中東というと、
・移動が難しそう
・公共交通が複雑そう
・個人旅行の難易度が高そう
というイメージを持つ人も多いかもしれません。
しかし実際にイスラエルを旅してみると、
この国は想像以上に公共交通網が発達しており、
個人旅行でもかなり移動しやすい国でした。
特に、
・鉄道網の充実
・長距離バス路線の多さ
・Google Mapとの相性の良さ
・キャッシュレス交通カード「Rav-Kav」対応
など、一人旅でも動きやすい環境が整っています。
もちろん、
・安息日(シャバット)の運休
・アラビア語/ヘブライ語表記
・バス停位置の分かりづらさ
など、日本とは異なる部分もあります。
しかし基本を理解してしまえば、
エルサレム・テルアビブ・ハイファ・ナザレ・死海方面まで、
ほぼ公共交通だけで移動可能です。
今回は、実際にイスラエルを周遊した体験をもとに、
・Rav-Kavカード購入方法
・チャージ方法
・バスと鉄道の乗り方
・Google Map活用法
・長距離移動時の注意点
まで詳しく解説します。
イスラエルは公共交通で旅できる中東
実際に旅行して強く感じたのが、
イスラエルは中東の中でもかなり公共交通が発達している国という点です。
特に観光客がよく訪れる、
・テルアビブ
・エルサレム
・ハイファ
・ナザレ
・ティベリア
・死海方面
などは、鉄道や長距離バスを利用して移動できます。
さらに驚くのが、交通費自体は比較的安いこと。
イスラエルは、
・ホテル代
・レストラン代
・カフェ代
などは非常に高額ですが、交通費に関してはかなり抑えめな印象でした。
そのため、レンタカーなしでも十分周遊可能です。
まさに、公共交通を使って旅するバックパッカー向け国家という印象でした。
Rav-Kavカードとは?
イスラエル旅行で必須になるのが、
「Rav-Kav(ラブ・カブ)カード」です。
日本でいう、
・Suica
・PASMO
・ICOCA
のような交通系ICカードになります。
これ1枚あれば、
・鉄道
・LRT(路面電車)
・市内バス
・中長距離バス
・シェルート(一部)
などを利用できます。
現金不要で移動できるため、イスラエル旅行ではほぼ必須レベルです。
Rav-Kavカードはどこで買える?
私は、ベングリオン国際空港到着後、制限エリアを抜けた正面にある
「Transportation Center」で購入しました。

券売機から購入可能で、英語表示にも対応しています。

購入手順
まず英語を選択。
その後、
「Rav Kav Ticket」
↓
「Purchase」
を選択します。

私はクレジットカードで購入しました。

Rav-Kavカードの料金
Rav-Kavカードの発行手数料は、5ILS(約200円前後)程度。
さらに特徴的なのが、チャージ時に一定ボーナスが付く点です。
当時は、チャージ額に対して約25%上乗せされる形になっていました。
そのため、利用頻度が高いほどかなり便利です。
※制度変更される場合もあるため、現地最新情報は確認推奨です。

Rav-Kavカードのチャージ方法
駅やバスターミナルでチャージ
主要駅や大型バスターミナルでは、
券売機からチャージ可能です。
クレジットカード対応機もあります。
ただし一部では、
・現金のみ
・カード非対応
のケースもありました。
また、
・毎回チャージ場所を探す
・残高不足を気にする
必要があるため、少し不便でもあります。

アプリチャージが非常に便利
実際に使っていてかなり便利だったのが、
スマホアプリからのチャージです。
App StoreやGoogle Playで、
「Rav-Kav」と検索すると複数アプリが表示されます。
カードをスマホへ読み込むことで、
・現在残高確認
・履歴確認
・オンラインチャージ
が可能になります。


私はApple Pay+ANA Payで支払いました。
特に便利だったのが、移動中でも即チャージできること。
例えば、「残高が15ILSしかない」
と分かった場合でも、その場ですぐ追加チャージできます。
イスラエル周遊では、このアプリはほぼ必須級でした。

画面上のLoad another contractを押すと、チャージする価格を選ぶことができます。

これがあれば、確認してチャージが必要なら都度できるから非常に便利です。
アプリの登録は必須な感じです。
Rav-Kavカードの使い方
基本的には、読み取り機へカードをかざすだけです。
「ピッ」という音が鳴り、緑画面が表示されればOK。
交通手段ごとに少し仕様が異なります。
市内バスの乗り方
テルアビブやエルサレム市内では、前払い方式が基本。
乗車時にカードをタッチします。

注意点として、イスラエルでは抜き打ち検札があります。
係員が突然乗ってきて、カードを機械でスキャンされます。
乗車登録していない場合は、罰金対象になるので注意してください。

長距離移動で利用した主要路線図はこちらです。

中長距離バスの乗り方
イスラエル国内移動では、
長距離バスが非常に便利です。
代表的なのが、
イスラエル最大手の「Egged(エゲッド)」。
その他にも、
・Afikim
・Nazareth Transport
・Dan
・Kavim
など複数会社があります。
長距離バスでは、
乗車時に行き先を伝える場合があります。
例えば、
・Nazareth
・Tiberias
・Jerusalem
など都市名を伝えればOK。
距離によって料金が変わるためです。

降車時の注意
長距離バスでは、日本のように自動停止しない場合があります。
降りる際は、赤または黄色ボタンを押してください。
また、USB充電ポート付き車両も多く、長距離移動ではかなり便利でした。
充電ケーブル持参がおすすめです。

こちらが路線図です。

LRT(エルサレム路面電車)
エルサレム市内では、
LRT(Light Rail Transit)が走っています。
こちらも乗車時にRav-Kavをタッチ。
旧市街周辺や中央駅方面へ移動しやすく、観光客利用率も非常に高いです。

鉄道の乗り方
イスラエル鉄道は、
日本とかなり近い感覚で利用できます。
改札入場時にタッチ。
目的地到着後、出場時に再度タッチ。
そこで運賃精算されます。
テルアビブ〜ハイファ間などは特に快適で、かなり使いやすかったです。

Google Mapが最強
イスラエル旅行で最も役立ったのが、Google Mapでした。
現在地と目的地を入力すると、
・鉄道
・バス
・徒歩
を組み合わせたルートが表示されます。
例えば、
ベングリオン空港
↓
Tel Aviv Ha’Hagana駅
↓
市内バス乗換
なども簡単に検索できます。
発車ホーム番号や時刻まで表示されるため、かなり便利でした。

写真で見ると、プラットホームの2番から112便が11:35に出発することがわかります。

下の写真は、1駅先のTel Aviv Ha’Hagana駅です。

Google Mapの指示に従い、バス停まで移動します。
このバス停は、Hahagana Railway Stationです。

ここからバスに乗り込み、降りた駅から目的地まで歩いて向かいました。
私は、ハイファからエルサレムは、下記のバスを利用して向かいました。

実際に感じた注意点
非常に便利なイスラエル交通ですが、いくつか注意点もあります。
GPSズレが起きる
Google MapのGPSがズレることがあります。
そのため、
・バス停位置
・乗車方向
は周囲表示もしっかり確認推奨です。
バス遅延がある
イスラエルでは、バス遅延も比較的多め。
特に地方路線では、時間通り来ないケースもあります。
長距離バスの乗り過ごし注意
これはかなり重要です。
高速道路へ入ると、次の停車地点まで10km以上進むこともあります。
特に夜間は要注意。
Google Mapで常時現在地確認がおすすめです。
シャバット(安息日)には注意
イスラエル旅行最大の注意点が、ユダヤ教の安息日「シャバット」。
一般的に、
金曜夕方〜土曜夕方
までは、鉄道や多くの公共交通が停止します。
テルアビブでは一部動いているケースもありますが、
地方移動はかなり制限されます。
旅程作成時は必ず意識してください。
実際にイスラエルを旅してみると、
この国は想像以上に公共交通が発達していました。
もちろん、
・宗教事情
・シャバット
・独特な交通文化
など、日本とは異なる部分もあります。
イスラエルは公共交通だけでもかなり旅しやすい国ですが、
すべてが日本のように分かりやすいわけではありません。
特に地方路線や死海方面へ向かう場合は、本数が限られることもあるため、
Google Mapだけでなく、出発時間・乗り場・最終便の確認は必須です。
それでも、
・Rav-Kavカード
・Google Map
・長距離バス
・鉄道
を使いこなせば、テルアビブ、エルサレム、ハイファ、
ナザレなど主要都市は個人旅行でも十分に移動できます。
物価の高いイスラエルにおいて、交通費を抑えながら自由に旅できるのは大きな魅力です。
中東=移動困難というイメージを持っている人ほど、
イスラエルの交通インフラには驚くかもしれません。
イスラエルもまた、実際に動いてみることで、
地図の向こう側だった中東が一気に現実の旅へ変わる国でした。


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