【完全ガイド】アンコール・ワットとアンコール遺跡群の見どころ・歴史・朝日夕日観賞|世界三大仏教遺跡

日本人にも圧倒的な人気を誇り、
「一生に一度は行きたい世界遺産」ランキングの常連として知られる
カンボジアのアンコール・ワット。

アンコール・ワットは、
アンコール遺跡群を代表する存在として、
旅行分野ではしばしば「世界三大仏教遺跡群のひとつ」
と称されることもある遺跡群です。

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世界三大仏教遺跡群

  • アンコール遺跡群(カンボジア)
  • バガン遺跡群(ミャンマー)
  • ボロブドゥール遺跡(インドネシア)

▶︎ バガン遺跡群 詳細
ニューバガン/オールドバガン/ミインカバー村/ミンナントゥ村/ニャウンウー

世界三大仏教遺跡「バガン」を散策してみた。~ニューバガンエリア~
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▶︎ ボロブドゥール遺跡

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アンコール遺跡 (Angkor)

1992年/2004年 ユネスコ文化遺産に登録

カンボジアの北西部、トンレサップ湖北岸のシェムリアップの北側に位置するクメール王朝時代の遺跡群である。
1992年:ユネスコ世界文化遺産に登録(同時に危機遺産リスト掲載)
2004年:保全状況の改善により危機遺産リストから解除

アンコール遺跡の対象となるものは下記になります。
※太字は、私が訪問した場所です。

【メインエリア】
  • アンコール・トム:仏教寺院
  • バイヨン:仏教寺院
  • 象のテラス:仏教寺院
  • ライ王のテラス:仏教寺院
  • ピミアナカス:ヒンドゥー教寺院
  • プラサット・スゥル・プラット:仏教寺院
  • クリアン:ヒンドゥー教寺院
  • バプーオン:ヒンドゥー教寺院(15世紀以降は仏教寺院)
  • プリア・パリライ:仏教寺院
  • プリア・ピトゥ:ヒンドゥー教寺院
  • アンコール・ワット:ヒンドゥー教寺院
  • プノン・バケン:ヒンドゥー教寺院
  • プラサット・バイ:ヒンドゥー教寺院
  • バクセイ・チャムクロン:ヒンドゥー教寺院
  • トマノン:ヒンドゥー教寺院
  • チャウ・サイ・テヴォーダ:ヒンドゥー教寺院

▶︎ アンコール・トム完全ガイド
https://weekend-abroad-travelers.com/asia-oceania/cambodia/siem-reap-sightseening/angkor-thom/

▶︎ バプーオン寺院の詳細はこちら
https://weekend-abroad-travelers.com/asia-oceania/cambodia/siem-reap-sightseening/baphuon/

【東部エリア】
  • プレ・ループ:ヒンドゥー教寺院
  • タ・ケウ:ヒンドゥー教寺院
  • バンテアイ・サムレ:ヒンドゥー教寺院
  • タ・プローム:仏教寺院
  • スラ・スラン:仏教寺院
  • バンテアイ・クデイ:仏教寺院
  • タ・ネイ:仏教寺院
  • 東バライ
  • 東メボン:ヒンドゥー教寺院
  • プラサット・クラヴァン:ヒンドゥー教寺院
【北東部エリア】
  • クオル・コー:仏教寺院
  • ニャック・ポアン:仏教寺院
  • タ・ソム:仏教寺院
【北東部郊外エリア】
  • バンテアイ・スレイ:ヒンドゥー教寺院
  • プノン・クーレン
  • クバール・スピアン:ヒンドゥー教寺院
  • ベンメリア:ヒンドゥー教寺院

▶︎ バンテアイ・スレイ寺院|東洋のモナリザ
https://weekend-abroad-travelers.com/asia-oceania/cambodia/siem-reap-sightseening/banteay-srei/

▶︎ ベンメリア遺跡|ラピュタのモデルとされる密林遺跡
https://weekend-abroad-travelers.com/asia-oceania/cambodia/siem-reap-sightseening/beng-melea/

【北部エリア】
  • プリヤ・カーン:仏教寺院

▶︎ プリヤ・カーン寺院|巨大僧院としての役割と見どころ
https://weekend-abroad-travelers.com/asia-oceania/cambodia/siem-reap-sightseening/preah-khan/

【西部エリア】
  • 西バライ
  • 西メボン:ヒンドゥー教寺院
  • アック・ヨム:ヒンドゥー教寺院
【南部郊外エリア】
  • ワット・アトヴィア:ヒンドゥー教寺院
  • プノン・クロム:ヒンドゥー教寺院
【南東部郊外エリア(ロリュオス遺跡群】
  • プリア・コー:ヒンドゥー教寺院
  • バコン:ヒンドゥー教寺院
  • ロレイ:ヒンドゥー教寺院
  • スピアン・プラプトス

▶︎ ロリュオス遺跡群ガイド|アンコール王朝最初期の都
https://weekend-abroad-travelers.com/asia-oceania/cambodia/siem-reap-sightseening/lolei/

アンコール・ワット(Angkor Wat)

住所:Angkor Ruins,Siem Reap

基本情報

時間 5:00~17:30
定休日 無休

*遺跡観光には、アンコール・パス(共通チケット)の携帯が必須になります。
詳しくは、下記を参照してみてください。

シュムリアップ周辺遺跡の入場チケット(アンコール・パス)についてまとめてみた。
カンボジアで観光の中心になるのが、シェムリアップの街。ブノンペンから北西約250㎞の位置し、アンコール・ワットやアンコール・トムを代表する世界遺産もこの街の周りに集まっています。そして、この遺跡群を回るのに必要なものにアンコール・パス(An...

アンコール・ワットの歴史

ヒンドゥーから仏教へ

1860年1月22日、
フランス人博物学者 アンリ・ムオ により密林の中から再発見。

12世紀前半、
スールヤヴァルマン2世 により
ヴィシュヌ神を祀るヒンドゥー教寺院 として建立されました。

14世紀以降、仏教寺院へと改宗され、現在に至ります。

このように、アンコール・ワットは
ヒンドゥー教寺院として創建されながら、現在まで一度も信仰が途絶えなかった
極めて珍しい世界遺産でもあります。

建築スケールと構造|宇宙観を体現した寺院

  • 東西:約1,500m
  • 南北:約1,300m
  • 周囲を幅190mの濠が囲む巨大伽藍
  • 三重回廊+中央祠堂(五塔)

中央の五塔は、ヒンドゥー宇宙観における「須弥山」を象徴し、
王権=神の化身という思想が込められています。

見どころ①ヴィシュヌ神像(西塔門の南側)

高さ約4m。
「世界維持の神」とされるヒンドゥー教三大神の一柱。

 西向き正面入口を持つ点も「死後世界」「墳墓寺院説」を裏付ける重要要素。

見どころ② デバター(女神像)の美

アンコール・ワットには
1,700体以上のデバター像が彫刻されています。
特に、歯を見せて微笑むデバターは非常に珍しく、必見。

聖池越しのアンコール・ワット。
水面に映るアンコールワットが美しい。

見どころ③ 第一回廊レリーフ(圧巻)

アンコール・ワットの回廊は、絵巻物のように続くレリーフは圧巻です。

西面:「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」
  • ハヌマーン率いる猿軍
  • 魔王ラーヴァナ(20本の腕・10の顔)

ハヌマーン率いる猿軍、20本の腕と10の顔を持つ魔王ラーヴァナなど、
絵巻物のように続く壮大な石彫世界 が広がります。

下の写真は、20本の腕と10の面を持つ魔王ラーヴァナが描かれています。

南面:「天国と地獄」
  • 生前の行いによる裁きの世界
  • 墳墓寺院説の根拠とされる重要レリーフ

地獄の責め苦を描いた場面は強烈で、アンコール・ワットの宗教観を象徴する見どころのひとつです。

地獄の責め苦を味わっている壁画です。

第二回廊

江戸時代・寛永9年(1632年)、
森本右太夫一房による日本語落書きが現存。

現代でも消されず残っている点が興味深いです。

寛永九年正月ニ初而此所来ル 生国日本
肥州之住人藤原之朝臣森本右近太夫一房
御堂ヲ心シ数千里之海上ヲ渡リ
一念之胸ヲ念ジ 生々世々娑婆寿生之思ヲ清ル者也為
其ニ仏ヲ四躰立奉ル物也

摂州津国池田之住人森本儀太夫
右実名一吉善魂道仙士為娑婆二是ヲ書物也

尾州之国名谷之都後室其
老母亡魂明信大姉為後世二是書物也

寛永九年正月廿日

要するに、自己紹介的な内容を記載していました。
現在でも消されずに残っているのは、面白いですね。

デバターも大変美しいです。

第三回廊&中央祠堂

中央祠堂を構成する5基の尖塔は、宇宙の中心を模したものと考えられています。
創建者スールヤヴァルマン2世は、王権を神格化するために、宇宙観を建築として実現したとも言われています。

中央祠堂には、登ることができますが、非常に急な階段で、なんと斜度は、70度以上もあります。
足元に注意して進みましょう。

アンコール・ワットの朝日・夕日鑑賞|ベストスポット解説

 朝日:アンコール・ワット正面池

  • 5:00入場開始
  • 水面に映る逆さアンコールは定番絶景

アンコール・ワットは、5:00~入場できますので、早めに場所を確保し、待機します。

しばらくすると、朝日が昇ってくると大変神々しい感じがします。

🌄 夕日:プノン・バケン

  • アンコール三聖山のひとつ
  • アンコールエリア最高地点(約60m)

▶︎ 夕方は非常に混雑するため早めの移動推奨

ブノン・バケン寺院 (Phnom Bakheng)

住所:Angkor Archaeological Park, Krong Siem Reap 17000 カンボジア

プノン・バケン山は、高さ60mの自然丘陵を利用した寺院で、
参道を登り詰めるとテラス上の広場があり、夕陽鑑賞の定番スポットとなっています。

夕方には夕日目的の人でごった返しますが、
アンコールエリア随一の高台からは アンコール・ワットを見下ろす景色 も楽しめます。

夕方には、アンコール夕陽鑑賞の人間でごった返しています。

アンコールエリアで一番の高台なので、アンコール・ワットも見ることができます。

アンコール・ワットは、単なる巨大遺跡ではなく、
宗教・王権・宇宙観が融合した壮大な世界遺産 です。

ヒンドゥー教寺院として誕生し、時代の流れとともに仏教へと受け継がれ、
朝日・夕日、そして時間帯によってまったく異なる表情を見せる姿は、何度訪れても新たな発見を与えてくれます。

また、アンコール・ワットを中心に広がるアンコール遺跡群には、
アンコール・トム、タ・プローム、プリヤ・カーン、バンテアイ・スレイなど、個性豊かな寺院が点在しており、
一度の訪問では到底見切れません。

だからこそ、初めて訪れる方は「アンコール・ワット+主要三大遺跡」を軸に、
時間と体力に余裕を持った観光プランを立てることをおすすめします。

世界三大仏教遺跡群のひとつに数えられるアンコール・ワット。
その圧倒的なスケールと、千年の時を超えて受け継がれてきた歴史の深さを、ぜひ現地で体感してみてください。
きっと、写真や映像だけでは伝わらない 「本物の感動」 に出会えるはずです。

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Wandering Traveler