世界三大スープのひとつに数えられるトムヤムクン、
「世界一おいしい料理」に選ばれたマッサマンカレー、
あっさり系から濃厚系まで幅広いタイ麺文化——。
「辛い料理」というイメージが強いタイ料理ですが、
実際は【酸味・甘味・香草・旨味】が絶妙に重なり合う、非常に奥深い食文化です。
今回は、バンコク・パタヤを中心に、
私が実際に現地で食べ歩いた体験をもとに、
「これだけは外せない定番タイ料理」をジャンル別にまとめました。
まず店から探したい方へ
▶ タイ旅行グルメマップ総まとめ

▶ バンコクおすすめグルメ完全ガイド

▶パタヤおすすめグルメ完全ガイド

先に「店」を決めたい方は、こちらから探すのが最短ルートです。
タイ料理の「味の地図」を先に理解すると失敗しない
タイ料理の魅力は「辛さ」よりも、むしろ 味のバランス にあります。
- 酸味:マナオ(ライム)、タマリンド
- 甘味:パームシュガー、ココナッツミルク
- 香草:レモングラス、バイマックルー、ガパオ(ホーリーバジル)
- 旨味:ナンプラー、カピ(エビ味噌)、鶏出汁
この組み合わせが料理ごとに違うので、同じ辛さでも印象が変わります。
まずはこの味の地図を頭に入れておくと、現地での「注文の失敗」が激減します。
ぜひ食べたい|定番タイ料理まとめ【ジャンル別】
スープ&カレー
トムヤムクン(ต้มยำกุ้ง)
酸味×香草×辛さが一体化した、タイの代表スープ。
「トム=煮る」「ヤム=混ぜる」「クン=エビ」→ エビ入り酸辣スープ。
味の特徴
- 入口はレモングラス系の爽やかさ
- すぐにライムの酸味
- 後半に唐辛子の辛さ
- ナンプラーの塩気とうま味でまとまる
2大タイプ
- ナームサーイ(น้ำใส):澄んだスープ。軽くてシャープ(玄人好み)
- ナームコン(น้ำข้น):白濁スープ。コク強め(初心者向け)
初バンコクなら、まずは ナームコン が失敗しにくいです。
下の写真は、こってり味のナームコンです。

具材バリエーション
- トムヤムガイ(ไก่)鶏
- トムヤムムー(หมู)豚
- トムヤムプラー(ปลา)魚
- トムヤムタレー(ทะเล)海鮮盛り
注文フレーズ(そのまま使える)
- 辛さ控えめ:เผ็ดน้อย(ペット・ノーイ)
- 辛さなし:ไม่เผ็ด(マイ・ペット)
- パクチー抜き:ไม่ผักชี(マイ・パクチー)
- 価格の目安
- 屋台:60〜120B
- 食堂:120〜250B
- レストラン:250〜450B
失敗しないコツ
- まず一口飲んで、マナオ追加(酸味調整)すると完成度が上がる
- 具材の殻や香草(レモングラスの芯)は食べない(噛むと繊維が強い)
マッサマンカレー(แกงมัสมั่น)
アメリカの情報サイト『CNNGo』が「世界で最もおいしい食べ物」企画で第1位に選んだことで、一気に有名になった名物カレー。
「マッサマン」はイスラム教に由来する言葉とも言われ、南部のイスラム文化の影響を受けた料理です。
味の特徴
- ココナッツミルクの甘みとコク
- タマリンドのわずかな酸味
- シナモン・カルダモンのスイーツみたいな香り
- ナッツの香ばしさ
具材の典型
- 鶏・牛・羊(店による)
- じゃがいも、玉ねぎ
- ピーナッツ or カシューナッツ
辛さ
基本は辛さ弱め〜中。
「タイ料理は辛いのが苦手」な人の最初の一皿に最高。
食べ方のコツ
- 白米よりも、カオスワイ(普通のご飯)でOK
- 甘い→しょっぱい→甘い…の反復でハマるタイプ

グリーンカレー(แกงเขียวหวาน)
あなたのリストにまだ無いけど、定番として入れる価値が高いです。
味の特徴
- 辛いのに、ココナッツでまろやか
- バイマックルーやバジル系の香りが強い
- 茄子(マクア)入りが定番
「辛いのにスプーンが止まらない」代表格。
ご飯もの
カオマンガイ(ข้าวมันไก่)
鶏出汁で炊いたご飯+しっとり蒸し鶏。
東南アジア版の「完成されたチキンライス」。
味の特徴
- ご飯はニンニク&鶏油で香ばしい
- 鶏は淡白、タレで完成する
タレの種類(ここが店の個性)
- 甘辛の黒ダレ(甜醤油系)
- 生姜強め
- 唐辛子強め
注文のコツ
- 1人なら:ข้าวมันไก่ 1 จาน(カオマンガイ 1 ジャーン)
- 皮あり/なしも言える:
皮あり:เอาหนัง(アオ・ナン)
皮なし:ไม่เอาหนัง(マイ・アオ・ナン)
価格
屋台:40〜70B、食堂:60〜120B

【2026年最新版】バンコクのカオマンガイおすすめ4選|失敗しない人気店比較ガイド

ガパオライス(กะเพรา)
ホーリーバジル炒めご飯。
香り×辛さ×目玉焼きで中毒性が高い。
味の特徴
- 唐辛子&にんにくのパンチ
- ガパオの香り(スイートバジルとは別物)
正しい頼み方
観光地だと「バジル炒めっぽい何か」が出ることもあるので、
本気の店はこう聞くと安心:
-
ガパオありますか:มีกะเพราไหม(ミー・ガパオ・マイ)
具材
-
鶏(ガイ)・豚(ムー)・牛(ヌア)・シーフード(タレー)
辛さ調整
-
辛さ控えめ:เผ็ดน้อย(ペットノーイ)


カオ・カー・ムー(ข้าวขาหมู)
豚足煮込みご飯。
甘辛く煮た豚足+青菜+ゆで卵が黄金セット。
味の特徴
- 八角系の香りがふわっと(店による)
- コラーゲン感強め、白米が進む
注意点
- 脂が重いと感じる人は「赤身多め」で頼むと良い
- เนื้อเยอะๆ(ヌア・イェ・イェ)(通じない店もあるけど試す価値あり)

麺類
パッタイ(ผัดไทย)
米麺の甘酸っぱい焼きそば。
タマリンドの酸味がタイっぽさの中心。
味の特徴
- 甘さ:砂糖+ナンプラーのコク
- 酸味:タマリンド&マナオ
- 仕上げ:砕いたピーナッツで香ばしい
食べ方のコツ
- レモン(マナオ)を絞って完成
- 辛さは卓上唐辛子で後から足せるので、まずはそのまま


カオソーイ(ข้าวซอย)
チェンマイ名物のカレーラーメン。
卵麺+カレースープ+揚げ麺の食感が面白い一杯。
味の特徴
- カレーだけど、インド系より軽い
- ココナッツのコクとスパイスの香り
付け合わせが重要
-
紫玉ねぎ、漬物、ライムで味変すると最後まで飽きない


クイッティアオ(ก๋วยเตี๋ยว)
「タイのラーメン総称」。
あなたの記事に入れると、“麺の幅広さ”が伝わります。
- センレック(中細米麺)
- センヤイ(平太米麺)
- バミー(卵麺)
鍋料理
チムチュム(จิ้มจุ่ม)

ガイトート(ไก่ทอด)
タイ風フライドチキン。
店により「にんにく強め」「甘め」「胡椒強め」など個性が出る。

コームーヤーン(คอหมูย่าง)
豚トロの炭火焼き。
脂がうまいが、重すぎないのがタイの良さ。


ガイ・ホー・バイトーイ(ไก่ห่อใบเตย)
パンダンの葉で包んだ唐揚げ。
香りが良いので「つまみ」適性高め。

ソムタム(ส้มตำ)
青パパイヤのサラダ。
酸・辛・甘・塩気が一気にくる。
注意点
辛さが容赦ない店も多いので、まずは
เผ็ดน้อย(ペットノーイ) が安全。


ヤム・ウン・セン(ยำวุ้นเส้น)
春雨サラダ。
酸味でさっぱり…のはずが、唐辛子が強烈なことが多い。

旅行者が覚えるべき「一言タイ語」セット
辛さ調整だけ覚えると満足度が爆上がりします。
- 辛さ控えめ:เผ็ดน้อย(ペットノーイ)
- 辛さなし:ไม่เผ็ด(マイペット)
- パクチー抜き:ไม่ผักชี(マイパクチー)
- 持ち帰り:ใส่ถุง(サイ・トゥン)
- これください:เอาอันนี้(アオ・アンニー)
タイ料理は、「辛いかどうか」ではなく、
酸味・香草・甘味・旨味が重なって完成する味の設計が最大の魅力です。
同じ料理名でも、店が違えば味は別物。
実際に現地で食べ歩いてみると、
ネット評価だけでは分からない差が、はっきり見えてきます。
今回は、私が実際に訪れて食べた中から、
「これなら安心して勧められる料理」だけを厳選しました。
このページを料理図鑑として活用し、
店選びはグルメマップで最短化するのが、いちばん失敗しない方法です。
あなたのタイ旅行が、「当たりの一皿」にたくさん出会える旅になりますように。
—— 実体験でつなぐ、海外グルメと旅の記録。





コメント