ネパール南部、インド国境近くに位置するゴータマ・ブッダ空港(旧バイラハワ空港)。
正式には「ゴータマ・ブッダ空港(Gautam Buddha Airport)」と呼ばれ、
世界遺産ルンビニ観光の玄関口として利用される空港です。
カトマンズから陸路でルンビニへ向かうと、道路状況や渋滞次第で8〜10時間近くかかることもあります。
そのため、時間を優先する旅行者の多くが国内線を利用しています。
実際に利用してみると、地方空港らしいゆるさと“ネパールらしい混沌”
の両方を感じる空港でした。
今回は、カトマンズからゴータマ・ブッダ空港へ移動し、
世界遺産ルンビニを日帰り観光した実体験をもとに、
空港の様子・タクシー事情・アクセス・待合スペースまで詳しく紹介します。
ゴータマ・ブッダ空港(Gautam Buddha Airport)
住所:Siddharthanagar 32900 ネパール
正式名称:Gautam Buddha Airport
旧名称:バイラハワ空港(Bhairahawa Airport)IATA:BWA
ルンビニ観光の玄関口となる地方空港
ゴータマ・ブッダ空港は、ネパール南部シッダールタナガル(シッダールタनगर)に位置する国内空港です。
場所で言うと、ほぼインド国境エリア。
仏教の開祖・釈迦(ゴータマ・ブッダ)の生誕地として知られる世界遺産「ルンビニ」へ向かうため、多くの旅行者が利用しています。
カトマンズからの飛行時間は約35〜45分ほど。
山岳地帯を越えて一気に南部平原へ降りていくため、ネパール国内線らしい景色の変化も印象的でした。
2023年時点では、ブッダエアー(Buddha Air)やイエティ航空などが運航しており、
朝便を利用すれば日帰りでルンビニ観光も十分可能です。
飛行機を降りたらトラップを降りて空港の待合室まで歩いていきます。
小さい空港しかない、ネパールあるあるですね。

小さな地方空港らしい到着風景
飛行機を降りると、タラップを歩いてそのまま建物へ向かいます。
ネパール国内線ではよくあるスタイルですが、
地方空港だと空港感より地方のバスターミナル感に近い雰囲気です。
ターミナルもかなりコンパクトで、
到着後はそのまま小さな待合スペースへ誘導され、
数分後にはもう外へ出られるレベルのスピード感でした。
荷物受取も非常にシンプルです。
大型空港のようなターンテーブルではなく、スタッフが手動で荷物を運び込んで並べていくスタイルでした。


空港を出るとタクシー交渉が始まる
空港の外へ出ると、すぐにタクシードライバーたちから声を掛けられます。
ルンビニ周辺は、2023年時点では配車アプリ「Pathao」がほぼ利用できず、
移動手段は実質タクシー中心でした。
しかも、空港からルンビニへ向かう外国人旅行者は、
ほぼ確実にタクシーを利用するため、料金はかなり強気です。
私は日帰りで時間も限られていたため、
その場で数人と交渉しながらタクシーを探しました。
結果的には、ルンビニ聖園入口までRs.1500で交渉成立。
何人かに聞きましたが、Rs.1000では全員断られました。
旅行者価格は多少入っていると思いますが、時間を優先するなら現実的なラインだったと思います。

ちなみに、ローカルバスを使えばRs.55程度とも聞きました。
ただし、空港からバス停までの場所がかなり分かりづらく、短期旅行だとハードルは高めです。
のどかな平原地帯を走ってルンビニへ
空港からルンビニ聖園までは車で約1時間。
カトマンズ周辺とはまったく違い、南部平原らしいのどかな風景が広がります。
バイク、牛車、ローカル商店、畑。
ヒマラヤ山岳国というより、むしろ北インドに近い空気感でした。
ネパール国内でも地域によって景色や文化がかなり違うことを、
この移動だけでも強く感じます。
そして、ルンビニ聖園入口へ到着。
この先は基本的に一般車両進入禁止エリアとなっており、
観光は徒歩・レンタサイクル・リキシャ移動が中心になります。
ルンビニ観光については、下記の記事で詳しく紹介しています。



聖園の入口に到着です。ここから先は、車の侵入はできません。

帰路はリキシャで空港へ戻る
帰りは、ルンビニ入口周辺からタクシーを探す方法もあります。
ただ、私は現地のリキシャドライバーと交渉し、
そのまま空港までチャーターしました。
料金はRs.1000。
ただし、速度はかなり遅く、空港まで約1時間30分ほどかかりました。
快適性を求めるならタクシーの方が無難ですが、
ローカル感を楽しみたい人には、これはこれで面白い移動体験だったと思います。
ゴータマ・ブッダ空港の待合スペース
帰りに改めて空港内部を見てみると、かなり小規模な待合スペースでした。
隣では、新しいゴータマ・ブッダ国際空港の整備も進められていましたが、
2023年時点では、まだ昔ながらの地方空港という雰囲気が色濃く残っています。


預け荷物はスタッフが直接機体へ積み込み。

その横で給油作業も進み、すべて終わると、そのまま搭乗開始という流れでした。
大型空港のような厳密なオペレーションというより、
かなり距離感の近いローカル空港感があります。
このゆるさも含めて、ネパール国内線らしい空気感なのかもしれません。

ヒマラヤを眺めながらカトマンズへ戻る
帰りの便では、天気が良ければヒマラヤ山脈を機内から見ることもできます。
特に進行方向右側席は、山並みが見えやすいこともあります。
もちろん、ネパール国内線は世界的にも“難易度の高いフライト環境”として知られています。
山岳地帯特有の気流変化や天候急変も多く、日本とはかなり感覚が違います。
それでも、
短時間でネパール国内を大きく移動できる利便性は非常に高く、
限られた日程でルンビニを訪れたい人にとっては、かなり有効な選択肢だと思います。
陸路とはまったく違う景色と移動体験を楽しめるのも、
ネパール国内線の魅力でした。
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