クローン・オンアン・ウォーキングストリート|バンコク旧市街に蘇った運河沿いの夜散歩スポット

バンコク情報
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バンコクと聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、
高層ビルや巨大ショッピングモール、渋滞する大通りかもしれません。

しかし、そんな都市の喧騒から一歩離れた旧市街には、
「水路のあるバンコク」を静かに思い出させてくれる場所があります。

それがクローン・オンアン・ウォーキングストリート(Khlong Ong Ang Walking Street)です。

かつて生活排水によって汚染されていた運河は大規模な整備事業によって美しく生まれ変わり、
現在では週末の夜になると屋台やストリートアート、
ライトアップが楽しめる人気の散策スポットとなっています。

私もヤワラート散策の後に訪れましたが、
活気あふれる中華街とはまったく異なる穏やかな雰囲気が広がっており、
バンコクの新しい魅力を発見することができました。

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クローン オンアン ウォーキングストリート(Khlong Ong Ang Walking Street) 

住所:住所:Khlong Ong Ang Walking Street, Samphanthawong, Bangkok, Thailand

クローン・オンアンとは?

「クローン(Khlong)」とはタイ語で運河を意味します。

かつてのバンコクは「東洋のベニス」と呼ばれ、
市内各地に張り巡らされた運河が主要な交通路として利用されていました。

オンアン運河もそのひとつで、
18世紀後半にラーマ1世によって築かれたラッタナコーシン島(旧市街)の
外周を守る運河網の一部として整備された歴史を持っています。

周辺には中華街ヤワラートやパフラット(インド人街)が広がり、
古くから商業活動が盛んなエリアとして発展してきました。

しかし都市化の進展とともに水質悪化や不法占拠が進み、
一時は観光客どころか地元の人も近寄らない場所となっていました。

転機となったのは2010年代後半に進められた運河再生プロジェクトです。

運河の浄化や遊歩道整備、景観改善が行われ、
2020年には国際的な都市景観賞である「Asian Townscape Awards」を受賞するなど高い評価を受けました。

現在では、バンコク旧市街を代表する新しい観光スポットとして注目されています。

ウォーキングストリートの雰囲気

クローン・オンアン・ウォーキングストリートが開かれるのは、
金・土・日曜の夕方以降。

日が沈み始める頃、運河沿いには次第に灯りが入り、
両岸に屋台がずらりと並び始めます。

・串焼きや軽食
・スイーツやドリンク
・ローカル雑貨やアクセサリー

観光地向けというより、
地元の人がふらっと歩きに来る夜市という雰囲気が強いのが特徴です。

大音量の音楽や派手な呼び込みは少なく、
水面に映るライトを眺めながら、
のんびり歩く人の姿が目立ちます。

見どころ① ライトアップされた運河

クローン・オンアン最大の魅力は、美しく整備された運河の景観です。
夜になると遊歩道や橋がライトアップされ、水面に色鮮やかな光が映り込みます。

派手な演出ではありませんが、歴史ある運河と現代的な照明が調和し、
どこか落ち着いた雰囲気を生み出しています。

特に橋の上から眺める景色は人気の撮影スポットとなっており、
夜景を楽しみながら散策するには最適です。

高層ビル群の夜景とは違った、旧市街らしい温かみのある風景が広がります。

見どころ② ローカル屋台と軽食

運河沿いには数多くの屋台が並びます。

販売されている料理は観光客向けというより地元向けのものが中心です。

・タイ風焼き鳥(ガイヤーン)
・ソーセージ
・揚げ物
・フルーツ
・ローカルスイーツ
・タピオカドリンク

などを手軽な価格で楽しめます。

レストランでしっかり食事をするというより、散歩しながら食べ歩きを楽しむのがおすすめです。
ヤワラートで夕食を楽しんだ後に立ち寄るコースも人気があります。

見どころ③ 運河沿いを彩るストリートアート

クローン・オンアンを歩いていると、
運河沿いの壁や橋脚に描かれたストリートアートが目を引きます。

これらは単なる装飾ではなく、
運河再生プロジェクトの一環として制作されたものです。

描かれているテーマは、

・タイの子どもたちの日常
・運河とともに生きてきた人々の暮らし
・伝統文化と現代アートの融合
・地域コミュニティの歴史

など多岐にわたります。

バンコク市内で見られる観光向けの壁画とは異なり、
この地域の歴史や生活文化を伝える役割も担っています。

夜になるとライトアップの光が壁画に反射し、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

バンコクが「水の都」と呼ばれた時代

現在のバンコクは道路交通が中心ですが、
19世紀頃までは運河が主要な移動手段でした。

人々は船で移動し、家々は運河沿いに建てられ、
市場も水上に広がっていました。

そのため外国人旅行者からは「東洋のベニス」と呼ばれていました。

クローン・オンアンを歩いていると、近代都市として発展した現在のバンコクだけでなく、
かつて水路とともに発展した街の姿にも思いを馳せることができます。

運河再生が評価されている理由も、単なる景観整備ではなく、
バンコク本来の歴史や文化を取り戻す試みだからです。

アクセス

MRT利用

最も便利なのはMRTブルーラインを利用する方法です。

MRTサムヨート駅(Sam Yot Station)で下車し、徒歩約5分。

駅を出るとすぐに運河沿いの遊歩道へアクセスできます。

ヤワラートから徒歩

中華街ヤワラートからは徒歩約10〜15分。

夕方にヤワラートで食べ歩きを楽しんだ後、
そのままクローン・オンアンへ向かうルートは非常におすすめです。

タクシー・配車アプリ

Grabやタクシーを利用する場合は、
「Khlong Ong Ang Walking Street」と入力すれば問題なく到着できます。

旅の終わりに

クローン・オンアン・ウォーキングストリートは、
派手なナイトマーケットでもなければ、大規模な観光名所でもありません。

そこにあるのは、水面に映る柔らかな灯り、
ゆっくりと流れる運河、そして週末の夜を思い思いに楽しむ地元の人々の姿です。

ヤワラートの喧騒からわずか数分歩くだけで、
街の空気が驚くほど穏やかに変わることに気付くでしょう。

私自身も訪れてみて、バンコクが単なる大都市ではなく、
水路とともに発展してきた歴史ある街であることを改めて感じました。

旧市街散策の締めくくりとして。

あるいは観光の合間に少し立ち寄る夜の寄り道として。

クローン・オンアン・ウォーキングストリートは、
「観光するバンコク」から「暮らしの中のバンコク」へ視点を移してくれる、静かな魅力にあふれた水辺の散歩道です。

ソラハピ

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