バンコク旧市街を歩いていると、
観光地の賑わいの中に、ふと「地元の食の核心」に触れる瞬間があります。
王宮や民主記念塔の近く。
歴史的建物が並ぶディンソー通り沿いにある一軒の食堂。
それが——
Pad Thai Fai Ta Lu(パッタイ・ファイタルー)です。
店名の意味は「炎が突き抜けるパッタイ」。
その名の通り、強烈な火力で一気に炒め上げる調理が特徴の名店です。
旧市街の老舗パッタイといえばティップサマイが有名ですが、
ここはもうひとつの頂点とも言われる存在。
実際に訪れると、その理由がすぐに分かります。
Pad Thai Fai Ta Lu(Dinso Rd)
住所:115/5 Dinso Rd, Wat Bowon Niwet, Phra Nakhon, Bangkok 10200 タイ
電話番号:+66898111888
営業時間:10:00~売切終了(昼~夕方営業)
定休日:無休
ミシュラン・ビブグルマン掲載店
価格帯:170〜600B
支払:現金中心
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店内
店内に入ると、青を基調にした内装が印象的で、
どこか深海の中にいるような静かな雰囲気があります。
1階は厨房スペースと客席が分かれており、
調理エリアは客席側からは見えない構造になっています。
そのため一般的なオープンキッチンのようなライブ感はなく、
落ち着いて食事に集中できる空間です。
2階の方が座席数は多く、
ゆっくり食事したい場合はこちらが落ち着きます。
店内には様々なフィギュアが飾られており、
遊び心のある個性的な空間になっています。



メニュー
Pad Thai Fai Ta Luは、具材違いのパッタイ専門店。
特に肉トッピングの豊富さが特徴です。
パッタイ(基本)
■海老系
- ワイルドシュリンプ(天然エビ) 450B
- ホワイトシュリンプ(養殖エビ) 260B
看板は天然エビ
大ぶりで香ばしさが際立ちます。
■豚系
- イベリコ豚チャーシュー 250B
- クリスピーイベリコポークベリー 300B
- イベリコポーククラッキング 170B
燻製・炙り・クリスピーの肉系バリエーションが豊富
■鶏系
-
放し飼いBBQチキン 250B
シェフスペシャル
-
Chef’s Choice 600B
(イベリコBBQ+クリスピーポーク+卵など全部乗せ)
肉系全部入りの豪華版
ドリンク
ソフトドリンク 25〜150B
ビール 150B
ワイン 400B〜
肉系パッタイはビールと好相性

実食|イベリコポーククラッキング 170B
今回は最もシンプルな肉系パッタイ、
イベリコポーククラッキングを選びました。
ボリュームはやや軽めですが、
味は濃厚で香ばしさが強い。
ランチというより
「ビールに合わせる料理」という印象です。
実際、周囲の欧米客は
ビールと一緒に楽しんでいました。
パッタイというより、
肉料理に近い満足感があります。

炎の火力が生む香ばしさ|この店のパッタイの特徴
パッタイはシンプルな料理です。
米麺
卵
タマリンド
魚醤
砂糖
具材
しかし完成度は「火入れ」で決まります。
Pad Thai Fai Ta Luの最大の特徴は、
高温の中華鍋で一気に焼き付ける強火調理。
麺の表面は軽く焦げ香が付き、
内部はもっちりとした弾力を保つ。
油は軽く、甘さは控えめ。
酸味と旨味が際立つ輪郭のはっきりした味です。
屋台とも食堂とも違う、
火の料理としてのパッタイです。
ティップサマイとの違い|旧市街パッタイ二大巨頭
旧市街のパッタイは大きく二系統あります。
ティップサマイ
・甘みとコクが強い
・しっとり系
・卵包み

Pad Thai Fai Ta Lu
・香ばしさ重視
・ドライ寄り
・火力の立体感
「香ばしいパッタイが好き」なら
Pad Thai Fai Ta Luが優勢。
両方食べ比べる価値があります。
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立地|旧市街観光と相性が良い
場所はディンソー通り沿い。
民主記念塔から徒歩数分。
徒歩圏に
・王宮
・ワットサケット
・ワットスタット
があり、観光動線上にあります。
旧市街散策途中の食事に最適です。
▶ 旧市街グルメまとめ

パッタイは屋台料理と思われがちですが、
この店で食べると印象が変わります。
火力
香ばしさ
食感
具材
すべてが計算された完成度。
バンコク旧市街には、
同じ料理でも解釈の異なる名店があります。
ティップサマイが「甘旨の頂点」なら、
Pad Thai Fai Ta Luは「香ばしさの頂点」。
どちらもバンコクを代表する味です。
遠い国の料理に見えても、
現地で食べると距離は一気に縮まります。



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