オーストラリア連邦ノーザンテリトリーにあるオーストラリアの国立公園の1つあるウルル=カタ・ジュタ国立公園。
そして、その国立公園の中心となっており、地球のへそと呼ばれるウルル/エアーズロックです。
また、ウルル/エアーズロックは、時間ごとに色が変わり、太陽が照らして色が変わって行く姿は絶景です。
ウルル・カタ・ジュタ国立公園 (Uluru–Kata Tjuta National Park)
住所:オーストラリア 〒0872 ノーザンテリトリー州 ピーターマン
*1987年/1994年 ユネスコ複合遺産に登録
基本情報
時間 | エアーズロックリゾートが拠点になり各ホテルにより異なる。 |
定休日 | 無休 |
料金 |
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公式URL | https://parksaustralia.gov.au/uluru/ |
*1AUD(オーストラリアドル)=84円相当
ウルル/エアーズロック (Uluru=Ayer’s Rock)
ウルルは、アボリジニの言葉で、イギリスの探検家によって名付けられたエアーズロックも広く知られた名称です。
当時の南オーストラリア植民地首相、ヘンリー・エアーズにちなんで名づけたものだそです。
ちなみに、公式文書には、「デュアル・ネーミング(Dual Naming)」と呼ばれ2つの地名が記載されています。
ウルル/エアーズロックは、世界で2番目に大きな岩と言われており、見えている部分は、なんと全体の5%だそうです。
一番大きな岩は、同じくオーストラリアの西側にあるマウント・オーガスタスで、ウルル/エアーズロックの2.5倍もあります。
ウルル(エアーズロック)登岩 (Uluru=Ayer’s Rock Climbing)
アボリジニの聖地であり、世界遺産「ウルル/エアーズロック」。2019年10月26日をもって登山は禁止となりました。
今回は、登山禁止以前の様子を記載しております。
ちなみに、ウルルエアーズ/ロックは、急勾配でなおかつ、風も強く転落事故も多くあることから、 下記の条件にあてはまる場合は、登岩ができませんので注意してください。
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ウルル(エアーズロック)は、周囲9㎞、海抜867m(地上からの高さは、348m)で、世界で2番目に大きなの1枚岩で
登山口は、西側に1か所だけあり、最初は、非常な急な部分には、鎖が貼られており、それを伝っていけば登れるようになっています。
ウルル/エアーズロックの最大斜度48度、平均斜度45度だそうで、正直、運動靴ではないと厳しいレベルです。
鎖の終わった所で、だいたい3分の1程度登ったことになります。
鎖の終わったあたりから白いペンキに沿って頂上を目指します。
遠くに見えるのが、カタ・ジュタで、ウルル(エアーズロック)から西へ約30kmの位置にあります。
巨大な一枚岩のウルルに対し、36の奇岩群からなるカタ・ジュタは、アボリジニの言葉で「たくさんの頭」を意味し、
特に男性とって神聖な場所とされているそうです。
現在も観光で許可されているエリア以外は、女性は、立ち入ることができないそうです。
カタ・ジュタには「マウント・オルガ」「マウント・ギー」「マウント・ウルパ」「リル・ウォール」の
4つの代表的な巨岩があります。
このカタ・ジュタには、風の谷(Valley of the Winds)と呼ばれる場所があり、
風の谷のナウシカのモデルになったなんて噂があります。
そして、頂上にはプレートがあり、みんなが触っていました。
ウルル(エアーズロック)は、普通の人で往復1~2時間くらいかかります。
基本、早朝に昇りますが、かなり暑いので水分補給をしっかりとる必要があります。
登った人には、ツアーによっては、登岩証明書をもらうことができますのでお土産にはいいですね。
ウルル/エアーズロックは、登岩以外にも、ウォーキングできるサーキット・ウォークがあり、岩肌に残るアボリジニの絵や
アボリジニの人々が崇拝する岩など見学することができます。
時間に余裕がある人は、エアーズロック1周約9㎞、3時間のサーキット・ウォークがお勧めですが、時間がなかったり、体力がない方は
登山口からほど近いマラ・ウォークをお勧めします。
マラ・ウォーク (Mala Walk)
マラ・ウォークは、エアーズロックの登山口を起点とする往復約2kmの平坦なウォーキングコースで、
1時間程で歩くことができ、手軽にアボリジニの絵を見ることができます。
ちなみに、「マラ」とは、アボリジニの言葉で「ワラビーの神」という意味だそうです。
登山口から時計回りに歩いていくと、左手に小さな洞窟があり、そこの天井には、アボリジニの絵が描かれています。
描かれているものは、主にカンガルーやエミューの足跡だったします。
途中に、ウルル(エアーズロック)の一部が大きく波型に削り取られている場所があり、自然のシェルターとなっています。
黒い部分が、水が流れた跡で、ここから池に流れています。
先にも記載しましたが、ウルル/エアーズロックは、登岩が全面的に禁止されました。
その理由は、一帯が先住民(アボリジナルピープル)にとっての聖地であることに配慮したことによります。
下が看板等に記載されていました。
「ウルルは我々(アンガス族)の文化では神聖なものとされています。叡智の宿る場所とされています。
我々の伝統的な法では登ることは許されていません」
登れなくなって残念ですが、神聖な場所を守りたいというアンガス族の気持ちも十分理解できますね。
外から見ても十分に美しいウルル/エアーズロック 是非、訪れてみてください。
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