カオサンロードと聞くと、
「世界中のバックパッカーが集まる聖地」
というイメージを持つ人も多いでしょう。
もともと「カオサン(Khao San)」とはタイ語で精米された白米を意味し、
この周辺に米問屋が多く集まっていたことが名前の由来です。
では、なぜこの通りが世界的な旅人の拠点となったのでしょうか。
理由は大きく3つあります。
① 王宮・三大寺院に近い立地
カオサン周辺は、
- 王宮
- ワット・ポー
- ワット・プラケオ
- ワット・アルン(対岸)
など、バンコクの主要観光地が集中するエリアでした。
そのため昔から旅行者が多く訪れていました。
② 安宿文化の誕生
観光客の増加に伴い、周辺住民が空き部屋を安価に貸し始めたことが
バックパッカー文化の始まりです。
1970〜80年代には世界中の若い旅行者が集まり、
「安く泊まれる通り」として口コミで広まりました。
やがてカオサンは
世界のバックパッカー拠点として知られるようになります。
③ 旅行者向けサービスの集積
旅行代理店、両替所、チケットショップなどが次々に進出し、
- 格安航空券
- ビザ手配
- 国際バスチケット
- 旅行情報
が容易に手に入る環境が整いました。
さらにタイは東南アジアの中でも政情が比較的安定していたため、
周辺国から旅人が集まりやすかったことも大きな要因です。
カオサンロード
カオサンロードの規模と雰囲気
カオサンロードは全長約300mほどの短い通りです。
しかしその中に
- 屋台
- レストラン
- バー
- ゲストハウス
- 土産店
- マッサージ店
が密集し、昼夜を問わず賑わっています。
昼はカフェや市場のような空気。
夜になると音楽とネオンに包まれ、世界中の旅人が集まります。
バンコク市内からカオサンロードへの行き方
カオサンロードは鉄道駅が直結しておらず、
バンコクの中ではややアクセスしづらい場所にあります。
主なアクセス方法は次の4つです。
タクシー(最も簡単)
最も楽で確実な方法です。
運転手に
「カオサンロード」
または
「タノン・カオサン」
と伝えれば問題なく到着します。
BTS・MRT最寄駅からタクシーを使うのが
時間・費用ともにバランスが良い移動方法です。
MRT+徒歩/タクシー
最寄り駅は
MRTサナームチャイ(Sanam Chai)駅
距離:約2km
徒歩:約25〜30分
暑さを考えると徒歩はやや大変なので、
駅からタクシー・トゥクトゥク併用が現実的です。

チャオプラヤー川ボート
三大寺院観光と組み合わせるなら最もおすすめ。
最寄り船着場:
- Phra Arthit(N13)
- Phra Pinklao(N12)
ここから徒歩約5〜10分でカオサンエリアに到着します。
サトーン船着場から約60バーツ前後。
チャオプラヤリバーラインのHPは下記参照してみてください。
チャオプラヤリバーライン


バス(上級者向け)
安価ですが難易度は高め。
下記がカオサンロードまでに行く路線番号になります。
- スクンヴィットを通過する路線 2番・511番線
- サイアムスクエアを通過する路線 15番
その他にも、ドンムアン空港からエアポートバスで来る方法もあります。
カオサンロードは、回りの観光も含め1日いても十分楽しめる場所なので
是非散策してみてください。
カオサンロード周辺の観光スポット
カオサンは飲食やナイトライフのイメージが強いですが、
徒歩圏に歴史的名所が多数あります。


ちょっぴりインスタ映えを意識した店舗もありますね。

まずは、カオサンロードを近辺を散策しているとひときわ大きい寺院が見えてきます。
ワット・チャナ・ソンクラーム (Wat Chana Songkhram )
住所:Chakrabongse Rd, Chana Songkhram, Phra Nakhon, Bangkok 10200
基本情報
| 電話番号 | 02-281-8244,02-281-5056 |
| 時間 | 8:00~21:00 |
| 定休日 | なし |
| 料金 | 無料 |
カオサンすぐ横にある歴史ある寺院。
「チャナ=勝利」「ソンクラーム=戦争」という意味を持ち、
困難に打ち勝つ寺として信仰されています。
アユタヤ時代に遡る古い寺院で、
地元参拝者も多い場所です。


中には、黄金の仏像が鎮座しています。

回廊にも黄金の仏像が並んでいます。

回廊には、エメラルドの仏像もあります。

外観もとても綺麗な寺院です。


プラ・スメーン要塞 (Phra Sumen Fort)
住所:Phra Athit Rd, Chana Songkhram, Phra Nakhon, Bangkok 10200
基本情報
| 時間 | 24時間 |
| 定休日 | 無休 |
| 料金 | 無料 |
チャオプラヤ川沿いに残るバンコク旧城壁の要塞。
かつて王都を守るため14の要塞が築かれましたが、
現存するのはここだけです。
白い円形要塞と青空のコントラストが美しく、
写真スポットとして人気があります。


要塞の周りの公園には、多くの旅人がくつろいでいました。

サーン・ラック・ムアン (Bangkok Ciy Pillar Shrine)
住所:Na Hap Phoei, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200
基本情報
| 時間 | 6:30~18:30 |
| 定休日 | 無休 |
| 料金 | 無料 |
1782年、バンコク遷都時に建立された都市の守護柱。
タイでは都市建設時に柱を立て、
繁栄を祈願するバラモン教由来の伝統があります。
現在の柱:
- 長い柱:ラーマ1世
- 短い柱:ラーマ4世
願いが叶う聖地として知られています。

長い方はラーマ1世による建立。
短い方はラーマ4世が建立したものである。


回りにはいろいろな社が設置されています。






ここまで来るとカオサンロード周辺と言っていいのか微妙ですが。
サランロム宮殿(外務省博物館)
住所:Sanam Chai Rd, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200
王族の住居や迎賓館として使われた宮殿。
現在は外務省博物館として公開されています。
王宮周辺散策と組み合わせて訪問可能です。


カオサンは「旧市街散策の拠点」
カオサンは小さな通りですが、
周辺まで含めると丸1日楽しめるエリアです。
- 屋台グルメ
- バー
- マッサージ
- 寺院
- 川沿い散歩
- 王宮周辺観光
をまとめて体験できます。
カオサンロードを歩くと、
ヨーロッパ、南米、中東、アジア――
さまざまな国の旅人とすれ違います。
言葉が通じなくても、
同じ屋台で食べ、同じ音楽を聴き、同じ夜を過ごす。
遠いと思っていた世界が、
突然となりに現れる。
カオサンロードは、
そのことを教えてくれる場所です。
バンコク旧市街を訪れたら、
ぜひ歩いてみてください。


コメント