中米を個人旅行していると、意外と情報が少なくて困るのが入国審査や国境越えの手続きです。
世界遺産や観光地の情報は比較的見つかるものの、
・入国カードの書き方
・陸路国境での流れ
・実際にどの程度厳しくチェックされるのか
といった実務的な情報はあまり見つかりません。
私もグアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルを陸路と空路の両方で移動しましたが、
事前に調べても具体的な情報はほとんどありませんでした。
そこで今回は、実際の体験をもとにグアテマラ・ホンジュラスの出入国カードの書き方と、
中米での国境越えについて紹介します。
中米のCA-4協定(Central America-4 Border Control Agreement)について
グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグアの4か国は、
CA-4(Central America-4 Border Control Agreement)と呼ばれる協定を結んでいます。
これはヨーロッパのシェンゲン協定に似た仕組みで、
加盟4か国間を移動する際には入国管理が簡略化される場合があります。
日本人を含む多くの旅行者は、CA-4加盟国4か国で合計90日以内の滞在が認められています。
例えばグアテマラで30日、ホンジュラスで20日滞在した場合、残り滞在可能日数は40日となります。
ただし完全な自由移動ではなく、国境ではパスポートチェックや入国スタンプの確認が行われます。
また、国境や担当官によって運用が異なることも多く、
・入国カードを書く場合
・書かない場合
・スタンプだけ押される場合
など対応が異なります。
そのため「ネットで調べた情報と違う」ということも珍しくありません。
出入国カード(Embarkation / Disembarkation Card)について
グアテマラやホンジュラスでは、空路で入国する場合に出入国カードの記入を求められることがあります。
私が利用した際は複写式の用紙でした。
航空会社によっては機内で配布されるため、到着前に記入しておくとスムーズです。
なお、陸路国境では同じカードを記入する場合と不要な場合がありました。
出入国カード(Embarkation Disembarkation Card)の書き方
下の写真が実際の出入国カードです。
スペイン語と英語で併記されています。

上から書かれていることは
1.到着
2.姓
3.名
4.パスポート番号
5.性別
6.職業
7.国籍
8.居住国
9.出生国&生年月日
10.宿泊先
11.グアテマラ入国先の国
12. 次に行くに国
13. 旅の目的(旅行 or 公用 or 仕事 or 在住 or 乗り継ぎ or 他)
14.入国手段【空から or 陸から or 海から】
15. 搭乗便名・車両番号・船舶便名
16.あなたは、通貨、または、金融商品にして、10,000ドル、またはそれ以上の外貨を所有していますか? YES or NO
17. もし、YESと記載した場合、情報を入力してください。(通貨/クレジットタイトル/総計/資金の出所)になります。
18.グアテマラに⑲~㉕を持ち込むか?
19.寄付・贈答品・他人から預かったもの
20.商業貨物
21.ビジネス製品・プロモーション製品・工具など
22.製品サンプル
23.生きた動植物・花・種・果物・肉・食べ物
24.拳銃などの銃砲類
25.薬品・特別許可の必要な薬
26.旅行中、農場や農園に長期滞在したか?
27.署名
実際の入国審査の様子
これらの項目を見ると少し身構えてしまいますが、実際の入国審査はかなりあっさりしていました。
私が利用した際は、
「どこに泊まるの?」「何日滞在するの?」
程度の質問だけで終了することがほとんどでした。
また、記入漏れが多少あっても細かく指摘されることはありませんでした。
もちろん担当官や空港によって対応は異なりますが、アメリカの入国審査のような緊張感はあまり感じませんでした。
グアテマラへの空路入国
私はユナイテッド航空を利用してグアテマラシティのラ・アウロラ国際空港へ入国しました。
機内で出入国カードを受け取り、到着前に記入。
空港到着後はそのまま入国審査へ向かいます。
アメリカのような長い導線や厳重な審査はなく、比較的スムーズに入国できました。

エルサルバドルからグアテマラへの陸路入国
私が利用した国境では入国カードの記入はありませんでした。
橋の中央付近が国境となっており、徒歩で渡ることができます。
私が利用した際は比較的簡単な確認のみで手続きが終了しました。
ただし、国境によって運用は異なるため、
他の旅行者が入国カードを記入している場合は係員に確認した方が安心です。
ホンジュラスからグアテマラへの陸路入国
私が利用した際は入国カードの記入はありませんでした。
パスポートチェックとスタンプ押印のみで手続きが完了しました。
CA-4加盟国間の移動らしい簡素な手続きだった印象です。

グアテマラからホンジュラスへの陸路入国
こちらでは入国カードの記入が必要でした。
入国審査窓口付近で用紙を受け取り、その場で記入して提出します。
内容は空港で配布される出入国カードとほぼ同じでした。
係員の指示に従えば特に難しいことはありません。


中米陸路国境越えで注意したいこと
パスポートの残存有効期間を確認する
一般的に6か月以上の残存期間が推奨されています。
ボールペンを携帯する
国境ではペンが不足していることがあります。
すぐ記入できるように1本持っておくと便利です。
米ドルの少額紙幣を用意する
国境周辺では両替所やATMが少ない場合があります。
入国税や雑費に備えて少額紙幣を持っておくと安心です。
スタンプの押し忘れに注意
まれにスタンプが押されていないことがあります。
手続き後は必ず確認しておきましょう。
中米の国境越えは思ったより簡単
中米の国境越えというと少し不安に感じる方もいるかもしれません。
私自身も出発前はかなり緊張していました。
しかし実際には、
・係員にパスポートを見せる
・必要なら入国カードを書く
・スタンプを押してもらう
という流れで終わることがほとんどでした。
もちろん国境によって運用は異なりますが、事前に基本的な流れを理解しておけば過度に心配する必要はありません。
旅の終わりに
グアテマラやホンジュラス、エルサルバドルを巡る中米の旅では、
世界遺産や美しい自然だけでなく、陸路で国境を越えながら旅を続ける楽しさも味わうことができます。
日本ではなかなか経験できない徒歩での国境越えや、
国ごとに少しずつ異なる入国手続きは、それ自体が旅の思い出になります。
情報が少ない地域だからこそ不安になることもありますが、
実際に行ってみると想像以上にスムーズでした。
これから中米を個人旅行する方の参考になれば幸いです。

コメント