内壁の イチャン・カラ(Itchan Kala) は、
高さ約8〜10m、厚さ約6m、全長約2,250mにもおよぶ城壁に囲まれた、
中央アジア屈指の「博物館都市」です。
城壁の内部には、
- モスク:約50(公開・非公開含む)
- メドレセ:約20
- ミナレット:6基
- 宮殿・廟・住宅群
といった歴史的建造物が高密度に残され、
街全体が保存対象となっています。
イチャン・カラは、
1990年に「ヒヴァのイチャン・カラ」としてユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されました。
城壁に登って眺める博物館都市
そんなイチャン・カラでは、
実際に 城壁の上に登り、街全体を見下ろすことができます。
日干し煉瓦の家並み、点在するメドレセとミナレット、
そして土色の城壁が連なる風景は、
まさに「保存された都市」を俯瞰で体感できる場所。
特に人気なのは、
- 朝焼けの時間帯
- 夕暮れ〜日没前後
光の角度によって街の表情が大きく変わり、
写真撮影スポットとしても定番です。

チケット売り場・入口の場所
城壁に登るためのチケット売り場は、
イチャン・カラ北門(バグチャ門)付近にあります。
Access to the walls
住所:99J6+C9W, Xiva, Xorazm Viloyati, ウズベキスタン
| 時間 | 8:00~19:00 |
| 定休日 | 無休 |
| 料金 | 200,000スム |
入口はかなり分かりにくく、
北門のすぐ脇にひっそりと設けられています。
初見だと
「え、本当にここ?」
と迷うような場所なので、注意してください。

北門のすぐ脇です。

城壁への登り方|狭くて急な階段
城壁への入口は、
狭くて急な階段をのぼる構造になっています。
現在は階段が整備されていますが、
城壁の構造を見ると、
かつてはもっと簡易的な登り口
(はしごや土のスロープのようなもの)
が使われていたのでは、と思わせる造りです。

反対側にも同じような場所がありますが、
現在は柵が設置され、立ち入り不可となっていました。

歩ける区間と距離感
城壁全体の長さは約2,250mありますが、
実際に歩けるのは、そのうちの半分ほど。
体感的には、
- アラクリ・ハン・メドレセ
- クフナ・アルク
この2つの間を歩くイメージです。
城壁の上は、
- 一本道で迷うことはない
- 両側に街並みと外側の景色が広がる
という、とてもシンプルな構造。


注意点|柵なし・日陰なし
城壁散策で特に注意したいのは、次の2点です。
① 柵がほとんどない
城壁の上には、
基本的に安全柵が設置されていません。
写真撮影に夢中になりすぎず、
足元には十分注意して歩いてください。
② 日陰がまったくない
特に夏場の日中は、
- 直射日光
- 城壁からの照り返し
で、想像以上に暑くなります。
帽子・水分は必須。
可能であれば、時間帯を選ぶのがおすすめです。

上からの眺めはこんな感じです。

ベストな訪問時間帯
おすすめは、
- 朝早い時間帯(開場直後)
- 日没前後
日中の観光導線から少し外れるため、
城壁の上は比較的静かで、
ヒヴァの街並みをゆっくり味わうことができます。
城壁の上に立って眺めるイチャン・カラの街並みは、
単なる「景色」ではなく、
この都市が いかに城壁に守られ、計画的に形成されてきたか を実感させてくれます。
ミナレットの位置、メドレセの配置、
そして城壁の内側に凝縮された生活空間。
それらを一度“上から”見てから街歩きをすると、
ヒヴァの見え方は確実に変わります。
建物を巡る前でも、巡った後でも構いません。
短時間で体験できながら、理解の深まる城壁散策は、
イチャン・カラ観光の中でも、ぜひ組み込みたいひとつです。
城壁の上から街の全体像を掴んだら、
次はクフナ・アルクや各メドレセを歩き、
「城塞都市ヒヴァ」の内部へと、足を踏み入れてみてください。


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