マニラから日帰りでルソン島北部世界遺産2ヵ所を巡るモデルコース|ラオアグ・ビガン・パオアイ教会

ラワグの観光
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フィリピンは島国ということもあり、都市間移動は飛行機か長距離バスが中心になります。

特にルソン島北部は、世界遺産が点在している一方で、マニラからの距離がかなり遠く、
陸路だけで移動しようとすると想像以上に時間がかかります。

例えば、マニラから世界遺産都市ビガンまでは、長距離バスでおおよそ8〜10時間前後。
さらに、道路渋滞や休憩時間も加わるため、短期旅行だとかなり体力勝負になります。

ただ、その一方で、ルソン島北部には、

・世界遺産「ビガン歴史都市(Historic City of Vigan)」
・世界遺産「フィリピンのバロック様式教会群」の構成資産 パオアイ教会
・同じく世界遺産構成資産 サンタ・マリア教会

など、スペイン統治時代の歴史を色濃く残す見どころが集まっています。

今回は、実際に私が体験した、「マニラから飛行機を使ってルソン島北部を日帰り観光したスケジュール」
を、移動方法・費用感・現地の雰囲気まで含めて詳しく紹介します。

かなり忙しい行程なので万人向けではありませんが、
短期間でもルソン島北部を効率良く回りたい方には、ひとつの参考になると思います。

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① セブ・パシフィック航空でマニラからラオアグへ

今回利用したのは、セブ・パシフィック航空の早朝便です。

マニラ・ニノイアキノ国際空港(NAIA)を4:40出発。
ラオアグ国際空港には6:00頃に到着しました。

LCCですが、飛行時間自体は約1時間ほど。
長距離バスとは比較にならないほど移動時間を短縮できます。

ラオアグ国際空港(Laoag International Airport)

住所:5GJJ+RPR, Lungsod ng Laoag, Hilagang Ilokos, フィリピン

ラオワグ国際空港は、とても小さな空港なので、飛行機から降りたらすぐにゲートまで行くことができます。

外へ出ると、すぐ前に広場のようなスペースがあり、大量のトライシクル運転手から声をかけられます。
ここで、ビガン行きバスへ乗るため、「Partas Bus Terminal」まで移動しました。

料金は、一律200ペソと言われました。

かなり観光客価格だとは思いますが、早朝で他に移動手段も少なかったため、そのまま利用しました。

空港からパルタス・バスターミナルまでは約20分ほど。
私が乗ったトライシクルは、かなり年季の入った車体で、地方都市らしい空気を強く感じました。

② ラオアグ空港からパルタス・バスターミナルへ

Partas Bus Terminal Laoag City Ilocos Norte

住所:5HXM+RQH, Paco Roman, Laoag City, 2900 Ilocos Norte, フィリピン

6:40頃にバスターミナルへ到着。
ここで、ビガン行きのチケットを購入しました。

実際には「マニラ方面行き」の長距離バスへ乗車し、途中のビガンで降りる形になります。

ビガンは大型バスターミナルがある有名観光地なので、「Vigan」と伝えれば普通に通じました。

下の写真がバスのチケットです。
乗車時にチェックされます。
値段は、覚えていませんが、160ペソ程度だったような気がします。
下の写真が切符ですが、どうなっているのかよくわかりません。

③ラオアグからビガンへ長距離バス移動

今回利用した便は、・ラオアグ 6:58発・ビガン 9:16着予定の便でした。
ただ、フィリピンの地方長距離バスは時間がかなりアバウトで、実際に出発したのは7:10頃でした。

車内は思ったより快適で、USB充電ポート付き。

座席もそこまで悪くなく、「想像していた東南アジア長距離バス」よりかなり快適でした。
途中休憩はなく、そのままビガンへ向かいます。

④ 世界遺産ビガン歴史都市を観光

ビガンのバスターミナルへ到着。
ここから旧市街中心部までは徒歩約10分ほどです。

Partas Bus

住所:H99M+2CG, New Market, Gen. Luna Street, Vigan City, 2700 Ilocos Sur, フィリピン

石畳のクリソロゴ通り(Calle Crisologo)周辺には、
スペイン統治時代の街並みが現在も色濃く残っています。

木造バルコニー付きの建物。
石造りの街並み。
馬車カレッサが走る風景。

「東南アジア」というより、ラテン文化圏の地方都市のような空気感が強く、
マニラとはまったく違う世界が広がっていました。

ビガン観光だけなら、2〜3時間程度でも主要エリアは十分見て回れます。
ただ、本来は1泊した方が圧倒的に楽しめる街です。

特に夜のクリソロゴ通りはライトアップされ、昼間とはまた違う雰囲気になります。

⑤ ビガンからBatac Cityへ戻る

今回は日帰りだったため、昼頃にはビガンを離れました。
11:30頃にバスターミナルへ戻り、ラオアグ方面のバスを待機。

一応、下記がタイムスケジュールです。
ただ、時刻表はかなり曖昧で、スタッフへ聞いても「12時〜13時くらい」という東南アジアらしい回答でした。
結局、12:10頃に「LAOAG」と書かれたバスが到着。

今回は、パオアイ教会へ向かうため、途中の「Batac City」まで乗車しました。

車内で直接チケットを購入するスタイルで、ビガン→Batac間の料金は比較的安価でした。
Batac Cityは、ビガンからラオアグへ戻る途中にある街で、距離感としてはラオアグ寄り。

空港方面へ戻っている感覚もあり、個人的にはかなり安心感がありました。

チケットは、下になります。

⑥ Batac Cityからジプニーでパオアイ教会へ

Batac Cityで降ろされた場所は、ローカル停留所のような場所でした。

ここからは、「LAOAG – BATAC – PAOAY」と書かれたジプニーへ乗車。
料金は15ペソ。

フィリピンらしい派手な装飾のジプニーで、地元住民に混ざりながら移動します。
車内はかなりローカル感が強く、観光客はほとんどいませんでした。

なお、間違えて逆方向へ乗ると、ラオアグ方面へ戻ってしまうので注意してください。

約10分ほどで、世界遺産「パオアイ教会」の裏手へ到着です。

⑦ 世界遺産 パオアイ教会(Paoay Church)

パオアイ教会(Saint Augustine Church)

住所:Marcos Ave, Paoay, Ilocos Norte, フィリピン

パオアイ教会は、
ユネスコ世界遺産「フィリピンのバロック様式教会群」の構成資産です。

最大の特徴は、巨大な側壁(バットレス)。

フィリピンは地震が非常に多い地域のため、
スペイン統治時代に「地震に耐える教会建築」が発展しました。

パオアイ教会については、実際に内部まで見学しており、
建築や世界遺産としての価値については、下記の記事で詳しくまとめています。

【世界遺産】パオアイ教会|巨大バットレスが特徴のフィリピンのバロック聖堂
フィリピン北部イロコス地方にある世界遺産「パオアイ教会(サン・オーガスチン教会)」。巨大なバットレスが特徴の「地震のバロック」建築で知られる歴史的聖堂です。見どころや歴史、ラオアグからのアクセス方法を紹介します。

⑧ パオアイからラオアグ市内へ戻る

帰りは、教会裏手の道路を歩いていると、
すぐにジプニー運転手から「Laoag!」と声をかけられました。

料金は40ペソ。
所要時間は約30分ほど。

終点は、下記のジプニーターミナルです。

Laoag-Batac-Paoay Jeepney Terminal

住所:5HWR+M9G, Hernando, San Nicolas, Ilocos Norte, フィリピン

下の写真のジプニーステーションには、17:00頃には到着できました。

⑨ ラオアグ市内観光と空港へ

帰りの飛行機は21:20発。

そのため、ラオアグ市内散策、
スーパーでの買い物、ローカルレストランでの食事まで十分時間がありました。

ラオアグ市内は、スペイン統治時代の教会やコロニアル建築も残っており、
地方都市らしい穏やかな空気があります。

空港までは、市内を走るトライシクルを利用。

料金は再び200ペソでした。
値下げ交渉はできそうでしたが、今回はそのまま利用しました。

なお、ラオアグ空港は便数が少ないため、出発2時間前頃にならないと空港自体が開きません。

早く着きすぎると、駐車場横の待機スペースで待つことになるので注意が必要です。

マニラから日帰りでもルソン北部世界遺産は巡れる

今回のルートでは、

・世界遺産 ビガン歴史都市
・世界遺産 パオアイ教会

の2ヵ所を、マニラから日帰りで回ることができました。

かなりハードな行程ではありますが、
LCCを活用すれば、短期間でもルソン島北部観光は十分可能です。

特に、

・長距離バス10時間超を避けたい
・短期旅行で効率良く回りたい
・世界遺産を優先したい

という方には、
この「飛行機+ローカル交通」の組み合わせはかなり相性が良いと思います。

もちろん、本来ならビガンで1泊し、
夜景やローカルグルメまで楽しむのがおすすめです。

ただ、限られた日程の中で、どこまで行けるか。

そういう旅の組み立てを考えるのも、個人的にはかなり楽しい時間でした。


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