ギリシャ旅行の玄関口となるのが、アテネ国際空港(エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港)です。
アクロポリスやデルフィ、サントリーニ島などを目指す多くの旅行者が利用する空港ですが、
日本からの直行便はなく、シンガポールやイスタンブール、パリなどを経由して入国することになります。
私もシンガポール経由でアテネへ入国しました。
初めて利用する場合に少し分かりにくいのが、
「シェンゲン協定加盟国から到着したのか」「非加盟国から到着したのか」によって導線が異なる点です。
今回は実際の入国体験をもとに、アテネ国際空港の入国手順を紹介します。
アテネ国際空港(Athens International Airport)
住所:Attiki Odos, Spata 19019 Greece
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 空港コード | ATH |
| 開港 | 2001年 |
| 市内中心部まで | 約35km |
| 主な移動手段 | 地下鉄・空港バス・タクシー |
| 公式サイト | https://www.aia.gr |
シェンゲン協定とは?
ヨーロッパ旅行で知っておきたい制度が「シェンゲン協定」です。
シェンゲン協定加盟国同士では原則として出入国審査がなく、
国内線のような感覚で移動できます。
一方、日本やシンガポール、トルコなどの非加盟国から到着する場合は、
最初の加盟国で入国審査を受けなければなりません。
ギリシャもシェンゲン協定加盟国のため、
- 東京→シンガポール→アテネ
- 東京→イスタンブール→アテネ
の場合はアテネで入国審査。
一方、
- 東京→パリ→アテネ
- 東京→フランクフルト→アテネ
の場合はパリやフランクフルトで入国審査を済ませているため、アテネ到着時は国内線扱いとなります。
シェンゲン加盟国一覧を見る
- Austria(オーストリア)
- Belgium(ベルギー)
- Croatia(クロアチア)
- Czech Republic(チェコ)
- Denmark(デンマーク)
- Estonia(エストニア)
- Finland(フィンランド)
- France(フランス)
- Germany(ドイツ)
- Greece(ギリシャ)
- Hungary(ハンガリー)
- Iceland(アイスランド)
- Italy(イタリア)
- Latvia(ラトビア)
- Liechtenstein(リヒテンシュタイン)
- Lithuania(リトアニア)
- Luxembourg(ルクセンブルク)
- Malta(マルタ)
- Netherlands(オランダ)
- Norway(ノルウェー)
- Poland(ポーランド)
- Portugal(ポルトガル)
- Slovakia(スロバキア)
- Slovenia(スロベニア)
- Spain(スペイン)
- Sweden(スウェーデン)
- Switzerland(スイス)
到着エリアの違い
アテネ国際空港では、
- シェンゲン非加盟国からの到着 → Aエリア
- ギリシャ国内線・シェンゲン加盟国からの到着 → Bエリア
に分かれています。
私はシンガポール航空を利用したため、非加盟国扱いのAエリアへ到着しました。

(JAL参照)
飛行機を降りて入国審査へ
飛行機を降りると案内表示に従って進みます。
空港自体はそれほど大きくありませんが、導線が少し複雑な印象でした。


途中で階段を下りながら到着ロビー方面へ向かいます。

Baggage Claim/Exit方面へ向かいます。

するとすぐにPassport Controlの看板が出てきます。

Passport Control(入国審査)
しばらく進むと「Passport Control」の案内が見えてきます。
ここでレーンが分かれています。
- EU・EEA・スイス国籍者
- その他の国籍者
日本人旅行者は「Other Passports(その他の国籍)」の列へ進みます。
私が訪れた際は比較的空いており、待ち時間は10分程度でした。
ギリシャは日本国籍であれば短期観光の場合、事前ビザは不要です。
また、入国カードの記入もなく、パスポートを提示するだけで入国できました。
質問もほとんどなく、非常にスムーズだったのが印象的です。

Passport Controlの後ろはこんな感じです。

入国してからBaggage Claimまでは、かなりあります。

通路には、ギリシャの情報などが映像を使って説明されています。

とにかく歩きます。そしてエレベータで上にあがります。


手荷物受取所(Baggage Claim)へ
入国審査を通過した後も、すぐに荷物受取所へ到着するわけではありません。
意外と長い通路を歩きます。
途中にはギリシャ観光を紹介する映像や広告が並んでおり、
「いよいよギリシャに来たな」という気分になります。
さらにエレベーターで上階へ移動し、ようやく手荷物受取所へ到着しました。

税関
荷物を受け取った後は税関へ進みます。
税関には2つのレーンがあります。
- 赤色(申告あり)
- 緑色(申告なし)
一般的な観光旅行であれば緑色レーンを利用します。
私が利用した際は特に検査もなく、そのまま通過できました。

到着ロビーへ
税関を抜けると到着ロビーです。
ここには
- 空港バス
- 地下鉄
- タクシー
- レンタカー
の案内カウンターがあります。
アテネ市内へ向かう場合は、
- シンタグマ広場方面なら空港バスX95
- 時間を優先するなら地下鉄3号線
がおすすめです。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
関連記事
- アテネ空港から市内へのアクセス方法

- アテネ地下鉄(メトロ)の乗り方と切符購入方法

- シンタグマ広場観光ガイド


出国時は時間に余裕を
アテネ国際空港で注意したいのが出国時です。
多くの空港では保安検査後に出国審査がありますが、
アテネ空港では搭乗ゲート付近で出国審査が行われるケースがあります。
そのため、
「搭乗口に着いたから安心」
と思っていると、予想外の行列に巻き込まれることもあります。
特に夏の観光シーズンは利用者が多いため、出発の2~3時間前には空港へ到着しておくと安心です。
旅の始まり
アテネ国際空港はギリシャ最大の空港ですが、
規模としてはヨーロッパの主要ハブ空港ほど大きくありません。
しかし、
・シェンゲン加盟国と非加盟国で導線が異なる
・入国審査後も荷物受取所までかなり歩く
・出国審査が搭乗口付近で行われる場合がある
など、初めて利用すると少し戸惑うポイントがあります。
とはいえ案内表示は充実しており、日本人旅行者なら入国手続きも非常に簡単です。
ここからアクロポリスやデルフィ、サントリーニ島などへの旅が始まります。
ギリシャ旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてみてください。


コメント