バリ島内陸部・ウブド。
ライステラスやヨガ、芸術文化の街として知られるこのエリアには、
観光地でありながら、今も自然信仰と宗教文化が色濃く残る場所があります。
その代表的な存在が、今回紹介する「モンキー・フォレスト(Mandala Wisata Wenara Wana)」です。
ここは単なる猿園ではなく、
野生のロングテールマカクとバリ・ヒンドゥー寺院、熱帯雨林が共存する自然保護区。
ウブド中心部から徒歩圏という立地ながら、森の中へ入ると気温や空気感まで変わり、
バリ島独特の宗教観や自然信仰を体感しやすいスポットでもあります。
モンキー・フォレスト(Mandala Wisata Wenara Wana)
住所:Jl. Monkey Forest, Ubud, Kecamatan Ubud, Kabupaten Gianyar, Bali 80571 インドネシア
| 時間 | 8:00~18:00 |
| 定休日 | 無休 |
| 料金 | 80,000ルピア(約600円) |
*10,000ルピア=75円相当
モンキーフォレストには、
約250頭以上とも言われる野生のロングテールマカクが生息しています。
園内は想像以上に広く、熱帯植物が生い茂る森の中に遊歩道や寺院が点在しており、
単なる動物観光施設とはかなり雰囲気が異なります。
猿たちは基本的に人慣れしていますが、
食べ物やペットボトル、光り物などを持っていると近寄ってくることもあります。
園内では係員も巡回していますが、
サングラスやスマートフォンなどは特に注意した方が安心です。
一方で、森の中そのものは非常に美しく整備されており、
巨大なガジュマルの木や、苔むした石像、渓谷沿いの小道などバリ島らしい神秘的な景観が広がっています。

ダラム・アグン・パダントゥガル寺院(PURA DALEM AGUNG PADANGTEGAL)
この寺院は、
バリ・ヒンドゥー教における破壊と再生の神「シヴァ神」を祀る寺院です。
建立は14世紀頃とも言われており、
モンキーフォレスト内でも特に重要な宗教施設として扱われています。
また、「死者を祀る寺院」とも呼ばれており、祖霊となる前の死者の魂と関わる寺院として、
現在でも地域住民の信仰対象になっています。
新月や宗教儀礼の日には、地元住民が正装姿で参拝に訪れることもあり、
観光施設でありながら、現役の宗教空間として機能している点も特徴的でした。
また、寺院内部は観光エリアというより信仰空間に近いため、
露出の多い服装や大声での会話は控えた方が良い雰囲気でした。
巨大な根が石像や遺跡を包み込むように広がっており、
東南アジアの密林遺跡を思わせる空気感もかなり印象的でした。
また、園内には猿を模した石像も数多く配置されています。

境内へ入る際にはサロン着用が必要で、入口付近でレンタルできます。


森の奥へ進んでいくと、巨大なガジュマルの木々が絡み合うエリアもあります。

寺院周辺にも多くの猿が集まっており、石像の上に座る姿や、門の上を移動する様子など、
バリらしい独特の景観を見ることができます。
中には、「見ざる・言わざる・聞かざる」を連想させるような像もあり、
写真スポットとして人気になっていました。

モンキーフォレストは、バリ島の中でも「パワースポット」として紹介されることも多い場所です。
熱帯雨林と寺院が共存する独特の空間から、神秘的な雰囲気を感じる人も多いのではないでしょうか。

実際に歩いてみると、熱帯雨林の湿度や森の静けさ、
寺院の香の匂い、猿たちの鳴き声が混ざり合い、独特の空気感が広がっていました。
単なる観光名所というより、自然・宗教・動物が一体化した、
ウブドらしい精神文化を感じやすい場所だと思います。
アクセス
モンキーフォレストは、バリ島内陸部・ウブド中心部に位置しており、
ウブド王宮周辺から徒歩15〜20分前後です。
南部リゾートエリアから向かう場合は、
クタ・スミニャック・サヌール方面から車で約1〜1時間30分前後。
バリ島は慢性的な渋滞が多いため、
時間帯によってはさらに時間がかかることもあります。
GrabやGojekなどの配車アプリでもアクセス可能ですが、
ウブド中心部は一部エリアで配車制限がある場合もあります。
チャーターカー利用なら、テガララン・ライステラスやティルタ・ウンプル寺院など、
周辺観光地と組み合わせて巡る人もかなり多い印象でした。
ウブド観光では定番中の定番スポットとも言えるモンキーフォレスト。
ただ実際に歩いてみると、単なる動物観光スポットではなく、
バリ・ヒンドゥー文化や自然信仰の世界観がそのまま残る場所という印象が強く残りました。
寺院、熱帯雨林、野生猿が共存する空間は、バリ島の中でもかなり独特です。
ウブド中心部からもアクセスしやすいため、街歩きと合わせて訪れてみると、
ウブドの空気感をより深く感じられるかもしれません。


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