世界遺産「エルサレム旧市街と城壁」の中にあるダビデの塔は、エルサレム旧市街の西端、ヤッフォ門の南隣にある
古代からの城塞で観光メインのひとつになっています。
城砦はヘロデ王が既存の城壁に増築を施したのが始まりであり、長い年月にわたり増改築を繰り返し、
おおよそ今の形になったのはマムルーク朝からオスマン朝の時代にかけてです。
現在はダビデの塔博物館として一般に公開されて観光をすることができます。
エルサレム旧市街と城壁(Old City of Jerusalem and its Walls)
1981年 世界文化遺産に登録。(1981年の第1回臨時世界遺産委員会で世界遺産登録が決定)
エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という3つの宗教の聖都であり
紀元前1000年頃、古代イスラエル王国の第二代王ダビデが、エルサレムを首都と定めました。
息子のソロモン王は、ここに宮殿や神殿を建設し、栄華を極めたが、ソロモン王の死後、王国は
弱体化し、様々な権力者の支配を受け、破壊、再生を繰り返してきた。
ほぼ1㎞四方の旧市街は、16世紀のオスマン帝国時代に築かれた城壁で囲まれており、現在は
キリスト教徒区、アルメニア人地区、ユダヤ教徒地区の4つに大きく分かれており、決して
広くない街の中に、歴史的な宗教的な220の建築物が世界遺産に登録されています。
下は、エルサレム旧市街の地図です。
ダビデの塔(Tower of David)
住所:
時間 |
|
定休日 | 無休 |
料金 | 35NIS |
下記が博物館のチケットです。
現在は、歴史博物館として利用されており、、第一神殿時代に先行するカナン時代から20世紀のイスラエル建国までを
豊富な資料や模型などで紹介しています。
チケット販売所
チケット販売所は、非常にわかりづらく、ヤッフォ門の横から入っていきます。
中にも入口は、ありますが、そこは、夜の音と光のショーの入口なので、それ以外の時間は出ることはできますが
はいれませんので注意してください。
下の写真の右側に白いテントが見えると思いますが、2023年夏の時点で、ここがチケット販売所になります。
道なりに歩いていくとテントが見えてきます。
チケット販売所がテントなんてびっくりです。
おそらく仮設なんだと思います。
ここでチケットを購入し、写真では見えないですが、手前にゲートがあり、そこから入場します。
ダビデの塔博物館(Tower of David Museum)
時計回りに回ると時代が新しくなるようになっています。
中心部の全景はこんな感じです。
カナン時代(BC1200頃~第1神殿時代(BC1006~586年)
ファサエルの塔
入口の隣にある大きな塔は、ヘロデ王の兄ファサエルから名が付けられています。
塔の美しさから歴史家のヨセフにして全世界で最も壮麗を極めたものと言わしめたと言われています。
エルサレム帰還~第2神殿時代(BC.586~AD.131年)
後期ローマ時代~ビザンツ時代(131~638年)
ミナレット
17世紀、オスマン朝時代に建てられた建築物で、現在でも基盤だけは残っています。
初期イスラーム時代~アイユーブ朝、十字軍時代(638~1260年)
オスマン朝末期~イギリス委任統治時代(1260~1948年)
城壁巡りツアーも参加できるのか?かなり遠くまで行くことができました。
ザ・ナイト・スペクタキュラー(The Night Spectacular)
延長10kmのケーブルと14台のコンピューター、20台のプロジェクターやスピーカーなどを利用したプロジェクションマッピングで
描かれているエルサレムの歴史絵巻は、圧巻です。
時間 | 1日2回から3回(開催時間は、季節によって異なる)上映時間:45分 |
定休日 | 金・日・冬期の火 |
料金 | 67NIS ダビデ塔の共通券もあり |
下記がチケットです。
下記がパンフレットです。
ダビデ王の時代からイスラエル建国までの歴史を見ることができます。
ダビデ塔の光と音のショーを動画で撮影しました。
よろしければご覧ください。
ダビデの塔に鮮やかに投影されたプロジェクションマッピングは、本当に綺麗です。
昼の博物館とは違った魅力を見せてくれるダビデの塔。
ダビデの塔は、昼の博物館と夜のナイトショー両方ともみる価値ありです。
ただ、私は、夏場に行きましたが、夜は、蚊が多くて、肌を露出しているとさされる可能性があるので注意してください。
コメント