イントラムロス観光ガイド|サンチャゴ要塞とマニラ大聖堂を歩くマニラ旧市街散策

マニラの観光
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マニラ市内観光の中心地として知られる「イントラムロス(Intramuros)」。
16世紀、スペイン統治時代に築かれた城塞都市であり、
高層ビルが並ぶ現在のマニラとはまったく違う空気が流れています。

分厚い城壁に囲まれた街の中には、
石畳の道路、スペイン風建築、古い教会、要塞跡が残り、
歩いているだけでも東南アジアの中の旧スペイン植民都市という独特の景観を感じられます。

かつてはスペイン人やその混血階級のみが住むことを許された特別区域でもあり、
現在でもフィリピンの歴史を語るうえで欠かせない場所です。

今回は、イントラムロス観光で特に代表的なスポットである
「サンチャゴ要塞(Fort Santiago)」と「マニラ大聖堂(The Manila Cathedral)」を中心に、
実際に歩いた雰囲気も含めて詳しく紹介します。

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イントラムロス(Intramuros)とは?

イントラムロスは、1571年にスペイン人ミゲル・ロペス・デ・レガスピによって建設された城塞都市です。

「Intramuros」はスペイン語で「壁の内側」という意味。
名前の通り、街全体が巨大な城壁によって囲まれています。

スペイン統治時代、この内部には総督府、軍事施設、教会、修道院などが集められ、
フィリピン支配の政治・宗教・軍事の中心地となっていました。

第二次世界大戦では激しいマニラ市街戦に巻き込まれ、イントラムロスの大部分が壊滅。
現在見られる建物の多くは戦後再建されたものですが、
それでも街全体には植民地時代の空気感が色濃く残っています。

また、
世界遺産「フィリピンのバロック様式教会群(Baroque Churches of the Philippines)」の構成資産である
サン・アグスティン教会も、このイントラムロス内部にあります。

サンチャゴ要塞(Fort Santiago)

住所:HXVC+M5V, Intramuros, Maynila, 1002 Kalakhang Maynila, フィリピン

時間 8:00~19:00
料金 大人:75ペソ 学生:50ペソ
定休日 無休

こちらが入場チケットです。

サンチャゴ要塞は、イントラムロス北西端、パッシグ川沿いに築かれた軍事要塞です。

イントラムロス防衛の最重要拠点として整備され、
外敵からマニラを守るための中核施設でした。

現在は緑の多い公園のような雰囲気ですが、
実際に歩いてみると、城壁の厚みや砲台跡から軍事都市としての側面を強く感じます。

要塞はフィリピンを征服したスペイン人
ミゲル・ロペス・デ・レガスピによって築かれ、全周は約620mにも及びます。

入口を抜けると、スペイン統治時代の石造建築や砲台が並び、
観光地でありながら重い歴史を感じる空間が続いていました。

第二次世界大戦とサンチャゴ要塞

サンチャゴ要塞は、第二次世界大戦時、日本軍の拠点として使用されました。

多くのフィリピン人がここへ連行・拘束され、
命を落とした場所として現在も記憶されています。

特に有名なのが地下牢(水牢)の存在です。

満潮時に海水が流れ込み、囚人が水死したとも伝えられており、
現在でも地下牢跡が公開されています。

実際に現地へ行くと、観光地の明るい雰囲気とは対照的に、
地下エリアにはかなり重苦しい空気が漂っていました。

歴史展示も多く、単なる写真映えスポットでは終わらない場所だと感じます。

当時を物語る砲台が残されています。

ホセ・リサール記念館

サンチャゴ要塞内部には、フィリピン独立運動の英雄
ホセ・リサール(José Rizal)の記念館があります。

ホセ・リサールは、スペイン統治に対する改革運動を行った人物で、
現在でもフィリピン国民から深く尊敬されています。

彼は処刑前、このサンチャゴ要塞へ収監されていました。

館内では、収監時の再現模型や遺品、処刑までの流れなどが展示されており、
フィリピン近代史を理解するうえでも非常に重要な場所です。

イントラムロス観光では、単にスペイン風景観を見るだけではなく、
「植民地支配」と「独立運動」の両方を感じられる点が非常に印象的でした。

ホセはサンチャゴ要塞に収監され、死刑執行されています。

現在は、公園となり市民の憩いの場所となっています。

マニラ大聖堂(The Manila Cathedral)

住所:Cabildo, 132 Beaterio St, Intramuros, Manila, フィリピン

時間 6:30~17:00
料金 なし
定休日 無休

イントラムロス中心部に建つ、フィリピン・カトリックの象徴的存在がマニラ大聖堂です。

最初の教会は1571年に建設されましたが、火災・地震・戦争による破壊を繰り返し、
現在の建物は1958年に再建されたものになります。

第二次世界大戦時、イントラムロス一帯は壊滅的被害を受けており、
マニラ大聖堂も完全破壊されました。

現在の建物は比較的新しい再建建築ではありますが、実際に訪れると、
重厚な外観と巨大な内部空間によって、非常に荘厳な雰囲気を感じます。

ロマネスク様式の巨大聖堂

建築様式はロマネスク風。

大きなアーチ、左右対称のファサード、高い天井構造が特徴的で、
東南アジアの教会というより、ヨーロッパのカテドラルに近い印象を受けました。

ローマ法王も訪問

2015年にはローマ法王フランシスコも訪問し、大規模ミサが開催されました。

フィリピンはアジア最大級のカトリック国家であり、この大聖堂が持つ宗教的重要性の大きさを実感できます。
観光客だけではなく、実際に祈りを捧げる地元信者も多く、現在も生きた宗教施設として機能している場所です。

内部で特に印象的だったのが、フィリピン人アーティストによって制作されたステンドグラスです。
南国の強い光が差し込むことで、内部空間が非常に幻想的な雰囲気になっていました。

また、マニラ大聖堂には「アジア最大級」とも言われる約4500本のパイプオルガンがあります。
ミサのタイミングによっては、実際に演奏を聴けることもあるようです。

展示コ―ナーもあります。

イントラムロスの街歩きが面白い

イントラムロス最大の魅力は、単なる観光施設単体ではなく、
街全体にスペイン植民地時代の景観が残っていることです。

石畳の道路。
馬車(カレッサ)。
城壁沿いの並木道。
スペイン風の中庭建築。

そこへ、
ジプニーや東南アジア特有の雑多な空気感が混ざり合い、
「ヨーロッパでも東南アジアでもない」独特の都市景観になっています。

エリア自体はそこまで広くないため、徒歩だけでも十分観光可能です。

一方で、日中はかなり暑くなるため、
午前中〜夕方前後の散策が比較的歩きやすいと感じました。

イントラムロスへのアクセス

イントラムロスは、マニラ中心部・リサール公園周辺に位置しています。

ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)からは、車で約30〜60分前後。
ただし、マニラ市内は渋滞が非常に激しいため、
時間帯によって大きく変動します。

移動には、Grab配車アプリ利用が比較的便利です。

LRT利用の場合は、
「Central Terminal駅」または「United Nations駅」周辺から徒歩アクセスも可能ですが、
暑さや道路事情を考えると、観光客にはGrab移動の方がかなり楽だと思います。

マニラ観光では、高層ビルが並ぶ近代的な街並みだけでなく、
スペイン統治時代の面影を残すイントラムロスもぜひ歩いてみてください。

石畳の道、分厚い城壁、古い教会、要塞跡が残るこのエリアには、
現在のマニラとはまったく違う時間が流れています。

特にサンチャゴ要塞は、美しい城塞景観だけでなく、
植民地支配、独立運動、第二次世界大戦の記憶まで感じられる場所でした。

マニラ大聖堂では、フィリピンがアジア有数のカトリック国であることを実感でき、
街全体を歩くことで、スペイン文化とアジアの空気が混ざり合う独特の雰囲気を味わえます。

フィリピン旅行というと、セブ島やビーチリゾートのイメージが強いかもしれません。

しかし、イントラムロスを歩いてみると、
この国がいくつもの文化と歴史を重ねてきたことがよく分かります。

マニラ観光の中でも、歴史を感じながら歩ける貴重なエリアです。

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