエリアやロッジ周辺を指して使われることが多く、
実質的にはオル・ペジェタ保護区と一体の存在です。
日本のツアーでは「スウィートウォーターズ動物保護区」
という名称で紹介されることもあります。
比較的コンパクトなエリアに野生動物が集中しているため、
短時間でも動物遭遇率が高いことで知られています。
オル・ペジェタ最大の特徴
ケニア唯一のチンパンジー保護区
オル・ペジェタ最大の特徴のひとつが、
チンパンジー保護区の存在です。
ここは、ケニア野生生物公社(KWS)と
ジェーン・グドール研究所(Jane Goodall Institute)の協力により設立された施設。
人間による違法飼育や虐待、
密輸などによって保護されたチンパンジーたちが暮らしています。
本来、チンパンジーは西アフリカ〜中央アフリカの森林地帯に生息しており、
ケニアには自然分布していません。
そのため、
ケニア国内でチンパンジーを見られる場所は、実質ここだけとも言われています。
単なる観光施設ではなく、野生復帰や保護活動を目的とした施設である点も印象的でした。

東アフリカ最大級のクロサイ保護区
オル・ペジェタは、
東アフリカ最大級のクロサイ保護区としても知られています。
クロサイは、密猟による角目的の乱獲で個体数が激減し、
現在も厳重な保護対象となっています。
実際のサファリでは、シロサイを見かける機会は比較的多いものの、
クロサイはかなり貴重な存在です。
クロサイとシロサイの違い
クロサイ
・木の葉をつまんで食べる
・口先が尖っている
・比較的攻撃的と言われる
シロサイ
・草を食べる
・口が横に広い
・比較的温厚
実際に見ると、口元の形がかなり違うため見分けやすい印象でした。



夜のサバンナは別世界|本格ナイトサファリ体験
オル・ペジェタで特に印象的だったのが、
ナイトサファリ(Night Game Drive)です。
通常の国立公園では、
夜間ゲームドライブが禁止されている場所も多いのですが、
ここでは夜のサファリ体験が可能。
実際に参加してみると、昼間とはまったく異なる緊張感がありました。
特に印象的だったのが、
・ライオンのメス2頭がインパラへ接近する狩りのシーン
・草むらに潜む肉食獣
・暗闇の中で光る動物の目
・夜行性動物の活動
など、昼サファリでは味わえない野生そのものの空気感です。
さらに、ライオンの子どもを見ることもでき、
非常に貴重な体験でした。
動画でも撮影しましたが、暗闇の中で静かに距離を詰めるライオンは、
まさに自然ドキュメンタリーそのものです。
夜はかなり寒いので防寒必須
ただし、ナイトサファリ参加時に注意したいのが気温。
オル・ペジェタ周辺は標高が高く、夜になるとかなり冷え込みます。
特にオープンサファリカーは風を直接受けるため、
・フリース
・ダウン
・防風ジャケット
など、しっかりした防寒対策がおすすめです。
体感的には、「アフリカ=暑い」というイメージとはかなり違いました。


通常サファリでもBIG5遭遇率が高い(ライオン・ゾウ・サイ・ヒョウ・バッファロー)
もちろん、昼間の通常ゲームドライブでも非常に満足度が高い保護区でした。
特に、
・ライオン
・ゾウ
・バッファロー
・サイ
は比較的遭遇率が高く、
短期滞在でもかなり多くの動物を見ることができます。
ゾウ
巨大なアフリカゾウの群れが、草原をゆっくり移動する光景は圧巻。
ケニア山を背景にした風景は、まさにアフリカらしい絶景でした。

ライオン
ライオン遭遇率も高め。
木陰で休む姿だけでなく、実際に歩き回るシーンも見ることができました。

インパラの群れ
草原には大量のインパラが生息しており、
それを追う肉食獣との関係性も、サファリの見どころのひとつです。

アクセス
ナイロビからオル・ペジェタ保護区への行き方
オル・ペジェタ保護区は、ナイロビから車で約3〜4時間程度。
ナイロビからの日帰りツアーや1泊2日ツアーも多数催行されています。
主なアクセス方法
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 現地ツアー | 最も一般的。送迎・ゲームドライブ込み |
| 専用車チャーター | 自由度が高い |
| レンタカー | 道路状況は比較的良好 |
| 国内線+車 | ナニュキ空港利用 |
ナイロビ発ツアー
ナイロビからは、
英語ガイド付きの日帰り・宿泊ツアーも多数あります。
・赤道通過体験
・ナニュキ観光
・ゲームドライブ
・昼食付き
などがセットになっていることも多く、個人手配が不安な人には便利です。
旅の終わりに
マサイマラほど圧倒的な大草原ではありませんが、
・ナイロビから比較的近い
・BIG5遭遇率が高い
・クロサイ保護区
・チンパンジー保護区
・ナイトサファリ可能
という独自性が非常に強く、
かなり満足度の高いサファリエリアでした。
特に、
「短期間で本格サファリをしたい」
「サイをしっかり見たい」
「ナイトサファリを体験したい」
という人にはかなりおすすめです。
ケニアサファリ初心者にも非常に向いている保護区だと思います。
ケニア山を遠くに望みながら、
夜の草原でライオンの気配を探していた時間は、
今回のケニア旅行の中でも特に印象に残る体験でした。
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