イスラエル博物館(The Israel Museum, Jerusalem)
住所:Derech Ruppin 11, Jerusalem, イスラエル
| 時間 | 10:00~17:00(金・祝日の前日:10:00~14:00、火:16:00~21:00) |
| 定休日 | 無休 |
| 料金 | 54NIS |
| 公式URL | イスラエル博物館 |
下記が、入場チケットです。

下は、パンフレットの地図ですが、博物館はとても広いです。

館内は非常に広く、
最初にパンフレットや地図を受け取っておくのがおすすめ。
考古学・美術・ユダヤ文化・屋外彫刻庭園など複数エリアに分かれており、
想像以上に広く、主要展示だけでも2〜3時間、じっくり見るなら半日以上は欲しい規模感です。
死海写本館(Shrine of the Book)
イスラエル博物館最大の見どころが、
「死海文書(Dead Sea Scrolls)」を収蔵する死海写本館です。
死海文書は、
1947年に死海北西部・クムラン洞窟で、
羊を探していたベドウィンの少年によって偶然発見されました。
第二神殿時代のユダヤ教文書や旧約聖書写本などが含まれており、
20世紀最大級の考古学的発見とも呼ばれています。
詳しくは、こちらの記事でも紹介しています。

実際の展示室は非常に厳重に管理されており、
写本エリアは撮影禁止。
そのため内部写真はありませんが、
本物の死海文書を目の前で見る体験は圧倒的でした。

展示エリアには、
発見時に写本が収められていた壺も展示されています。
クムラン遺跡から出土した生活用品や食器なども展示されており、



独特な白いドーム型建築も印象的。
これは、死海文書が入っていた壺の蓋をモチーフにデザインされた建物です。
エルサレム観光写真でも頻繁に登場する、
イスラエル博物館を象徴する建築になっています。

第2神殿時代の模型(Second Temple Period Model)
死海写本館の近くには、
第二神殿時代のエルサレムを再現した巨大模型があります。
実際の50分の1サイズで再現されたもので、
紀元前538年〜紀元70年頃のエルサレムを立体的に理解できる展示です。
現在の旧市街とは大きく異なり、
・巨大な神殿
・城壁
・ヘロデ王時代の都市構造
などが非常に精巧に再現されています。
エルサレム旧市街を歩いた後に見ると、
「ここに神殿があったのか」
「この地形だったのか」
と理解が一気に深まります。
特に、
ユダヤ戦記を書いたヨセフスの記録をベースに制作されている点も興味深いところ。
宗教史・古代史好きなら、かなり見応えがあります。



ビリー・ローズ・アート・ガーデン(Billy Rose Art Garden)
屋外には広大な彫刻庭園も整備されています。
設計を担当したのは、
世界的彫刻家イサム・ノグチ。
園内には、
・ヘンリー・ムーア
・ピカソ
など著名作家の作品も展示されており、
エルサレムの乾いた空気と現代彫刻が独特の雰囲気を作り出しています。
館内見学の合間に歩くと、
かなりリラックスできます。




青年棟(Youth Wing for Art Education)
子供に美術や文化を親しんでもらうことを目的とした学習センターです。
考古学棟(Archaeology Wing)
考古学棟には、
有史以前からオスマン帝国時代までの膨大な出土品が展示されています。
館内は年代順に構成されており、
古代イスラエル史を時系列で理解できる構成。
展示内容は非常に幅広く、
・カナン人の土器
・ヘブライ語碑文
・青銅器
・武器
・納骨堂
・古代装飾品
などが並びます。
最初の展示エリアには人骨展示もあり、
かなりインパクトがあります。
さらに、
・エジプト文明
・ギリシャ文明
など周辺文明との関係性も紹介されており、
イスラエル史を中東世界全体の流れとして理解できるのが面白いところでした。



エジプト文明

ギリシャ文明





ユダヤ芸術&生活棟(Jewish Art &Life Wing)
こちらでは、
ユダヤ教文化とユダヤ人の日常生活に関する展示を見ることができます。
特に興味深かったのが、
世界各地のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)の再現展示。
イタリア・ドイツ・インド・スリナムなど、
離れた地域のユダヤ文化が並んでおり、
ユダヤ民族が世界各地へ離散していった歴史も感じられます。
単なる宗教展示ではなく、
「世界の中のユダヤ文化」を感じられる空間でした。



美術棟(Fine Art Wing)
館内には近代美術エリアもあります。
こちらは、
宗教色の強い展示とはまた雰囲気が異なり、
・レンブラント
・マルク・シャガール
・カミーユ・ピサロ
など西洋美術作品も展示されています。
印象派やモダンアート作品も多く、総合美術館としてのレベルの高さを感じました。
通路や展示空間も非常に近代的で、欧米大型美術館のような雰囲気があります。

近代的なディスプレイですね。


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