【プラド美術館観光ガイド】ラス・メニーナスや快楽の園を鑑賞|世界屈指の名画が集まるマドリードの名門美術館

マドリッドの観光
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マドリッドには、マドリードの3大美術館と呼ばれる美術館があります。
  • プラド美術館
  • ソフィア王妃芸術センター
  • ティッセン=ボルネミッサ美術館

その中で、今回紹介するプラド美術館は世界三大美術館のひとつに数えられることもある名門美術館です。
ちなみに、一般的には世界三大美術館は下記とされています。

  • ルーブル美術館(フランス)
  • エルミタージュ美術館(ロシア)
  • メトロポリタン美術館(アメリカ)

しかし、所蔵作品の質やスペイン絵画コレクションの充実度から、
プラド美術館を加えて語られることも少なくありません。

私自身、美術に特別詳しいわけではありませんが、
マドリードを訪れたらぜひ見てみたいと思っていた場所のひとつでした。

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プラド美術館 (Museo del Prado)

住所:Paseo del Prado, s/n, 28014 Madrid, Spain

営業日&営業時間 月~土 10:00~20:00
日・祝 10:00~19:00
入場は、閉館の30分前まで
料金 料金 15ユーロ(変更される場合があります)
プラド美術館は、月曜日~土曜日までの18時~20時
日曜日の17時~19時までが「無料」です。
プラド美術館創立記念日の11月19日、国際博物館の日5月18日も無料になります。
公式URL https://www.museodelprado.es/

プラド美術館とは?

プラド美術館は1819年に開館したスペイン最大級の国立美術館です。

もともとはカルロス3世によって自然科学博物館として建設が進められた建物でしたが、
その後フェルナンド7世の時代に王室コレクションを展示する美術館として開館しました。

現在のコレクションの中心となっているのは、スペイン王家が数百年かけて収集してきた美術品です。
スペインが世界帝国として繁栄した16~17世紀には、ヨーロッパ各地の名画が王宮へ集められました。

そのため館内には、

  • ベラスケス
  • ゴヤ
  • エル・グレコ
  • ティツィアーノ
  • ルーベンス
  • ボス

など、美術史を代表する巨匠たちの作品が並んでいます。

現在の所蔵作品は絵画だけでも8,000点以上にのぼり、彫刻や版画などを含めると膨大な数に達します。
とても1日では見切れない規模を誇ります。

下記が、入場チケットです。

 

プラド美術館は、スペイン歴代王家のコレクションを中心に数多くの作品が展示されています。

特筆すべきは、スペイン画家である
「ディエゴ・ベラスケス」と「フランシスコ・デ・ゴヤ」と「エル・グレコ」3名の作品は圧巻です。

17世紀スペイン黄金時代を代表する宮廷画家ベラスケスは、プラド美術館の象徴ともいえる存在です。
館内には彼の代表作が数多く展示されており、多くの来館者がまず目指すのがベラスケスの展示室だそうです。

今回は、プラド美術館のHPでコレクションでUPされていた画像の中で、私の印象に残っているものを記載します。

フラ・アンジェリコ『受胎告知』(1426年)

「受胎告知」というとウフィツィ美術館収蔵のレオナルド・ダ・ヴィンチが描いたものが有名ですが、
私は、この絵のイメージが強いです。

キリスト教において重要な場面である「受胎告知」を描いた作品で、
聖母マリアのもとへ大天使ガブリエルが現れ、救世主イエスの誕生を告げる場面が描かれています。

フラ・アンジェリコは敬虔な修道士でもあり、その作品には独特の静寂さと神聖な雰囲気があります。
派手さはありませんが、優しい色彩と繊細な表現が印象的で、長い時間眺めていたくなる作品でした。

ヒエロニムス・ボス『快楽の園』(1503-1504年)

この三連祭壇画は、板に油彩で描かれています。
プラド美術館のシンボル的な絵画です。

美術館のパンフレットやガイドブックでも必ず紹介される名作であり、
世界中からこの作品を見るために訪れる人も少なくありません。

左翼にはエデンの園、中央には欲望に満ちた人間たちの世界、
右翼には地獄が描かれています。

遠くから見ると宗教画ですが、近くで見ると奇妙な動物や不思議な建物、
人間たちの不可解な行動が無数に描き込まれています。

細部を見始めると時間を忘れてしまい、「一日中見ていても飽きない」と言われる理由がよく分かります。

一度見ると忘れられない独特の世界観から、プラド美術館を代表する作品として知られています。

エル・グレコ『胸に手を置く騎士の肖像』(1580年)

プラド美術館に収蔵されている作品が多いエル・グレコの作品。

この作品も非常にインパクトがあります。
モデルが誰なのかは現在もはっきり分かっていませんが、スペイン貴族の理想像を表した作品とも言われています。

黒い衣装に白い襟というシンプルな構図ながら、人物の存在感は圧倒的です。
胸に手を当てた姿は誠実さや忠誠心を表現しているとも解釈されており、
スペイン黄金時代を代表する肖像画として高く評価されています。

ディエゴ・ベラスケス『ラス・メニーナス』(1656年)

そして、プラド美術館の入口に銅像があるベラスケスの作品です。

この作品は、「ラス・メニーナス」日本語訳で「女官たち」という名前で西洋美術史において、
最高傑作と呼ばれているそうです。

写真のように瞬間的に切り取られたような感じが見て取れます。
この絵は、プラド美術館の入場券にも描かれています。

中央に描かれているのはスペイン王女マルガリータ。
その周囲には女官や宮廷人たちが配置されています。

さらにベラスケス自身も画面の中に登場し、奥の鏡には国王夫妻が映り込んでいます。

「誰を描いているのか」「誰の視点なのか」といった議論が現在も続いており、
美術史上最も研究されている作品のひとつです。

実物は想像以上に巨大で、その場に立つと絵の中へ引き込まれるような不思議な感覚を覚えました。

プラド美術館を訪れた多くの人が、この作品の前で足を止める理由がよく分かりました。

フランシスコ・デ・ゴヤ『マドリード、1808年5月3日』(1814年)

この絵は、1808年5月2日から5月3日の未明にかけてマドリードの市民の暴動を鎮圧したミュラ将軍率いる
フランス軍によって逮捕された反乱者が銃殺刑に処された場面を描いています。

中央で両手を広げる白い服の男性は非常に印象的です。

それまでの戦争画は英雄的な場面を描くことが多かったのですが、
この作品は戦争によって犠牲になる一般市民の恐怖や悲しみを描いています。

現在でも戦争の悲惨さを訴える傑作として知られており、ゴヤの代表作のひとつとなっています。

ピーテル・パウル・ルーベンス『三美神』(1635年)

ルーベンスと聞くと多くの日本人は、
フランダースの犬の最後のシーンでアントワープ大聖堂の「聖母被昇天」の前でネロが召されるシーンにより有名になった画家ですね。

この絵もプラド美術館では見るべき絵画ですね。

ギリシャ神話に登場する三美神を描いた作品で、美や愛、豊穣を象徴しています。

ルーベンス特有の豊かな肉体表現は「ルーベンス体型」という言葉が生まれるほど有名です。
教科書や画集で見るよりも実物ははるかに大きく、華やかな色彩と存在感に圧倒されました。

(絵画の画像は、すべてプラド美術館HPより参照)

とにかく、館内には膨大な作品が展示されており、1日でも見切れない量です。

私は、前にも記載しましたが、17時からの無料の時間で行ったので、正味1~2時間での見学になりました。
無料開放時間が近づくと入口前には多くの人が並び始めます。

館内に入ると人気作品の周辺には人だかりができていましたが、
それでも世界屈指の名画を無料で鑑賞できるのは大きな魅力です。

もし美術館巡りが好きな方であれば、有料時間帯に入館して半日以上かけて見学する方が満足度は高いと思います。

まわりにも非常に綺麗な建造物が建っています。

アクセス

プラド美術館はマドリード中心部の「芸術の散歩道(Paseo del Arte)」沿いにあります。

【地下鉄】

Estación del Arte駅(旧Atocha駅)から徒歩約10分

【鉄道】

アトーチャ駅から徒歩約10分

【徒歩】

プエルタ・デル・ソルから約20分

周辺にはソフィア王妃芸術センターやティッセン=ボルネミッサ美術館もあるため、
美術館巡りを楽しみたい方には最適なエリアです。

個人的には、時間があればソフィア王妃芸術センターのピカソの「ゲルニカ」も見たかったです。
マドリードには他にも見るべき美術館がたくさんあります。

芸術系が好きな方は時間をとってゆっくり見ることをお勧めします。

旅の終わりに

プラド美術館はスペインを代表する美術館であり、
世界有数の西洋美術コレクションを誇る名所です。

ベラスケスの『ラス・メニーナス』、ボスの『快楽の園』、
ゴヤの『マドリード、1808年5月3日』など、
美術史に残る名画を一度に鑑賞できるのは大きな魅力です。

私は無料開放時間を利用して訪れましたが、それでも十分に見応えがありました。

ただし館内は非常に広く、作品数も膨大なため、
本格的に鑑賞したい方は半日から1日程度確保することをおすすめします。

マドリード観光の際は、ぜひ世界最高峰の美術館のひとつであるプラド美術館を訪れてみてください。

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