ランナータイ王朝の都として栄えたチェンマイ。
現在はタイ第二の都市と呼ばれ、
北タイ文化の中心として多くの寺院が残る歴史都市です。
バンコクから北へ約700km。
遠く感じる距離でも、
実際に訪れてみると——
その距離は驚くほど近く感じられます。
城壁に囲まれた旧市街の中には、
ランナー王朝の歴史を今に伝える寺院が点在しています。
王朝創建の寺院、王室ゆかりの名刹、
かつて王国の象徴だった巨大仏塔。
それらが徒歩で巡れる距離に集まっているのが、
チェンマイ旧市街という歴史都市です。
本記事では、旧市街にある主要寺院を、
見どころ・歴史・歩き方とともに体験ベースで紹介します。
チェンマイ寺院エリア区分
チェンマイの寺院は大きく2エリアに分かれます。
① 旧市街エリア(城壁内)
② 旧市街外エリア(城壁外)
旧市街内は主要寺院が徒歩圏に集まっており、
初めてのチェンマイ寺院巡りでも効率よく散策できるエリアです。
ワット・チェン・マン (Wat Chiang Man)
住所:171 Ratchapakhinai Rd, Tambon Si Phum, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200 タイ
| 営業時間 | 8:00~17:00 |
| 入場料金 | なし |
1296年、ランナー王朝の創始者メンラーイ王が
チェンマイ建都時に建立した最古の寺院。
「チェン・マン」は「都の要石」という意味を持ちます。
王が居住した宮殿跡でもあり、
ランナー王朝の起点となる寺院です。
見どころ
・チーク材の太い柱が並ぶ本堂
・雨を呼ぶと信じられる水晶仏(プラ・ケーオ・カオ)
・ソンクラーンで巡行する大理石仏
・ゾウが支える仏塔基壇
北タイ様式の素朴な美しさが残る、
静かな歴史寺院です。




ワット・プラ・シン (Wat Phra Singh)
住所:2 Samlarn Rd, Tambon Si Phum, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200 タイ
| 営業時間 | 5:30~19:00 |
| 入場料金 | 20バーツ(本堂)その他は無料 |
こちらが入場チケットです。

1345年建立。
ランナー王朝最高格の王室寺院。
北タイで最も神聖とされる
「プラ・シン仏」が安置されています。
この仏像はスリランカ由来と伝わり、
ランナー王権の象徴でもありました。
見どころ
・金色に輝くランナー様式仏塔
・精緻な木造礼拝堂(ライカム堂)
・北タイ生活を描く壁画
・ランナー建築の最高傑作空間
チェンマイ寺院の中でも
完成度・格式ともに最上級です。







ワット・チェディ・ルアン (Wat Chedi Luang)
住所:QXPP+QCQ, 103 Prapokklao Road, Si Phum, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200 タイ
| 営業時間 | 8:00~17:00 |
| 入場料金 | 40バーツ |
こちらが入場チケットです。

1391年建立。
かつて高さ約86mを誇った巨大仏塔で知られ、
一時期エメラルド仏が安置されていた寺院です。
1545年の地震で仏塔上部が崩壊しましたが、
現在も圧倒的な存在感を保っています。
見どころ
・崩れたまま保存された巨大チェディ
・ナーガ装飾の階段
・ランナー様式本堂
・立像仏が並ぶ堂内空間
ランナー王朝の栄華と衰退を象徴する遺構です。




高い天井と豪華な柱の列。天井にはシャンデリアが、つるされています。堂内は、赤と黒のコンストラストが綺麗です。


ターぺー門 (Thapae Gate)
住所:Tha Phae Road, Chang Khlan Sub-district, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200 タイ
チェンマイ旧市街東門。
かつての城壁都市の入口であり、
現在は観光・イベントの中心広場です。
ロイクラトンやコムローイの時期には
灯籠と装飾で彩られます。
鳩と城壁を背景にした写真スポットとして有名で、
旧市街観光の起点となる場所です。



モデルルート
ターペー門
↓徒歩
ワット・チェン・マン
↓徒歩
ワット・チェディ・ルアン
↓徒歩
ワット・プラ・シン
徒歩でも十分巡回可能です。
チェンマイは、ランナー王朝の都として栄えた北タイ文化の中心都市。
旧市街の中には、
王朝の歴史を今に伝える寺院が残されています。
金色の仏塔、崩れた巨大チェディ、木造礼拝堂。
その空間に立つと——
歴史の距離が一気に縮まります。
遠く感じていた国も、
知らなかった王朝も、
歩いて辿れる距離にある。
チェンマイ旧市街寺院巡りは、
北タイ文化の核心に触れる旅になります。
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