韓国グルメといえば、焼肉やサムギョプサルを思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、実際にソウルを訪れてみると、
韓国では「薬膳料理文化」も非常に根付いていることを感じます。
その代表格ともいえる料理が「参鶏湯(サムゲタン)」。
若鶏を丸ごと煮込み、高麗人参・ナツメ・ニンニク・
もち米などを詰め込んだ滋養たっぷりのスープ料理で、
韓国では古くから「補身料理(ポシン料理)」として親しまれてきました。
今回紹介する「百済参鶏湯(ペクチェサムゲタン)」は、
ソウル・明洞エリアで長年人気を集める有名店。
実際に訪れてみると、観光客向けの店というより、
地元韓国人や日本人旅行者から長く支持され続けている老舗サムゲタン専門店という印象でした。
百済参鶏湯(Baekje Samgyetang)
住所:Chungmuro 1(il)-ga, Jung-gu, Seoul, 韓国
- 電話番号:+82 27763267
- 営業時間:9:00~22:00
- 定休日:無休
参鶏湯(サムゲタン)とは
参鶏湯(サムゲタン)は、
若鶏のお腹にもち米を詰め、
高麗人参・ニンニク・ナツメ・栗などと一緒に長時間煮込んだ韓国伝統の薬膳料理です。
日本では「寒い冬に食べる料理」という印象を持たれがちですが、
韓国ではむしろ夏のスタミナ料理として有名。
韓国には「伏日(ポンナル)」と呼ばれる真夏の暑い時期があり、
日本の「土用の丑の日」のように、
暑さで弱った体力を回復するために参鶏湯を食べる文化があります。
「以熱治熱(熱をもって熱を制す)」という考え方から、
暑い日に熱いスープを食べて体力を回復させるそうです。
現在のサムゲタンの原型は、
・鶏を煮込む「ペクスク(白熟)」
・鶏スープ粥の「タックク」
などが組み合わさって生まれたと言われています。
さらに、高麗人参など韓方(ハンバン)食材が加わることで、
現在のような滋養強壮料理として定着していったそうです。
韓国では単なる料理ではなく、「健康を整える食文化」の一部として深く根付いています。
明洞の人気老舗「百済参鶏湯」
百済参鶏湯は、
ソウル最大級の観光エリア・明洞に位置しています。
周辺には、
- 明洞聖堂
- ロッテ百貨店
- 南山ソウルタワー方面
- 明洞屋台街
など観光スポットも多く、観光途中でも立ち寄りやすい立地です。
店内は比較的広めですが、
食事時間帯にはかなり混雑することもあります。
日本人旅行者も非常に多く、メニュー写真も分かりやすいため、
韓国語ができなくても利用しやすい雰囲気でした。
実際に食べてみた感想
最初に感じたのは、想像以上にスープが優しい味だったこと。
韓方料理ということで、強い漢方臭さをイメージしていましたが、
実際はかなり飲みやすく、鶏の旨味がしっかり出たあっさり系スープでした。
特に冬のソウル観光中はかなり体が冷えるので、
熱々のスープが本当に体に染みます。
私が訪れたのは12月でしたが、
観光で歩き回って冷えた体には非常にありがたい料理でした。

付け合わせも豪華
参鶏湯を注文すると、
- キムチ
- カクテキ(大根キムチ)
- 唐辛子和えニンニク
- 小豆入りおこわ
- 高麗人参酒
などが一緒に提供されます。
特に印象的だったのが、
食前酒のように出てくる「高麗人参酒」。
かなり独特な香りがありますが、
韓国らしい薬膳文化を感じられて面白かったです。
また、キムチ類もかなり美味しく、
あっさり系スープとの相性が抜群でした。
丸鶏の中にはもち米がたっぷり
サムゲタン最大の特徴が、丸鶏の中に詰まったもち米。
長時間煮込まれているため、
鶏肉は箸だけで簡単にほぐれるほど柔らかくなっています。
さらに、鶏の旨味を吸ったもち米が非常に美味しく、
スープ雑炊のような感覚で食べ進められます。
見た目以上に満腹感も強く、一杯でかなり満足感がありました。


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