グアテマラ東部にある世界遺産キリグア遺跡(Quiriguá)。
高さ10mを超える巨大な石碑(ステラ)が数多く残ることで知られ、
マヤ文明を代表する遺跡のひとつとして世界中の旅行者が訪れています。
キリグア遺跡周辺は熱帯雨林に囲まれた地域のため宿泊施設が少なく、
多くの旅行者は近隣都市リオ・ドゥルセやプエルト・バリオスから日帰りで訪れています。
そんな中、キリグア遺跡からほど近い場所にある日本人経営のホテルが今回紹介する
Posada De Quirigua(ポサダ・デ・キリグア)です。
オーナーの桑田さんが自ら設計・建設・運営を行っているホテルで、
テレビ朝日系列の番組「こんなところに日本人」でも紹介されたことがあります。
私も中米周遊旅行の際に宿泊しましたが、今回の旅の中でも特に印象に残ったホテルのひとつでした。
Posada De Quirigua
住所:Barrio Toltec 204km, Quirigua 18009, Guatemala
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| チェックイン | 要確認 |
| チェックアウト | 要確認 |
| Wi-Fi | あり |
| レストラン | あり |
| エアコン | なし |
| 日本語対応 | 可能 |
| 駐車場 | あり |
Posada De Quiriguaについて
キリグア遺跡があるイサバル県は、グアテマラでも特に自然が豊かな地域です。
周辺には熱帯雨林やバナナ農園が広がり、朝夕には多くの野鳥の鳴き声が聞こえてきます。
その一方で観光インフラは決して充実しているとは言えず、遺跡近辺の宿泊施設は非常に限られています。
そんな環境の中で日本人旅行者から高い支持を集めているのがPosada De Quiriguaです。
オーナーの桑田さんは長年グアテマラで生活しており、この土地の歴史や文化、考古学にも精通しています。
宿泊するだけではなく、キリグア遺跡やマヤ文明について直接話を聞けることも大きな魅力です。
世界遺産キリグア遺跡(Quiriguá)とは
ホテルのすぐ近くにあるキリグア遺跡は1981年にユネスコ世界遺産へ登録されました。
古代マヤ文明の都市国家のひとつで、
紀元200年頃から活動が始まり、8世紀頃に最盛期を迎えたとされています。
特に有名なのが巨大な石碑群です。
高さ10mを超える石碑はマヤ世界最大級とされ、
当時の王や歴史的出来事が精巧な彫刻によって刻まれています。
現在でも多くの部分が良好な状態で残されており、
マヤ文明の歴史を知るうえで非常に重要な遺跡となっています。
キリグア遺跡については別記事で詳しく紹介しています。

客室
客室は非常にシンプルな造りです。
豪華なリゾートホテルではありませんが、清潔感があり快適に滞在できます。
ベッドルーム
室内は必要最低限の設備が整っています。
自然に囲まれた環境のため静かで、夜になると虫やカエルの鳴き声が聞こえてきます。
まさにジャングルの中に滞在しているような感覚です。

シャワー・トイレ
熱帯地域の宿泊施設ということで多少覚悟していましたが、設備は想像以上に快適でした。
シャワーは温水がしっかり出ます。
水量も十分で、長時間移動や遺跡観光で疲れた体をゆっくり休めることができました。
トイレも水洗式で清潔に保たれています。
エアコンについて
客室にはエアコンはありません。
代わりに天井ファンが設置されています。
私が宿泊した時期は問題ありませんでしたが、蒸し暑い季節は少し暑く感じるかもしれません。
ただし朝になると心地よい風が吹き、鳥たちのさえずりで目覚めることができます。
まるでディズニーランドの「魅惑のチキルーム」の中にいるような雰囲気でした。

皆さんが食事をするスペースです。
この絵は、桑田さんが描いたそうです。

日本食が楽しめる夕食
海外を長期間旅行していると、日本食が恋しくなることがあります。
しかし、まさかグアテマラのジャングルの中で本格的な日本食が食べられるとは思いませんでした。
今回の夕食は、
- 天むす
- 茶碗蒸し
- 串カツ
- 大根サラダ
など日本人にはうれしいメニューでした。
どの料理も優しい味付けで、連日の中米料理で疲れた胃に染み渡ります。
旅行中に食べる日本食は格別です。
宿泊者同士で会話を楽しみながら食事ができるのも、このホテルならではの魅力でした。

朝食
朝食も日本人には懐かしい内容でした。
- ご飯
- 味噌汁
- 卵焼き
- サラダ
- 焼き魚
という、まさに民宿の朝ごはんです。
グアテマラにいることを忘れてしまうほどでした。
窓の外に広がる熱帯植物を眺めながらいただく和朝食は、なかなか貴重な体験です。

オーナー桑田さんとの会話が面白い
今回の滞在で最も印象に残ったのは、オーナーの桑田さんとの会話でした。
キリグア遺跡の歴史やマヤ文明について詳しく教えていただき、
観光ガイドブックには載っていない話を数多く聞くことができました。
特に興味深かったのは、
「このホテル周辺には、まだ発掘されていない遺構が残されている可能性があり、
キリグア最後の王の墓が眠っているかもしれない」という話です。
もちろん学術的に証明されているわけではありませんが、
この地域では畑を耕していると黒曜石が出てくることも珍しくないそうです。
世界遺産のすぐ近くでこうした話を聞いていると、
マヤ文明が決して遠い過去ではなく、今も土地の中に息づいていることを実感します。
歴史好きの方であれば、きっと興味深く感じるはずです。

ジャングルのような庭園
ホテルの敷地内は緑に囲まれています。
パパイヤをはじめとした熱帯植物が数多く植えられており、小さな植物園のような雰囲気です。
野鳥や蝶の姿も多く見られ、自然観察を楽しむことができます。
観光地化されたリゾートとは違う、本物の中米の自然を感じられる場所でした。

今回はホテル周辺でドローン撮影を行うことができました。
熱帯雨林に囲まれたホテルの様子や周辺風景を空から眺めると、この地域の自然の豊かさがよく分かります。
アクセス
Posada De Quiriguaはキリグア遺跡から車で数分の場所にあります。
グアテマラシティから
- 車で約4~5時間
- 距離:約210km
リオ・ドゥルセから
- 車で約1時間
プエルト・バリオスから
- 車で約1時間30分
ツアーで訪れる場合は送迎付きのこともあります。
個人旅行の場合はレンタカーまたは長距離バスを利用してロス・アマテス(Los Amates)方面へ向かうのが一般的です。
キリグア遺跡観光の拠点としては最も便利な立地と言えるでしょう。
旅の終わりに
中米旅行では多くのホテルに宿泊しましたが、
その中でも特に思い出深かったのがPosada De Quiriguaでした。
世界遺産キリグア遺跡のすぐ近くという立地だけでも魅力的ですが、
- 日本人オーナーが運営
- 本格的な日本食
- ジャングルに囲まれた自然環境
- マヤ文明に関する興味深い話
- 温かいおもてなし
といった特徴があり、単なる宿泊施設以上の価値を感じました。
遺跡観光だけで終わるのではなく、その土地に暮らす人々や文化に触れることで旅はさらに深いものになります。
キリグア遺跡を訪れる予定がある方は、ぜひPosada De Quiriguaで特別な時間を過ごしてみてください。
グアテマラの熱帯雨林に囲まれた静かな環境の中で過ごした一夜は、きっと旅の忘れられない思い出になるはずです。


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