日本を代表する観光地。古都京都。
古くは、794年、桓武天皇によって平安京が誕生して以来、1000年以上もの間都として栄えた都市です。
東山・西山・北山など三方をを山に囲まれた美しい自然と数々の歴史的建造物が並んでいます。
古都京都の文化財
1994年 ユネスコ文化遺産に登録
「古都京都の文化財」は、京都府京都市・宇治市・滋賀県大津市にまたがる17の寺社仏閣で構成されています。
国宝(建造物)や特別名勝(庭園)がある、または遺産の敷地全域が史跡などに指定されているなどで
遺産そのものの保護の状況に優れていること、時代・文化を代表する建立物であることなどを理由に選ばれました。
京都府京都市
- 賀茂別雷神社(上賀茂神社)
- 賀茂御祖神社(下鴨神社)
- 教王護国寺
- 清水寺
- 醍醐寺
- 仁和寺
- 高山寺
- 西芳寺
- 鹿苑寺(金閣寺)
- 慈照寺(銀閣寺)
- 天龍寺
- 龍安寺
- 本願寺(西本願寺)
- 二条城
京都府宇治市
- 平等院
- 宇治上神社
滋賀県大津市
- 延暦寺(比叡山延暦寺)
金閣寺(鹿苑寺)
住所:〒603-8361 京都府京都市北区金閣寺町1
基本情報
時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 無休 |
料金 | 大人(高校生以上):400円 小・中:300円 |
公式URL | 金閣寺 | 臨済宗相国寺派 (shokoku-ji.jp) |
下記が、チケットの半券です。
足利義満が1937年に西園寺家から山荘を譲り受け、北山殿として営んだ別荘だが、義満の死後、禅寺となり
鹿苑寺と名付けられました。
金閣は、舎利殿として建てられたもので、金箔を貼った3層の楼閣建築です。
第一層が寝殿造りで、第二層が、書院造り、第三層が禅宗風と各階により違う建築様式が用いられています。
現在の建物は、1955年に復元されたものです。
舎利殿
2層と3層は、漆の上から純金の箔が張ってあり、屋根は椹の薄い板を何度も重ねた杮葺きで、上には中国でめでたい
島と言われる鳳凰が輝いています。
1層は、寝殿造りで法水院、2層は、武家造りで潮音洞と呼ばれています。
3層は、中国風の禅宗仏殿造で究竟頂と呼ばれ、3つの様式を見事に調和させた室町時代の代表的な建物と言えます。
庭園
金閣の前にある教古鏡湖池を中心とし、葦原島など大小の島々や当時の諸大名がきそって石を献納してその名が付けれた
畠山石や赤松石・細川石などの名石が配置されています。
西の衣笠山を借景としたこの庭園は、室町時代の代表的な池泉回遊式庭園で、国の特別史跡及び特別名勝に指定されています。
方丈の北側には、京都三松の1つで舟の形をした「陸舟の松」があり、義満が自分で植えたと言われています。
金閣の後を進むと、義満がお茶の水に使ったと伝えれている「銀河東」、手を清めた「巌下水」があり
その次の「龍門の滝」は鯉が滝を登ると龍になると言われる中国の故事「登竜門」にちなんだ「鯉魚石」が
置かれています。
仁和寺
住所:〒616-8092 京都府京都市右京区御室大内33
時間 |
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定休日 | 無休 |
料金 |
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公式URL | 世界遺産 真言宗御室派総本山 仁和寺 (ninnaji.jp) |
下記がチケットです。
888年(仁和4)、宇多天皇によって創建されて門跡寺院で、創建時の年号「仁和」をもとに名付けられました。
1467年(応仁の乱)では、ほとんどが焼失し、江戸時代に再建されました。
境内には、宮中の紫宸殿を移築した御影堂など、宮殿建築と仏教建築が融合した独特の建造物が見られる。
仁王門
江戸時代に建てられた左右に金剛力士を安置することから仁王門と呼ばれています。
五重塔
1644年に建立され、重要文化財に認定されている総高36.18mにも及ぶ巨大な塔で、各層の屋根の大きさが
ほぼ同じという江戸時代の特徴を示しています。
金堂
仁和寺が、寛永年間に再興されたとき、京都御所の紫宸殿を移築し本堂としましたが。
本尊は、阿弥陀如来です。
御室桜
御室桜の中でも、特に「御室有明」と呼ばれる種類は、御室の地、特有の桜として知られています。
南庭の景
白川砂と杉松のに淡彩の世界が広がっています。
龍安寺
住所:〒616-8001 京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13
基本情報
時間 | 3月~11月:8:00~17:00 12月~2月:8:30~16:30 |
定休日 | 無休 |
時間 | 大人・高校生:500円 小中学生:300円 |
公式URL | 大雲山 龍安寺|Ryoanji |
下記がチケットです。
1450年(宝徳2)、細川勝元が、徳大寺家の別荘を譲り受け、義天玄承を開山として建立しました。
世界的に有名な枯山水の石庭は、1486年(文明18)の再興時の構造と言われています。
一面に敷き詰められた白砂に大小15の石が配置され、他に1本の1草もない庭は、禅的な宇宙観を表現したものです。
枯山水の代表格ともいえる「龍安寺の石庭」。
1975年にエリザベス2世が石庭を称賛したことにより世界的にも有名になりました。
下の写真でわかるように、石庭には15個の石が配置されており、それを三群に分けると、7・5・3に分けられます。
このことから「七五三の庭」とも呼ばれています。
鏡容池
天龍寺
住所:〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
基本情報
時間 | 8:30~17:00 |
定休日 | 無休 |
料金 | 大人:500円 小中学生:300円 未就学児:無料 |
公式URL | 世界遺産|京都 嵯峨嵐山 臨済宗大本山 天龍寺 公式ホームページ (tenryuji.com) |
下記がチケットです。
室町時代、後醍醐天皇の冥福祈願のために足利尊氏、直義兄弟が夢想礎石の勧めによって創建されました。
この時、造営費用を得るために中国に派遣した貿易船が有名な「天龍寺船」です。
1864年(元治元)には、幕末の動乱に巻き込まれて全山を焼失し、現在の建物は明治以降に再建されたものです。
焼失を免れた曹源池を中心にした大方丈前の庭園は、夢想礎石の作庭になる日本最古の池泉回遊式庭園で
嵐山を背景に水墨画の世界を演出しています。
庫裏
明治32年(1899)の建立で、庫裏は七堂伽藍の一つで台所兼寺務所です。
庫裏に入った正面に置かれた衝立には「達磨図」が設置されており、天龍寺を代表する画として有名です。
達磨大師は、禅宗の祖師で、インドから中国に渡って禅宗を伝えた人です。
曹源池庭園
夢窓国師作庭当時の姿を残している日本で最初の史跡・特別名勝指定です。
中央の曹源池を巡る池泉回遊式庭園で、大堰川を隔てた嵐山や庭園西に位置する亀山を取り込んだ借景式庭園です。
京都を歩くとタイムスリップできる素敵な空間がたくさんあります。
日本の四季を感じることができる京都の魅力はつきませんね。
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