サマルカンド観光の中心、世界遺産レギスタン広場から徒歩圏内。
イスラム・カリモフ通り沿いに、ひっそりと佇む歴史建築があります。
それが今回紹介する Oriental Sweets Chaikhona。
一見するとカフェとは気づかず、通り過ぎてしまいそうな外観ですが、
実はここ、17世紀に建てられた隊商隊(キャラバンサライ)の建物をそのまま活用したカフェです。
かつてシルクロードを行き交った商人たちが休息を取った場所で、
現代の旅行者もまた、甘いお菓子とともにひと息つく―― そんな時間の重なりを体験できる、
サマルカンドでも特別な一軒です。
Oriental Sweets Chaikhona
住所:MX4H+M9F, Samarqand, Samarqand viloyati, ウズベキスタン
- 電話番号:+998915393963
- 営業時間:9:00~23:00
- 定休日:無休
外観|カフェとは思えない、隊商宿の佇まい
通りに面した入口は、装飾を抑えた素朴な外観。 看板を見逃すと、「ここ、本当にカフェ?」
と思ってしまうほど、観光施設らしさはありません。
しかし、それこそがこの店の魅力。 建物自体が歴史遺産であり、
無理に現代風に手を加えていないからこそ、 当時の空気感が色濃く残っています。

店内・中庭|17世紀の時間が流れる空間
一歩足を踏み入れると、奥には広々とした中庭が広がります。
分厚い土壁、アーチ状の回廊、低い天井―― すべてが、キャラバンサライとして使われていた時代の名残。
観光地化されたレストランというより、「歴史の中に、そっと椅子とテーブルを置いた場所」
という表現がしっくりきます。
料理の味だけでなく、 この空間に身を置くこと自体に価値があると感じさせてくれるカフェです。

メニュー|ウズベキスタン料理+カフェメニュー
メニューは、食事というよりも「軽食・甘味・ドリンク」が中心。
フード
- サラダ各種
- 軽めのコースメニュー
- 伝統菓子・デザート類
ドリンク
- ハーブティー
- エスプレッソ/ダブルエスプレッソ
- カプチーノ/ラテ
- トルココーヒー
観光途中の休憩にちょうどよく、 「しっかり食事」よりも 甘いもの+お茶で一息つきたい時に向いています。



オーダー
今回オーダーしたのは、バクラヴァ。
中近東・カフカス・中央アジア一帯で親しまれている伝統菓子で、 起源はオスマン帝国とされています。
バクラヴァとは?
- フィロ生地を何層にも重ね
- クルミ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、アーモンドなどを挟む
- 焼き上げた後、濃厚なシロップをたっぷりとかける
サクッとした食感と、 ナッツの香ばしさ、シロップの甘さが重なる、非常に満足感の高いスイーツです。
甘さはしっかりありますが、 ハーブティーやトルココーヒーと合わせると、驚くほど相性が良く感じられました。


レギスタン広場の圧倒的な壮麗さに触れたあと、
少し歩いてたどり着く Oriental Sweets Chaikhona は、
旅のテンポを静かに落としてくれる場所です。
17世紀のキャラバンサライという歴史ある空間で、
バクラヴァと温かいお茶を口にしながら過ごすひとときは、
「観光」ではなく、シルクロードの時間を体験する休憩。
かつてこの中庭で、遠い異国を目指す商人たちも、
同じように甘い菓子を味わい、次の旅路を思い描いていたのかもしれません。
派手さはなくとも、記憶に静かに残る一軒。
サマルカンドを訪れたなら、
壮麗な建築の合間に、ぜひこの場所で足を止めてみてください。


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