フィリピン西部、スールー海と南シナ海に挟まれる細長い島・パラワン島。
「フィリピン最後の秘境」とも呼ばれるこのエリアには、手つかずの自然が数多く残っています。
その中でも、世界的に有名なのが、
世界遺産「プエルト・プリンセサ地下河川国立公園(Puerto-Princesa Subterranean River National Park)」です。
巨大な石灰岩洞窟の中を、手漕ぎボートで進む地底河川。
熱帯雨林、マングローブ、断崖絶壁の海岸線まで一体となった景観は、
単なる洞窟観光とは少し違うスケール感があります。
今回は、実際にマニラから日帰りで参加した現地ツアーをもとに、
プエルト・プリンセサ地下河川国立公園への行き方やツアーの流れ、現地の雰囲気まで詳しく紹介します。
目次
マニラから日帰りでツアー参加
私は今回、マニラからプエルト・プリンセサへの日帰り旅行として参加しました。
利用したのはセブパシフィック航空。
早朝4:00にマニラ国際空港を出発し、5:30頃にプエルト・プリンセサ空港へ到着しました。
空港自体はかなりコンパクトで、地方空港らしいのんびりした空気感があります。
お店はそれほど多くありませんが、
逆にツアー会社との合流は非常に分かりやすかったです。
今回はホテル送迎ではなく、空港ピックアップに変更してもらいました。
私の集合時間は7:00頃。
他の参加者を順番に拾いながら、サバン方面へ向けて出発です。

①Buenavista View Deck
住所:3RGH+78F, Puerto Princesa, Palawan, フィリピン
まず最初に立ち寄ったのが、休憩ポイントを兼ねた「Buenavista View Deck」です。
高台に位置しており、パラワンらしい青い海と島々を見下ろすことができます。
ここは完全に途中休憩スポットではありますが、景色は想像以上に綺麗でした。
朝の空気も気持ちよく、長距離移動の合間にはちょうど良い場所です。



地下河川ツアー本編以外にも、オプション観光を追加できます。
私は、マングローブツアーを選択しました。
②Mangrove Paddle Boat Tour Guide Association, Inc(別会計)
住所:5WR3+XW4, Cabayugan, Puerto Princesa, Palawan, フィリピン
サバン埠頭近くのマングローブ林を、手漕ぎボートでゆっくり進むツアーです。
大型観光ボートとは違い、水面を静かに進む感覚がかなり心地良く、
熱帯の自然を近距離で感じられます。
途中では、野生の猿を見かけたり、ガイドさんが歌を歌ってくれたりと、
かなりローカル色の強いゆるい空気感でした。
派手さはありませんが、個人的にはかなり印象に残った体験です。


ツアーの様子を動画で編集してみました。
よろしければ覗いてみてください。
③Sabang X Zipline(別会計)
サバン周辺では、海を横断するジップラインも人気です。
私は今回は不参加でしたが、海の上を滑空するアクティビティで、
かなりスピード感があるようでした。
ただ、追加料金はやや高めです。
自然をのんびり楽しみたい人と、アクティビティ重視の人で好みが分かれそうです。

④Gusto Grill & Restoで昼食!!
住所:5VWR+WQ5, Cabayugan, Puerto Princesa, Palawan, フィリピン
多くの現地ツアーで利用されているのが、こちらのレストランです。
ビュッフェ形式で、フィリピン料理を中心に様々なメニューが並びます。
観光客向けレストランという印象はありますが、
味は比較的食べやすく、南国リゾート感もあります。
ただ、この後かなり揺れるボートに乗るため、食べ過ぎには注意です。
特に前方席は波しぶきをかなり浴びるため、
船酔いしやすい人は軽めにしておいた方が安心かもしれません。

⑤Sabang Boat Terminalから地下河川公園で出航!!
地下河川へ向かう場合、まずは「Sabang Boat Terminal」から小型ボートに乗ります。
ここから地下河川国立公園までは、約10〜15分ほど。


海風は非常に気持ち良いですが、思っていた以上に揺れました。
特に先頭付近は、かなり波をかぶります。
スマホやカメラを守りたい人は、防水対策をしておくと安心です。
途中には、石灰岩の断崖と熱帯雨林が続き、「秘境感」が一気に強くなっていきます。

最終目的地である世界遺産「プエルトプリンサセ地下河川国立公園」を観光!!
最終目的地である世界遺産「プエルト・プリンセサ地下河川国立公園」に到着です。
地下河川内部の様子やツアー詳細については、こちらの記事でも詳しくまとめています。


ここから、6人乗りの手漕ぎボートへ乗り換えます。
乗船前には、ヘルメットとライフジャケットを受け取り、音声ガイド端末も配布されます。
日本語にも対応しており、英語が苦手でも十分楽しめる環境でした。

洞窟内部には照明がなく、頼れるのは船頭さんのライトのみ。
暗闇の中に巨大な空洞が浮かび上がる景色は、想像以上に迫力があります。
天井から垂れ下がる鍾乳石。
巨大な石柱。
水面に反射する光。
さらに、洞窟内には大量のコウモリが生息しており、鳥の鳴き声も反響しています。
単なる観光洞窟というより、巨大な自然空間の内部へ入っていく感覚に近い場所でした。

サバン埠頭から国立公園の様子を動画で編集してみました。
よろしければ覗いてみてください。
アクセス
プエルト・プリンセサ地下河川国立公園の玄関口は、
パラワン州の「プエルト・プリンセサ国際空港(Puerto Princesa International Airport)」です。
日本からの直行便は基本的になく、マニラ経由で向かうルートが一般的です。
空港からサバン地区までは車で約2時間半〜3時間ほど。
なお、地下河川は入場人数制限があり、
個人で現地へ行っても当日入場できないケースがあります。
そのため、基本的には現地ツアー利用が最も現実的です。
空港送迎付きツアーも多く、短期旅行でも比較的訪問しやすい世界遺産だと思います。
南国の秘境感を味わえるフィリピン屈指の自然遺産
実際に訪れて感じたのは、
「フィリピン=ビーチリゾート」というイメージだけでは少しもったいないということでした。
熱帯雨林、
マングローブ、
石灰岩の海岸、
そして巨大地下河川。
これだけ自然環境が一体となって残っている場所は、東南アジアでもかなり貴重だと思います。
特に、暗闇の洞窟を小舟で進む体験は、
単なる景勝地観光とは少し違う独特の没入感がありました。
マニラから日帰りでも訪問可能ですが、本来は数泊しながらパラワン島全体を巡りたくなるようなエリアです。
「フィリピンの自然世界遺産を体感したい」そんな人には、
かなり満足度の高い場所だと思います。
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