カンクンから130㎞。マヤ文明の後古典期後期に栄えたトゥルム遺跡。
トゥルムとは、「囲まれた」という意味で強固な城壁と海に守られた都市であったが
16世紀にスペイン軍との戦いで陥落し、マヤ文明も滅亡していきました。
そんなカリブ海に浮かぶマヤ終焉の地でもあるトゥルム遺跡を紹介します。
トゥルム遺跡 (tulum)
住所:Carretera Federal, Cancun – Chetumal Km 230, 307, 77780 Tulum, Q.R.,
基本情報
入場時間 | 8:00~17:00(入場は、16:30) |
入場日 | 無休 |
入場料金 | 65ペソ |
遺跡自体は、小さいので1~2時間もあれば十分です。
遺跡の前は、お土産もの屋が並んでいます。
セノーテの家
地下にセノーテ(泉)を備えた家の跡でセノーテは、雨を貯水する役割がありました。
風の神殿
断崖にあり、海側の出入りを監視する役割を担っていたと言われています。
ここは、非常に絵になりポイントです。
北西の家
大宮殿
フレスコ画の神殿
15世紀前半に3段階に分けられて建てられた2階建ての神殿で、もとは一部屋の小さい建物でした。
3層に渡って描かれた壁画は死者の住む地下世界、聖者の暮らす中間世界、創造神と雨の神チャック
が住む天の世界という3つ世界が描かれています。
神殿の2階には、赤い手形がつけられており、神の手形を表しているとされている。
チュルトゥンの家
降臨する神の神殿
足を天に向けた神の彫像があり、天から降臨するという意味という名がついた神殿。
この彫像については、雨神チャックであるとかマヤ人のハチに対する畏敬の念を象徴したと言われています。
下の写真は、メキシコ国立人類学博物館にある彫像。
円柱の家
カスティージョ
トゥルム遺跡の中の中心的な寺院でカスティージョとは、「城」という意味です。
現在の神殿は、増築されており、神殿内部には2つの神殿が存在しています。
階段の上にある神殿入口の柱には、ヘビのモチーフが刻まれています。
トゥルム遺跡のもうひとつの顔として遺跡にある階段を降りて行くとなんと海水浴場があります。
遺跡の中を水着で歩いている人がいるのはこのためでした。
欧米人は、海水浴目当ての人も多いみたいですね。
カリブ海だけに透明度も良さそうです。
遺跡もビーチも充実しており、ツアーではなくゆっくりしたい場所です。
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