旅の楽しみのひとつが、その土地ならではの市場を歩くことです。
地元の人々の日常を垣間見ることができるだけでなく、
その国で獲れる食材や食文化にも触れられるため、
私も海外へ行くと必ずと言っていいほど市場を訪れています。
今回紹介するのは、チリの首都サンティアゴ中心部にある中央市場(Mercado Central)です。
新鮮な魚介類を味わえることで知られ、
観光客だけでなく地元の人々にも親しまれている人気スポットです。
サンティアゴ観光の定番であるアルマス広場からも徒歩圏内にあり、
観光の合間に立ち寄りやすい場所でもあります。
中央市場 (Mercado Central)
住所:San Pablo, Santiago, Región Metropolitana
営業時間:土曜から木曜日:7:00~17:00
金曜日:7:00~20:00
営業日 :無休
サンティアゴ中央市場の歴史
中央市場の歴史は1872年までさかのぼります。
現在の建物はイギリスで製造された鉄骨構造を組み立てて建設されたもので、
19世紀後半のサンティアゴを代表する建築物のひとつです。
開業以来、チリ各地から集まる魚介類や農産物の流通拠点として発展してきました。
近年では観光名所としても有名になり、多くのレストランや海鮮食堂が営業しています。
市場内部には魚屋や土産物店もありますが、
現在は海鮮レストラン街としての色合いが強く、食事を目的に訪れる観光客が多い印象です。
チリと海産物文化
チリは南北約4,300kmにも及ぶ長い海岸線を持つ海洋国家です。
太平洋に面した豊かな漁場に恵まれ、
世界有数の水産物輸出国として知られています。
特にサケやマスの養殖は世界トップクラスの生産量を誇り、
日本でもチリ産サーモンは非常に身近な存在です。
実際、日本で流通する輸入サーモンの多くがチリ産といわれています。
そのほかにもウニ、イカ、ムール貝、アサリ、カニなどさまざまな海産物が水揚げされており、
チリ料理には魚介類を使ったメニューが数多くあります。
そんなチリの海の幸を手軽に味わえる場所が、この中央市場です。
市場内を散策
市場内へ足を踏み入れると、威勢の良い呼び込みの声が飛び交っています。
各店舗のスタッフが観光客に声をかけながら店へ案内しており、活気ある雰囲気が印象的でした。
観光地化されているため多少賑やかではありますが、それも市場らしい魅力のひとつです。
カニ
まず目に飛び込んできたのが大きなカニです。
チリ沿岸ではさまざまな甲殻類が獲れます。
市場内には大型のカニも並び、観光客の目を引いていました。
市場内のレストランでは新鮮なカニ料理を味わうことができます。

シーフードスープ
こちらは具材がたっぷり入ったシーフードスープ。
魚介の旨味が凝縮されており、パンとの相性も抜群でした。
チリでは「パイラ・マリーナ(Paila Marina)」と呼ばれる魚介スープが有名で、
貝類やエビ、白身魚などがたっぷり入っています。
旅行中の疲れた身体にも染み渡る一品でした。

名物のウニ
チリ沿岸はウニの名産地としても知られています。
市場では新鮮なウニをそのまま味わうことができました。
驚いたのは、日本の醤油とワサビが普通にテーブルへ置かれていたことです。
チリは日本向けの海産物輸出が盛んなため、日本人好みの食べ方もよく知られているようです。
新鮮なウニは臭みがなく、とても濃厚な甘みがありました。

カニクリーム
こちらはカニクリーム料理。
濃厚なカニの旨味にレモンの酸味が加わり、絶妙なバランスでした。
チリ料理は素材の味を活かしたシンプルな調理法が多く、魚介類の美味しさを存分に楽しむことができます。

イワシの稚魚のアヒージョ
シラスのようなイワシの稚魚を使ったアヒージョも注文してみました。
オリーブオイルとニンニクの香りが食欲をそそり、ビールとの相性も抜群です。
スペイン文化の影響を受けたチリらしい一品でした。

市場の雰囲気を動画で紹介
市場内の様子を動画でも撮影してみました。
活気ある雰囲気や店員さんとのやり取りなど、
写真だけでは伝わりにくい市場の魅力を感じていただけると思います。
ちょっとした小芝居のようなパフォーマンスもあり、見ているだけでも楽しめました。
アクセス
中央市場はサンティアゴ中心部に位置しており、観光の合間に立ち寄りやすい場所です。
地下鉄利用
- サンティアゴ地下鉄2号線「Puente Cal y Canto駅」から徒歩約3分
徒歩
- アルマス広場から徒歩約10分
- サンティアゴ大聖堂から徒歩約10分
旧市街観光と合わせて訪れるのがおすすめです。
旅の終わりに
サンティアゴ中央市場は、チリの豊かな海産物文化を気軽に体験できる魅力的なスポットでした。
観光客向けの市場ではありますが、
新鮮な魚介類を手頃な価格で楽しめる点は大きな魅力です。
特にウニやカニ、シーフードスープはチリらしさを感じられる料理で、
日本人の口にもよく合うと思います。
アルマス広場やサンティアゴ大聖堂などの観光名所からも近いため、
市内観光の途中に立ち寄るのにも最適です。
サンティアゴを訪れる機会があれば、ぜひ中央市場でチリ自慢の海の幸を味わってみてください。
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