タシケント地下鉄チョルスー駅を出ると、目の前に広がるのが
チョルスー・バザール(Chorsu Bazaar)。
「4つの道が交わる場所にあるバザール」という意味を持ち、
100年以上の歴史を誇る、タシケントで最も古く由緒ある市場です。
規模は中央アジアでも最大級。
観光客向けというより、今も地元の人々の生活を支える現役の市場として機能しており、
ウズベキスタンの食文化・暮らし・人の温度を、最もリアルに感じられる場所のひとつです。
チョルスー・バザール(Chorsu Bazaar)
住所:Tafakkur ko’chasi 57, Тоshkent, Toshkent, ウズベキスタン
| 営業時間 | 5:00~20:15(土日のみ21:00) |
| 定休日 | 無休 |
※午前中は生鮮食品が最も充実。
写真撮影や散策メインなら、午前〜昼過ぎがおすすめです。
青いドームが目印|バザールのシンボル建築
チョルスー・バザールを象徴するのが、
青いドーム型の巨大なメインビルディング。
まるでサーカスのテントのような外観で、
「これが本当にバザール?」と思ってしまうほど近未来的なデザインです。

中央アジアの伝統とソ連時代の建築様式が融合したこの建物は、
市場でありながら、一種のランドマーク的存在でもあります。
メインビルディング内部|1階は精肉・乳製品、2階は乾物天国
1階|精肉店・乳製品エリア
建物に入るとまず目に飛び込んでくるのが、
その場で肉をさばく精肉店の数々。
羊肉・牛肉が大きな塊で並び、
チーズやヨーグルトなどの乳製品もずらり。

観光客にはややハードルが高く感じるかもしれませんが、
これぞ中央アジアの日常。
市場本来の迫力と活気を体感できます。
2階|ドライフルーツとナッツの楽園
2階に上がると雰囲気は一変。
色とりどりの ドライフルーツ、ナッツ、スパイス が山積みにされています。

アプリコット、レーズン、クルミ、ピスタチオなどは、
ウズベキスタン産の質の高いものが多く、お土産探しにも最適。
少量から量り売りしてくれる店も多く、
試食させてくれることもあります。
メインビル前の青果市場|生活を支える市場エリア
大屋根付きの吹き抜けエリアが広がり、青果市場が形成されています。

ここでは、
新鮮な野菜・果物・ナン(ウズベキスタンの平焼きパン)・ハルヴァなどの甘味といった、
庶民の食卓を支える品々が所狭しと並びます。
観光用に整えられた市場ではなく、
買い物をする地元の人々の会話や空気感が、そのまま残っているのが印象的です。




市場の中で一息|チャイハナでローカルフード体験
市場内には、
チャイハナ(中央アジアの大衆食堂)も点在しています。
プロフ(ウズベキスタン風ピラフ)やサモサ、チャイなど、
素朴なローカルフードをその場で味わうことができます。
市場散策の途中で、
チャイを飲みながらひと休みするのもおすすめです。

チョルスー・バザールは、
単なる観光スポットではなく、
今も人々の暮らしが息づく、タシケントの日常そのものを体感できる場所です。
青いドームの下に広がる喧騒、
肉や香辛料の匂い、
店主と客が交わす何気ない会話――
そこには、ガイドブックだけでは伝わらない中央アジアのリアルな風景があります。
歴史ある都市タシケントを歩くなら、
博物館やモスクとあわせて、ぜひこの市場にも足を運んでみてください。
その土地の“生活の温度”を知ることこそ、旅の最大の収穫になるはずです。


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