マニラのチャイナタウン「ビノンド(Binondo)」。
世界最古級のチャイナタウンとも言われるこのエリアには、
100年以上続く老舗中華料理店が今も数多く残っています。
その中でも、「フィリピン最古のレストランのひとつ」として知られているのが、
今回紹介する「To Ho Panciteria Antigua」です。
1889年創業という圧倒的な歴史。
古びた建物。
朝から満席近いローカル客。
そして、次々と運ばれていく巨大な中華料理。
観光地化されたレストランというより、
地元の日常の中に今も生きている老舗という空気が強く残っていました。
今回は、ビノンド散策中に実際に訪れたTo Ho Panciteria Antiguaを紹介します。
To Ho Panciteria Antigua
住所:422 Tomas Pinpin St, Binondo, Manila, 1006 Metro Manila, フィリピン
- 電話番号:+63282420294
- 営業時間:9:00~21:00
- 定休日:無休
1889年創業とも言われる老舗中華料理店で、
ビノンド地区のローカル中華文化を代表する存在のひとつです。
特に店名にもなっている「パンシット・カントン(Pancit Canton)」が有名で、
観光客だけではなく、地元のフィリピン系中国人コミュニティにも長年親しまれています。
ビノンドらしい老舗の空気感
OPENが9:00だったので、10:00過ぎに訪問したのですが、
すでに1階席はかなり埋まっていました。
朝から中華料理を囲み、
大皿料理をシェアしながら食事しているグループ客が多く、
朝食からしっかり食べる中華文化を感じます。
周辺には近代的なチェーン店も増えていますが、
ここだけは時間が止まったような空気。
観光向け演出ではない、
リアルなビノンドの日常がそのまま残っている印象でした。
店内
私は1階席を利用しましたが、
奥には2階へ続く階段もあり、座席数はかなり多そうでした。
ただ、基本的には円卓やグループ向けテーブルが中心。
個人卓はほとんど見当たりません。
やはり中華料理は、複数人でシェアしながら食べる前提なのだと思います。
実際、周囲のローカル客も、家族や友人同士で大皿料理を囲んでいました。


会計は入口付近のレジで行うスタイルです。

メニュー
メニューはかなり豊富で、
老舗中華らしく「大人数でシェアする前提」の料理構成になっています。
スープ類だけでも、
・Toho Soup
・Hototay Soup
・Hot & Sour Soup
・Wanton Soup
・Corn Crab Soup
など種類が多く、
サイズもSmall/Largeから選べる本格的な中華スタイル。
前菜系では、
・Kikiam
・Lumpia Shanghai
・Chorizo De Bilbao
・Fried Spare Ribs
・Sweet & Sour Pork
など、
フィリピン中華定番メニューが並びます。
さらに、
・Yang Chow Fried Rice
・Shanghai Fried Rice
・Garlic Rice
など炒飯系も充実。
ライスメニューも多く、
Beef with Vegetables Rice、Sweet & Sour Pork Rice、Curry Riceなど、
ローカル中華食堂らしい実用的なラインナップでした。
価格帯も比較的ローカル向けで、
ボリュームを考えるとかなり良心的です。


実食|Pancit Canton(225ペソ)・Toho Soup(230ペソ)
やはり、お店の名前の由来にもなっているPancit Canton(225ペソ)を注文。
さらに、看板メニューのひとつでもあるToho Soup(230ペソ)も頼んでみました。
ちなみに、パンシット・カントンは、
小麦麺を豚肉・鶏肉・エビ・野菜などと一緒に炒めた、
フィリピン定番の中華系麺料理です。
ソイソースやオイスターソース系の濃厚な味付けですが、
最後にカラマンシーを絞ることで、一気に爽やかさが加わります。
「カントン(Canton)」という名前は、中国・広東料理由来とも言われており、
実際に食べてみると、日本の焼きそばよりも、広東炒麺や福建系の中華麺に近い印象でした。
Toho Soupも、中華系のとろみスープらしい濃厚さがあり、
ローカル客が朝から食べている理由がよく分かる味でした。
実際、周囲のテーブルを見ると、
炒飯や肉料理、大皿料理を大量に注文しているグループも多く、
「少人数で軽く食べる店」というより、家族や仲間と囲む町中華いう空気が強く残っていました。

しかも、スモールサイズでもかなりの量があります。
具材も非常に多く、エビ、豚肉、野菜がしっかり入っていて、想像以上に満足感があります。

アクセス
To Ho Panciteria Antiguaは、マニラ・ビノンド地区の中心部近くにあります。
最寄りはLRT1号線「Carriedo駅」周辺ですが、
実際にはGrabやタクシー利用の方が分かりやすいです。
イントラムロスやリサール公園周辺からであれば、
交通状況次第ですが15〜30分程度。
ビノンド周辺は細い道も多く、昼間はかなり混雑するため、
徒歩移動と組み合わせるのがおすすめです。
また、周辺にはローカル食堂や中華菓子店も密集しているため、
食べ歩き目的で訪れると非常に楽しいエリアです。
100年以上続く老舗で食べるパンシット・カントン。
それは単なるローカル麺料理というより、
ビノンドの華僑文化そのものを味わう体験でした。
高級中華ではありません。
店内も決して新しくありません。
しかし、
朝から満席になる理由は、実際に食べてみるとよく分かります。
観光地化されたレストランではなく、今も地元の人に使われ続けている老舗。
ビノンドを歩くなら、ぜひ立ち寄ってみてください。


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