リマから南へ約310km。
ペルー南部のイカ(Ica)近郊には、
砂漠の中に忽然と現れる美しいオアシス「ワカチナ(Huacachina)」があります。
周囲を巨大な砂丘に囲まれた小さな湖畔の町で、
現在は南米有数の砂漠リゾートとして知られています。
私もナスカの地上絵観光へ向かう途中に立ち寄りましたが、
想像以上にリゾート感があり、ペルーにいることを忘れてしまうような景色が広がっていました。
特に人気なのが、砂丘を豪快に駆け抜けるサンドバギーとサンドボーディングです。
今回は、ワカチナで体験したサンドバギーツアーの様子と、ワカチナの魅力を紹介します。
ワカチナ(Huacachina)とは
ワカチナは、ペルー南部イカ県にある小さなオアシスです。
周囲を高さ数十メートルから100mを超える巨大な砂丘に囲まれており、
まるで映画の世界に入り込んだかのような景観が広がっています。
もともとは地下水が湧き出して形成されたオアシスとして知られ
20世紀初頭にはリマの富裕層が保養地として訪れる高級リゾート地として発展しました。
現在では世界中のバックパッカーや観光客が訪れる人気観光地となっており、
ナスカの地上絵観光と合わせて訪れる人も少なくありません。
ワカチナ湖を囲むようにホテルやレストランが並び、
昼間はのんびり散策を楽しみ、夕方になると砂丘でサンセットを眺める観光客で賑わいます。
ワカチナに伝わる伝説
ワカチナには古くから伝わる伝説があります。
昔、この地に美しい王女が住んでいました。
ある日、王女が水辺で入浴していたところを狩人に見られてしまいます。
驚いた王女は逃げ出し、その際に残された水たまりが現在のワカチナ湖になったと伝えられています。
さらに、逃げる途中で落としたマントのしわが周囲の砂丘になったともいわれています。
現在でも湖の周辺には人魚の像が設置されており、この伝説が大切に語り継がれています。
Desert Adventures
住所:Balneario De Huacachina SN Huacachina, Huacachina 11001 ペルー
| 基本情報 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 8:00~18:00 |
| 定休日 | 無休 |
| 料金 | 30~50ソル |
| 公式URL | http://desertadventure.net/index.html |
ワカチナのオアシス
イカから約10分。
砂漠の中を進んでいくと、突然ヤシの木と湖が現れます。
それがワカチナです。
「南米のオアシス」と呼ばれることもありますが、実際に訪れてみると想像以上に小さな町でした。
しかし、そのコンパクトさが逆に魅力でもあります。
湖の周囲にはホテルやカフェ、レストランが立ち並び、リゾートらしい雰囲気が漂っています。
砂丘を背景にした景色は非常に美しく、湖畔を歩くだけでも十分楽しめます。
ナスカ観光の拠点として利用されることも多く、周辺には旅行会社やツアーデスクも数多くあります。
サンドバギー体験
ワカチナ最大の人気アクティビティがサンドバギーです。
大型のバギーに乗り込み、ドライバーが砂丘を猛スピードで駆け抜けていきます。
私も実際に体験しましたが、まるで砂漠版ジェットコースターのようでした。
急斜面を一気に登ったかと思えば、そのまま急降下。
予想以上のスリルがあり、車内では歓声が上がりっぱなしでした。
舗装道路とはまったく異なる砂漠特有の走行感覚があり、他ではなかなか体験できません。
砂丘の頂上まで登ると、どこまでも続く砂漠の絶景が広がります。
リマやクスコでは味わえない、ペルーのもうひとつの魅力を感じられる瞬間でした。
サンドボーディングも人気
サンドバギーツアーでは途中で停車し、
サンドボーディングを体験できることもあります。
雪の代わりに砂の斜面を滑り降りるスポーツで、
初心者でも比較的気軽に楽しめます。
立って滑る上級者向けスタイルもありますが、
多くの観光客は腹ばいになって滑走します。
砂丘の高さは想像以上で、最初は少し緊張しますが、
一度滑り始めると爽快感抜群です。
私も挑戦しましたが、砂まみれになりながら楽しむことができました。

夕方のツアーがおすすめ
ワカチナ観光で最もおすすめなのが夕方出発のツアーです。
日中の砂漠は非常に暑く、気温が高くなります。
一方で夕方になると気温も落ち着き、観光しやすくなります。
さらに、砂丘の上から眺める夕日は圧巻です。
オレンジ色に染まる砂丘とワカチナのオアシスは非常に美しく、多くの観光客が写真撮影を楽しんでいました。
私が訪れた日も、美しい夕景を見ることができ、サンドバギー以上に印象に残る時間となりました。

ナスカ観光と組み合わせるのがおすすめ
イカにはラス・ドゥナス空港があり、ナスカの地上絵を遊覧飛行で見学するツアーも催行されています。
そのため、多くの旅行者がナスカ観光の前後にワカチナへ立ち寄ります。
遊覧飛行は天候や混雑状況によって待ち時間が発生することもあります。
そんな時でも、ワカチナなら半日から1日しっかり楽しむことができます。
世界的に有名なナスカの地上絵と、
砂漠のオアシスという全く異なる景観を同時に体験できるのも、このエリアの大きな魅力です。
旅の終わりに
ワカチナは、ペルーというとマチュピチュやクスコを思い浮かべる人にこそ訪れてほしい場所です。
アンデス山脈やインカ遺跡とはまったく異なる景観が広がり、
ペルーの自然の多様さを実感できます。
私自身、ナスカの地上絵観光のついでに立ち寄る程度のつもりでしたが、
実際には想像以上に印象深い場所でした。
巨大な砂丘を駆け抜けるサンドバギー、夕日に染まる砂漠、そして静かなオアシス。
ワカチナは、ペルー旅行の中でも特に記憶に残る体験のひとつとなりました。
ナスカ観光を計画している方は、ぜひワカチナにも足を延ばしてみてください。

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