タイのガイドブックに「必ず掲載されている」と言っても過言ではないパッタイの名店
ティップサマイ(Phad Thai Thip Samai)
1966年創業。半世紀以上にわたり、バンコクでパッタイを牽引してきた老舗です。
観光客だけでなく、地元タイ人にも長く支持され続けている理由は何なのか。実際に並び、体験してきました。
「初めてのバンコクで、間違いないパッタイを食べたい」なら、ここが最有力候補です。
パッタイ ティップサマイ (Phad Thai Thip Samai)
住所:313-315 Maha Chai Rd, Samran Rat, Phra Nakhon, Bangkok 10200
- 電話番号:+66 2 226 6666
- 営業時間:17:00~1:00
- 休業日 :なし
- 公式URL :パッタイティプサマイ
※王宮・ワットサケット方面の旧市街エリアに位置します。
アクセス|旧市街の人気エリア
MRTサムヨット駅から徒歩約10分。
ワットサケット(黄金の丘)やジャイアントスイングからも徒歩圏内です。
17時オープンのため、観光の動線に組み込みにくいのが難点。
夕方以降に旧市街を回るスケジュールを組むと訪問しやすくなります。
行列|想像以上の待ち時間
19:45頃到着。
すでに50人以上の行列。
しかも列が2つあり、どちらに並ぶべきか分かりづらい構造です。
-
店内飲食用の列
-
テイクアウト専用の列
間違えないよう注意が必要です。
並び始めてから入店まで 約1時間20分。
トイレは事前に済ませておくことを強く推奨します。
行列攻略ポイント
- 17:00直後、もしくは21:30以降が比較的狙い目
- 週末は特に混雑
- 回転は早いが、ピーク時は1時間超えを想定

店内|老舗とは思えない洗練空間
外観はローカル食堂の雰囲気ですが、
店内は非常に清潔で、照明も明るく、想像以上にモダン。
観光客が多いものの、地元客の姿も多く、
「観光地価格の店」という印象は受けません。




注文方法|チェックシート方式
テーブルに置かれた注文用紙に〇をつける方式。
代表的メニューは以下。
- オリジナルパッタイ
- 卵包みパッタイ(シグネチャー)
- エビ入り
- 蟹入り
- ミックス
価格は近年値上げ傾向にあり、
現在は200バーツ前後が目安(内容により変動)です。
※以前は100~120バーツ台でしたが、物価上昇に伴い変動しています。


実食|並ぶ理由が分かる完成度
パッタイ
一口目で分かるのは、
- 麺のもちもち感
- 甘味と酸味のバランス
- 強すぎないナンプラーの香り
- 炭火調理特有の香ばしさ
決して派手ではありませんが、
「王道の完成形」と言える安定感。
卵包みタイプはまろやかさが増し、
初訪問ならこちらがおすすめです。
120バーツ時代なら破格でしたが、
現在価格でも納得できるクオリティです。

名物オレンジジュース|実は主役級
パッタイ以上に有名なのが
フレッシュオレンジジュース(Bang Mot産)
価格はパッタイより高め(現在200バーツ前後)。
しかし、
- 濃厚
- 酸味と甘みのバランスが絶妙
- 果実そのままの味
思わず2本頼みたくなる美味しさです。
実際、多くの客がジュースもセットで注文しています。

待ち時間が少ないなら何度でも通って他のメニューも食べてみたくなります。

厨房は常にフル稼働。
大量の麺を次々と仕上げていく様子はまさに戦場のようでした。


さすが人気No,1と納得させられるお店でした。

ミシュラン掲載歴
ティップサマイは
ミシュランガイド・バンコク版でビブグルマンを複数年獲得。
星付きではありませんが、
「価格以上の満足度を提供する店」として評価されています。
名実ともにバンコク代表格のパッタイ店です。
アイコンサイアム支店|並びたくない人へ
2018年、初の支店が
ICONSIAM(アイコンサイアム)6階フードゾーンにオープン。
パッタイ ティップ サマイ アイコンサイアム店 (Phad Thai Thip Samai ICON SIAM)
住所:299 Charoen Nakhon Rd, Khlong Ton Sai, Khlong San, Bangkok 10600
営業時間:10:00~22:00
定休日:無休
本店ほどの行列は少ない傾向。
アクセスはBTSサパーンタクシン駅からシャトルボート利用が一般的。
観光動線に組み込みやすいのは本店よりこちらです。
1時間以上並ぶことも珍しくないティップサマイ。
正直に言えば、効率だけを求めるなら他にも選択肢はあります。
それでも――
厨房の熱気、炭火の香り、そして一皿に凝縮された王道の味わいを体験すると、「ここが基準になる」と感じました。
バンコクには数えきれないほどのパッタイ店があります。
だからこそ、一度は“原点”と呼ばれる店を知っておく価値があります。
旧市街を歩いた夜、少しの覚悟とともに列に並ぶ。
そしてようやく口にする一皿。
その時間ごと、旅の記憶になります。
バンコクでパッタイを食べるなら――
まずはティップサマイから。


コメント