世界三大伝統医学のひとつに数えられる アーユルヴェーダ。
その起源はインドにあり、サンスクリット語で
「アーユル(生命)」+「ヴェーダ(知恵)」=「生きるための知恵」
を意味します。
その歴史は非常に古く、約4,000年前 にまで遡るとされ、
現代でもインドをはじめ、スリランカやネパールなどで
医療・健康法として広く実践されています。
西洋医学とは異なる考え方
アーユルヴェーダの大きな特徴は、
「病気そのものを治す」ことを目的とする西洋医学とは異なり、
病気は体のバランスが崩れた結果として現れる
と考える点にあります。
つまり、 体と心のバランスを整えること=健康という発想です。
そのバランスを判断する指標が、
「ドーシャ(体質)」 と呼ばれる3つの要素です。
3つのドーシャ(体質)
① 風のエネルギー|ヴァータ(Vata)
特徴
- 瘦せ型で肌が乾燥しやすい
- 体力はあまりなく、疲れやすい
- 眠りが浅く、心配性になりやすい
適した食べ物
- 米や麦などの穀類
- トマト・きゅうりなど水分の多い野菜
- 体を温めるショウガ、シナモン
避けたい食べ物
- 生野菜、豆類
- 紅茶など体を冷やす飲み物
- ドライフルーツ
② 火のエネルギー|ピッタ(Pitta)
特徴
- 中肉中背で適度な体力がある
- 汗をかきやすく、食欲旺盛
- 活動的だが、怒りっぽく感情的
適した食べ物
- 穀類、牛乳、豆類
- 苦みのある野菜など、体を冷やすもの
避けたい食べ物
- 唐辛子、ショウガ、ニンニク
- 酢や塩分の強い食べ物
③ 水のエネルギー|カパ(Kapha)
特徴
- がっしりした体格で持久力がある
- 色白で目が大きい
- 汗をあまりかかず、眠りは深い
適した食べ物
- 唐辛子やショウガなどの香辛料
- 緑黄色野菜
- 緑茶・紅茶など渋みのある飲み物
避けたい食べ物
- 砂糖、牛乳、ココナッツ
- 肉や魚など体を冷やすもの
- 塩分や酸味の強い食事
実際の施術はどう選ぶ?
高級リゾートや専門施設では、
ドーシャ診断(チェックリスト) を行った上で
個人に合った施術を受けるのが一般的。
一方、街中やホテル併設の店舗では、
トリートメントメニューから選ぶ形式 が多い印象です。
バナーラスでアーユルヴェーダを体験
今回訪れたのは、
インド屈指の聖地 バナーラス(ワーラーナシー) にある
ホテル併設のアーユルヴェーダ施設。
Shree Jee Kayakalpam
住所:49, Patel Nagar, Nadesar, Chaukaghat, Varanasi, Uttar Pradesh 221002 インド
今回、訪れたのは、バナーラスのホテルにあるお店でした。

代表的な施術「シロダーラ」とは?
アーユルヴェーダの中でも特に有名なのが
シロダーラ(Shirodhara)。
- Siro:頭
- Dhara:流す
という意味を持ちます。
施術では、
体温より少し高めに温めたオイルを、眉間(第三の目/第6チャクラ)に
一定のリズムで垂らし続けます。
これにより脳に
α波やθ波 が生じ、深いリラックス状態に入るとされ、
- 日常のストレス
- 肩こり
- 不眠
などの改善が期待されているそうです。

実際に体験してみて
正直な感想としては、
「郷に入っては郷に従え」 ではありませんが、
時間があれば一度体験してみるのは悪くありません。
ただし注意点がひとつ。
施術後、体は尋常じゃないほどテカテカになります(笑)
その後に観光予定がある場合は、
スケジュール調整をおすすめします。
個人では少しハードルが高いという方には、
日本語対応のツアーもあります。
こだわりの本場アーユルヴェーダ! 全身マッサージ<デリー発>
本格!アーユルヴェーダ式マッサージ *カイラリ・アーユルヴェディック・センター<貸切チャーター(繁忙期を除く)/デリー発>
観光だけでは見えてこない、
インドの「生き方そのもの」を体感できるアーユルヴェーダ。
世界遺産巡りや聖地巡礼の合間に、
こうした伝統医療を体験してみると、
旅の記憶がより深く残るはずです。



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